同志社中学校
合格-2021年度
カウンセラーになって、障害や人間関係で困っている人たちを少しでも楽にしてあげることです。
私の周りには、学校での人間関係がうまくいかず不登校になったり、障害で苦しんだりしている人たちがいました。私は、それを身近に見てきたからこそカウンセラーになりたいと思いました。カウンセラーは、一人ひとりと向き合い、悩みを受け止め、心のケアをするので大変な仕事だと思います。でも、困っている人たちがいるなら助けたいです。私は、志に向かって、中学生になってもがんばります。
合格への道
私が成基学園に入塾したのは、小学四年生のときでした。兄も成基学園に通っていて、私も入塾しました。初めのころは、勉強よりも、しゅ味でやっていたダンスの方が私にとっては優先でした。だから、あまり上のクラスに上がりたいという気もしていませんでした。しかし五年生になって、ずっと一組だった私は初めて二組に上がりました。兄の勉強する姿を見て私も勉強しようと思い、二組に上がれたときはうれしかったです。このことがきっかけで私は勉強に興味を持ち始めたと今では思います。二組では、一組と環境がちがい、慣れるのに精いっぱいでした。でも、クラスの人たちががんばっていたので、私もがんばれました。しかし、五年生最後のクラス替えで、私は一組に落ちてしまいました。どうにか二組を維持するために私なりにがんばっていましたが、落ちてしまった。私は、そのとき勉強をしてきて初めて悔しいと思いました。
六年生になって、クラスも二組に上がり、本格的に志望校を決める時期になってきました。しかし私は、志望校がなかなか決まりませんでした。そんなとき祖母から、「同志社中学校とかどう?」と勧められました。同志社中の見学へ行って、その自由な校風に、とても心ひかれました。その日から、自分が勉強する目的ができて、勉強に対する姿勢が変わりました。
夏になって、受験生にとって大切な夏休みがきました。私は、〈お盆特訓〉がとてもためになったと思っています。〈お盆特訓〉では、自分がどこでよくミスをするのかを発見できました。解く問題はとても難しかったですが、先生の解説を聞いて復習し、自分なりに、「かしこくなったかも」と、少しうかれぎみでした。しかし、うかれていられたのも〈日曜進学教室(日進)〉の《チャレンジコース》が始まるまででした。《チャレンジコース》になって、何の問題が出るかわからなくなってから、だんだん算数の点がとれなくなりました。他の教室の人たちの強さを知ったとき、とても悲しかったです。〈日進〉の復習をしていて、私は自分が思ったように点をかせげないのは、計算ミスが多いからだと気づきました。私は悔しくて悔しくて、計算問題集を必死で解きました。でも、一度ついてしまったくせはなかなか直らず、直すのにかなり時間がかかりました。
そのころ私には、絶対にこの人だけには負けたくないという相手ができていました。それが、Rさんです。ただ合格という夢を追いかけるだけでは心が折れそうになっていた私にとって、ライバル的存在は、私の背中を押してくれる存在でした。Rさんは自覚がないかもしれませんが、私の背中を押してくれたRさんにはとても感謝しています。
そして、受ける中学校を決定するための三者面談のときがきました。私は絶対に同志社中を受けると決めていました。そのことでⅠ先生は、合格は手に届くところにあるからと応援してくださいました。三者面談も終わりかけたころ、私がしゅ味でやっていたダンスの話になりました。私は、入試までダンスと両立するつもりでしたが、入試までダンスは休むことにしました。受験勉強というしばられたなかで、ダンスは私の唯一の楽しみだったので、休むというのは大きな決断でしたが、今となっては後悔していません。むしろ、その空いた時間で赤本などを解き進め、自信がある状態で入試本番をむかえられました。
入試本番、私が予想していたよりは緊張していなくてびっくりしました。同志社中の正門の前に立ったとき、今からこの場所で試験を受けるんだと、やっと自覚したと思います。試験会場に入ると、知らない人たちがたくさんいて、みんな自信に満ちあふれているように思いました。私は、とてもあせりました。でも、今の私にできることは、これまでやってきたことを信じて全力で試験を受けることです。試験が始まり、私は〈日進〉のときのように集中して問題を解くことができました。国語に関しては、目標だった三〇点をこえている自信がありましたが、理科と算数は三〇点こえているかどうか、とても心配でした。でも、終わったことをいつまでも考えても仕方ないので、他の学校の試験を受け、結果を待ちました。結果が家に届き合格がわかったとき、素直にとてもうれしかったです。両親、祖父母、塾の先生が、心から私の合格を喜んでくれて、これまで本当にがんばってきてよかったと思いました。実はあまり合格したという実感がありませんが、これからの中学校生活がとても楽しみです。
成基学園に入塾して、中学受験という経験を通して私は、大切なことを学びました。先生の楽しい授業のおかげで勉強の楽しさを知りました。一番感謝しているのは、両親です。母は、忙しい中お弁当を作ってくれましたし、父は送りむかえをしてくれました。両親は、私を一番近くで支えてくれた存在です。本当に感謝しています。これから、私は志に向かって、努力していきます。