同志社中学校
合格-2021年度
優秀な人材を育てるためにアドバイザーになって、仕事の進め方などを教え、この国を支える企業をつくってもらうことです。
父がアドバイザーで、自分も父のようになりたいと思ったのがきっかけです。この第一歩として同志社中学校を受験することを決めました。志望校への切符をつかむため、寝る時間をおしんで努力しました。これからは、自分の苦手な英語を他の教科に負けないように、寝る前に十五分間英語の読解をしようと思います。また、中学受験の経験を活かし、テストで悪いところや悪い教科があれば重点を置いて、これからも勉強していきます。
中学受験の記録
ぼくが成基学園に入塾したのは、小学四年生のときでした。それまでは、通信教材で勉強していました。ですが、成績がのびませんでした。周りの人の様子を見れば、変わってがんばれると親にいわれたことが入塾のきっかけでした。
しかし、四年生と五年生の頃は成績が悪く、勉強に対してあまり深く考えていませんでした。
六年生の初めに、志望校をどこにするかを考えていたときに、同志社中学校に興味がわきました。なぜなら、姉も父も同志社中の卒業生で、よく学校の話を聞いていました。そこで自由な校風が自分にあっているのではないかと感じて、同志社中を志望校にしようと思いました。
ですが、テストの点数の上がり下がりが激しく、合格には程遠かったので、できるだけ安定した点をとろうと考えました。まず、頭の中でやり直しをしました。すると、ショートテストの点数がどんどん上がり、一回目の漢字テストでは一〇〇問中七一問しかとれなかったのが、二回目では、八四点と十三点も上がりました。その勉強法を続けて行くと、〈日曜進学教室(日進)〉の《ベーシックコース》の成績も五五ぐらいの偏差値で安定するようになっていきました。
しかし十月になり、〈日進〉の《チャレンジコース》に分かれてからは、成績の浮き沈みがまた激しくなりました。そんなときに、お盆特訓の理科の授業でK先生から何回も書いて覚えるという方法を学びました。これを利用して、家庭では理科や社会の知識を紙に書いたり、声に出したりして覚えました。他にも算数では、ちがう単元のやり方をしたり、いろいろなやり方を考え使ってみたりもしました。また国語では、大事なところを囲んだり、細かく分けたりして考えるようにしました。国語のテキストでそれをくり返しすることで、読解の方法を身につけることができたと思います。
学校では、空き時間を上手く使うようにしました。休み時間に資料集をよんだり、漢字を紙に書いたりしました。さらには、勉強のときの姿勢を整え、集中力が切れないようにこまめに休けいしました。授業のノートを書くときには前に書かれたことを写すだけではなく、その場でも覚えることを意識しました。その成果が出たと感じたのが、〈日進〉《チャレンジコース》一〇回分の成績の推移でした。浮き沈みはあるものの、良い成績を取るときの方が多くなったのです。その後、直前期になり、過去問をしているうちに、点数が悪かったときがありました。そのときには、すぐに解き方が合っていないからだとわかりました。本文を読んでから問題を解いていたのですが、それでは解くときには文章の内容を忘れてしまって、もう一度読まないといけないので、時間がかかってしまったのです。そこで、読みながら解く方法に変えました。ただし、この方法には欠点がありました。それは、後ろに答えがあると、問題が解けないことでした。ですから、読みながら解く問題と、全てを読み終えてから解く問題に分けて、取り組むことで克服していきました。
そして入試前日。ぼくは、眠れませんでした。なぜなら、寝るときになると入試のことを考えて緊張したのです。そこでぼくは少しカロリーをとると眠れるようになるので、チョコレートを少し食べました。すると落ち着いて眠ることができました。
いよいよ入試当日。姉から緊張すると言われましたが、それほどでもなかったので、逆に安心していつも通りに問題を解くことができました。
その後、合格発表で受かったと知ったとき、心の底から喜びを感じました。今でもあのときの気持ちが忘れられません。今から考えると、合格できたのは、国語のI先生と算数のT先生のおかげです。I先生には、意識の低かった発言を叱ってくださり、恐怖心ではあるけれど、ぼくの入試に対する姿勢を変えたきっかけを作ってくださったからです。T先生は、一つの問題をさまざまな解き方で説明してくださり、自分に合った解き方を教えてくださったからです。ぼくは、先生方、親に支えてくれたことや、受験をさせてくれたことに感謝したいです。
これから受験する皆さんには練習あるのみと伝えたいです。また失敗は成功の元であるとも伝えたいです。失敗をのりこえることができれば、今までとは比べものにならないほどの喜びが待っています。ぼくも、中学受験で得た経験を武器に、中学校生活でも失敗を恐れずに、いろいろなことにチャレンジして、合格のときに感じたような喜びを、もっともっと味わいたいと思います。