同志社中学校
合格-2024年度
子どもたちに希望を与えられるような作家になることです。
私は本が好きで、読書している時間はいやなことや悩んでいることを忘れることができました。そのような自分の好きなことを仕事にしたいと思い、作家になることを志にしてきました。作家になるためには様々な力を身に付けなければいけません。その力を身に付けようと、これまでたくさんの本を読み、知らない言葉は調べることを習慣づけてきました。これから中学校に行っても読書を大切にして、作家になりたいと思います。
一歩一歩の努力
私は、作家になる第一歩として中学校に入学するため、小学5年生のころに成基学園に入塾しました。人見知りな面があり、最初はみんなと勉強することに緊張していました。しかし、慣れてくると、先生から勉強のアドバイスをうかがい、自分に合う勉強法を見つけることができるようになりました。そうして、家庭でも、自分で勉強の計画を立てながら勉強を進められるようになりました。
小5の算数集中特訓や小6のラプラス特訓では、1つの教科に専念し、より集中して問題を解き進められました。小6になって日曜練成講座(日練)と日曜進学教室(日進)が始まると、自分の得意・不得意を理解して問題を解くことができるようになり、テストの復習をする習慣が身につきました。このような様々な特訓や授業を受けたことで、自分の中で不得意なものができるようになり、自分に自信が持てるようになりました。
学校選びでは、中学校のホームページやオープンキャンパスを通して、学校内の在校生と先生の雰囲気や自分らしさが出せる環境かどうかを吟味して志望校を選びました。決めた学校では、自由な校風や広い図書スペースが魅力で、世界とつながる機会が持てる授業がたくさんあることにも興味がわきました。
志望校が決まると、過去問も課題として加わりました。いろいろな学校の入試問題を取り組むことで、それぞれの学校の入試の特色をつかみ、様々な年度の問題を繰り返し自力で解く習慣が身に付きました。
このような塾での生活では楽しいこともありましたが、塾だけではなく小学校生活でもやらなければいけないことがたくさんあり、精神的に苦しかった時もありました。また、自分のしたいことを我慢したり、友達よりも点数が劣ってしまったときには、自分の無力さを感じて、落ち込んだりもしました。そのような時は、自分の負けず嫌いな性格を上手に利用して、やる気を向上させることを意識し、勉強しました。
徐々に入試が近づいてくると、これまで過去問など、たくさん準備してきましたが、それでも焦りと不安がありました。そんな時、先生が「残り1週間で合否が決まる。」とおっしゃいました。私は焦りの気持ちを少しでもなくすために一週間、自分が苦手だったところをもう一度復習し、分からない問題を1問でもなくすことに全力で取り組みました。
そうやって入試当日を迎えましたが、正直本当に大丈夫だろうかと心配でした。しかし、先生方の激励や両親の声掛けによって、あとは自分を信じてテストに向きあうだけだと思えて、気を引き締めて両親と手をつなぎ、会場へ向かいました。
第一志望校の合格発表日には、家族全員ピリピリとした空気に包まれていました。おそるおそる見てみると、結果は「合格」。先ほどまでの空気が嘘のように、緊張の糸がほどけてみんなが笑顔になっていました。「合格」の桜を咲かせる種となったのは、これまで必死に勉強してきた努力だと感じました。苦しかったとき、辛かったとき、あきらめずに勉強を続けてよかったと心から思えたと同時に、いろいろなところで支えてくれた家族に感謝し、お互い抱き合って喜びを分かち合いました。
私がこれまで勉強を続けられたのは、私が勉強するときに集中できるように環境を整えてくれたり、気分転換になるように一緒に出かけてくれたり、本当に私を心から支えてくれた家族のおかげです。そのお返しとして「合格」を家族にプレゼントできたことは本当に幸せな気持ちでいっぱいです。
これから受験をする人の中には、点数や成績が伸びずに苦しんでいる人もいると思います。けれども、そのような時こそ一番大切にしてほしいことは、自分を信じてほしいということです。自分を信じ、頑張り切ったその先には「合格」があります。その「合格」の喜びを味わってほしいと心から思っています。
私はこれから、あこがれだった中学校に入学しますが、それだけで満足するつもりはありません。自分の志の実現に向けて一生懸命かつ落ち着いて、突き進んでいきます。そのためにも、勉強をする習慣を怠らずに継続していきます。また、塾での経験を生かし、中学校でもさらに上を目指して、努力し続けられる中学生になります。そして、今まで支えていただいた先生方や家族に、より良い報告ができるように、全力で毎日を過ごしていこうと思います。
保護者からのコメント
保護者名 川上 智美
5年生で受験を決め、成基学園の入塾体験後「楽しかった」という意外な感想に驚きました。和華にとって授業が理解しやすく、いい雰囲気で教えてもらえるのだろうと入塾を決めました。当初は緊張していた様子でしたが徐々に友達が出来てリラックスして授業が受けられるようになった様子でした。友達には恵まれ、お互いが第一志望に合格できるように手作りのお守りを作ったり自習室に行く約束をしたりしていました。本好きで国語は得意な反面、算数は苦手でした。T先生に質問箇所を教えていただいたり、宿題のやり方を褒めていただいたりと親身になって下さったおかげで志望校合格!今までの努力が実った瞬間でした。この2年間で勉強方法やスケジュール管理、どうすれば効率良く出来るのか等、日々試行錯誤し、自分に合ったものを見つけ出す力が身についたと思います。この喜びと自信を糧に自分の可能性を信じて何事にも挑戦する人になって欲しいです。
担任からのコメント
初志貫徹。ぶれなかったですね。作家になりたいとの強い思いがあり、それを尊重したい、応援したいというご家族のお考えも相まって、伸び伸びと過ごしつつ、しっかりとした教養も付けたいという信念での同志社志望。元々、国語の能力はあの辛口の中田先生が「全く問題ない。文章を読み込む力は極めて優秀。」との太鼓判がありました。算数は悪くないけれども、応用問題になると波があり、不安定。2科受験の同志社にとっては苦手があってはならないと、逃げずに過去問を中心として、地道な努力を続け、日進でも偏差値が50後半に落ち着いてきたので、これは行けると思いました。とは言え、結果が出るまではハラハラドキドキし放しでした。
和華ちゃん、周りを偏りなく見て判断しようとする姿勢、好きでした。その長所を活かして、見聞をどんどん拡げ、日本初の女性でのノーベル賞を獲ってください。山科教室6-2のみんなもまちがいなく応援しています。
谷 代史子