同志社中学校
合格-2013年度
努力は必ず報われる
私の将来の夢は、世界で活やくする獣医です。獣医になったら、小さな動物のけがや病気を治して、世界中にいるたくさんの動物を元気にしたいです。
こう思うようになったのは、あることがきっかけでした。三年生のころ、友だちと鴨川の川原を歩いていたときでした。一羽の鳥が、片足にけがをしていました。その鳥を見て、かわいそうだから助けてあげたいなぁと思いました。しかし、自分にできることは何もないと感じたので、その鳥を放っておいてしまいました。そのときに何もできなかったことをすごく後悔して、このようなことがもう二度とないように、けがや病気になって困っている動物を助けたいと考えるようになりました。だから動物を助けることができる獣医という仕事を目指すことにしました。
私は、四年生のときに入塾テストを受けて入塾しました。テストの結果はよかったのに、入塾したら、あまり勉強についていけませんでした。ショートテストや「オープンテスト」の結果はボロボロで、これで第一志望校に受かることができるのかなぁと思いました。四年生のときは、宿題の量がとてつもなく多くて、復習などできない状態でした。特に苦手な算数は、毎回のテストの点数が思うように取れませんでした。しかし、五年生になって、N先生に熱心に授業をしていただいたおかげで、「受験」を少しずつ意識することができました。するとテストの点数が徐々に上がってきましたが、まだまだ第一志望校に合格できるという自信を持つことはできませんでした。
六年生になって、毎日ていねいに復習しました。さらに、毎朝二回、計算問題集に取り組みました。夏休みには、何度も『ラプラス』などをくり返しました。すると、夏休み前の「日曜進学教室」では偏差値が五十前後だったのに、夏休み後には五十二を常にこえるようになってきました。また、夏休みを終えると、六十点台しか取れなかった算数が、七十点~八十点取ることができるようになりました。苦手な社会も毎回、点数を取れるようになってきました。成績の上がり下がりはもちろんありました。下がったときは落ちこみましたが、すぐに気持ちを切りかえて、テストの復習や暗記などに取り組みました。もうすぐ入試なのに、落ちこんでいても仕方がない、今は勉強をするしかない、と思ったのです。そうすることで、入試本番までがんばることができました。
第一志望校を同志社中学校に決めたのは、小学校五年生のときです。同志社中学校のオープンキャンパスに行ったときに、自由な校風や、私服で登校できるところ、豊富なクラブ活動などにとても魅力を感じました。そして、このようなきれいで広い学校に通ってみたいという気持ちがめばえました。「あの学校に行きたいなぁ。」そう思い、六年生の夏休みから本番に向けて、たくさん勉強をしました。例えば、苦手なところを克服するために作ってもらったプリントをしたり、過去問をたくさんしたりしました。他にも、苦手な理科や社会は暗記カードを使って覚え、また計算問題や漢字のミスをなくすようにくり返し練習しました。このように、しっかり勉強するため、家では毎朝五時三十分に起き、お風呂は十五分と決めて生活しました。学校の友だちに、「今日一緒に遊ばへん?」とさそわれても、ことわって勉強しました。受験勉強において苦しいこともつらいこともありました。でも、私はそれをのりこえることができました。なぜなら、両親がいたからです。送り迎えをしてくれたり、お弁当を作ってくれたりしました。そんな両親には、とても感謝しています。六年生にとって、受験はとてもつらくて大変なことだと思います。でも応援してくれる人がいます。激励会で多くの先生から励ましてもらい、自信がつきました。そして、第一志望校の同志社中学校に合格することができました。
私は、同志社中学校で、将来の夢である獣医になるための勉強をしたいです。また、大学は獣医学部のある北海道大学に行きたいと考えています。夢をかなえるために、がんばります。