同志社中学校
合格-2013年度
中学校受験と感謝
ぼくの夢は、ちょっとぜいたくすぎるかもしれないけれど、人の役に立てて、自分の好きなことができる仕事に就くことだ。人の役に立って喜んでもらえると、とても嬉しいからだ。 ぼくはまず、人の役に立つということは、どういうことだろうかと考えた。そして、感謝されたり喜んだりしてもらえることだと思った。では、それを効果的に実現するためには、どのようなものが必要だろう。それは、やる気や根気などだと思う。そのためにも、好きな仕事に就くことが大事だと、ぼくは思った。
ぼくは、小さい頃から科学系のことがとても好きだった。例えば、昆虫や恐竜のカードゲームなどもしたし、近くにある科学館に何回も行った。それに、三年生で習った元素が、とてもおもしろかった。でも、五年生のとき、「夢シート」を書くのに時間がかかったし、今考えていることとは、ちがうことを書いていた。しかし、「GKC 入試直結理科実験」に行ってから、すぐに将来の夢が変わった。これからは新しい中学校生活で、特に理科に力を入れて、勉強ばかりではなく、友だちもたくさん作っていって、その中で大きく成長していきたいと思っている。
ぼくが成基学園に入塾したのは、小学三年生の終わりぐらいだった。初めは、大津京教室の「トップ高ジュニアコース」からスタートした。そのときはとても緊張した。でもだんだんと、クラスの人たちや先生方とも打ち解けられた。成績は真ん中から少し上のほうだった。大津京教室は、とても楽しかったけれど、中学受験にチャレンジすることにしたぼくは、「受験コース」に入るため、山科教室に移ることなった。ちょっと悲しかった。山科教室でも、初めは緊張した。勉強もだんだん難しくなってきて、宿題の量も増えてきたので疲れることもあった。その後、複数校のオープンキャンパスに行って、第一志望校を同志社中学校に決めた。校舎がすごくきれいだったし、自分のやってみたいクラブもあったので、心の底から同志社中に行きたいと思った。そこからは、学校生活と塾との両立で大変だったが、同志社中に行けることを想像してがんばった。
そして、六年生になると宿題の量が増えてきて、勉強もより難しくなっていった。でも、そのときから、「同じ目標を持っている人たちと、一緒にいられるっていいな。」と、少しずつ思い始めた。後になって同志社中を受験するときも、「少しでも知っている人がいて、よかったなあ。」と思った。でも、その反面、家族と出かけたり遊んだりする時間が減ってしまったのがつらかった。「日曜進学教室(日進)」の成績は、国語が毎回よかった。ぼくの趣味が読書だったせいもあると思っている。算数は好きだったけれど、「日進」では、なかなか伸びず悩んでいた。でも毎朝、計算問題を解いていって、成績が上がってきたのでよかった。「日進」ではこのように、自分の成績などが具体的に分かったので、ぼくにとってはありがたかった。ぼくの成績は、得意な単元が出たときはよかった。けれど、苦手な単元が出たときはとても悪かった。
受験当日は、朝から全く緊張していなかった。試験が始まっても緊張せずに、いつも通りのペースで、答えを冷静に書けたので、終わった後はちょっと満足していた。そして、合格発表の通知がぼくに届いた。お母さんから通知を受け取ったときは、心臓がバクバクした。開けてみると、「合格」という文字が目に入った。初めは、わけがわからなかったけれど、状況が飲みこめてきて、胸に喜びが広がってきた。とてつもない解放感を味わった。
合格してみて、家族や塾の先生方がいらっしゃったからこそ、ここまで来られたのだと、とても強く感じている。力を尽くしてくださった人たちの思いを無駄にしないように、中学校生活でじっくりと勉強して、楽しんで、将来の夢が叶えられるように、ぼくは、がんばっていきたい。