同志社中学校
合格-2019年度
ロボット工科学者になり、体の不自由な人が体の不自由さを感じない生活をおくれるようなロボットを設計することです。
この志を立てた理由は、身内に体の不自由な人がいるからです。この志に向けて同志社に入学して、なまけずにこつこつと勉強をしていこうと思います。ロボット工科学者になるという目標をかなえるためにも、なまけずこつこつと勉強します。
あきらめなければ夢は叶う
ぼくは小学三年生の十一月ごろ、母に、「同志社中学校を受験するなら、成基に行くといい」とすすめられて、成基学園に入塾しました。なぜ、同志社中に行きたいと思ったかというと、母も祖父母も同志社大学出身で、その自由な校風にあこがれていたからです。
三年生では勉強を楽しみながらしていましたが、四年生になると難しさが増し、オープンテストの結果が下がってきました。そこで、どうすればいいか自分で考えてみました。そこで、時間を決めて勉強することにしました。すると、成績が上昇しました。
ただし、その後も成績は安定することがなく、五年生の組を分ける十二月のオープンテストで運良く良い点が取れて、一番上のクラスに入ることができました。
いよいよ五年生になり、今までのやり方では入試に合格できないと認識しました。そこで、役に立ったのが〈春期講習会〉でした。各教科の弱点、忘れていたところ、覚えきれていないところを復習することができました。
また、五年生では漢字検定五級に合格することができ、入試に向けて大きな自信になりました。このころになると、オープンテストの成績のムラが次第に小さくなってきました。
六年生になってからは、いろいろなことがありました。まず、内容が一段と難しくなり、宿題を計画的にこなすことが難しくなってきました。
そして、〈日曜錬成講座〉も始まりました。これは、基礎力を徹底的に養うことができ、大変ありがたかったです。
六月には、いよいよ〈日曜進学教室〉が始まりました。オープンテストよりも難しく、入試に近い問題だと聞いていたので、緊張しましたが、まずまずのスタートがきれました。
六年生の特訓の中で、一番自分が成長できたと思うのは〈夏期学習合宿〉です。三泊四日で、一日の大半を勉強に費やしました。これほど集中して、勉強したことは初めての体験で、とても疲れましたが、充実した時間を過ごすことができました。
これから入試にチャレンジするみなさんに、伝えたいことが四つあります。
一つ目は、「失敗の原因を見つけて、その対策をすれば成績は上がる」ということです。つまり、原因を追究せずになんとなく勉強していても、成績は上がらないということです。ぼくがこのことに気付いたのは、四年生後半です。オープンテストで成績が下がってきていて、何とか上げたいと考えた末に思い付き実行したことです。
二つ目は、計画を立てることです。一日に勉強する時間を決めました。塾のある日は、最低一~二時間、また塾のない日は六~七時間勉強すると決め、計画を立て、その通りに実行することに努めました。また、実行できなかったときは、計画を改善し、何とか遅れを取り戻すようにしました。
三つ目は、朝型に生活サイクルを変更することです。十二月までは夜遅くまで、長時間勉強していました。しかし、一月の〈正月特訓〉が終わった頃から、徐々に朝型に変えてきました。なぜならば、入試は朝からあり、また午後入試まで対応できるだけの準備が必要だからです。
四つ目は、最後の最後まであきらめないことです。ぼくの場合は、入試直前の教科のテキストをぎりぎりまで確認していました。特に暗記するところは限られているので、しっかり見直しをしましょう。また、そうすることで気持ちも落ち着きます。
成基の先生に、お礼を言いたいことがあります。それは、叱るときは叱り、良いことはほめてくれたことです。もし叱ってくれなければ、たるんだ気持ちで勉強をして、不合格になっていたかもしれません。また、ほめてくれなければ、自信を失っていたかもしれません。どうもありがとうございました。塾の先生のアドバイスで心に残っているのは、国語のM先生のものです。「記述は、書かなければ〇点。書けば得点できる可能性は広がる。まず書いてみよう。」その言葉にはげまされ、書くことにチャレンジしました。
第一志望校の同志社中に合格できたのは、成基の先生方と両親・祖父母など家族の応援のおかげです。今までありがとうございました。中学に入ってからは良い成績を取れるようにがんばります。
来年度受験する人たちも、がんばって喜びをつかんでください。