同志社中学校
合格-2021年度
世界中の人たちを喜ばせるために、ラグビー日本代表の選手になって、ワールドカップで優勝し、ラグビーファンを楽しませることです。
ラグビー日本代表は二〇一九年のワールドカップで、日本中の人々を感動させました。ぼくもものすごく感動し、今度は自分が人々を感動させたいと思いました。中学ではラグビー部に入り、今までに身に着けてきた技術をさらに伸ばそうと思います。そして、必ず日本代表になりたいです。
三年間のがんばり
ぼくが成基学園に入ったのは、四年生の一番初めでした。初めて行ったときの雰囲気が、他の塾より良かったからです。体験したときの先生の授業もわかりやすく、楽しかったのを覚えています。
塾に入ってしばらくすると、自分は受験コースにいることを意識し始めました。そして志望校のことを考えました。同志社中学校に見学に行ったとき、立派なグラウンドを見て、ここでラグビーをやりたいと強く思いました。校舎の中も温かみがあり、魅力的でした。その後、説明会や学校見学、体験授業にも参加しました。教室がとてもきれいでした。先生や先輩も優しく、立派な図書館もあり、ますます、この学校にいきたいという気持ちが強くなりました。
この気持ちから、塾での勉強は一生懸命がんばりました。特に、いろいろな先生にたくさん質問するようにしました。また、塾以外ではゲームをしたり友だちと遊んだりしたいときもありましたが、がまんして勉強に集中しました。好きなことが自由にできないことはつらかったですが、塾に通って学校以外での友だちができたことは、とてもうれしいことでした。ただ、テストではいつも点数が良かったわけではなく、悪いときはへこんだこともありました。でもそのときにはテストの直しに力を入れました。追い込みの時期になると不安がいっぱいでしたが、〈志望校別特訓〉や〈直前特訓〉に参加して、気持ちも落ち着き、少しずつ合格できる自信がついていきました。入試本番では、こうした特訓授業でやったのと同じような問題も出たので、本番も落ち着いて受けられました。
ぼくが受験に向けて最も力を入れたのは「赤本」と言われる過去問です。特に、ぼくが志望していた学校は、過去問から似たような問題が出ると言われていたので、科目にもよりますが二〇年分くらい解きました。最初は全然できなくて自信を失いかけましたが、先生にしつこく質問して、少しずつわかるようになっていきました。六年生になって、授業がスタートしたのですが、新型コロナウイルスの影響でZOOMでのオンライン授業でした。そのあと通常の教室での授業に戻りましたが、みんなとの距離も離れていなければならず、休み時間もおしゃべりができなかったので大変でした。
また、ぼくは夏休みに体調をくずし、入院した時期がありました。自分の体のことも少し心配でしたが、この期間に勉強が遅れてしまうことがすごく心配でした。でも、病院からZOOMで授業に入ることができ、何とか授業に参加できたので、あまり遅れることなくついていくことができました。
ZOOMといえば、入試の当日、先生方から声をかけてもらったのが、とても力になり勇気をもらいました。新型コロナウイルスは大変でしたが、ZOOMによる授業でも力がつき、激励で力をもらうことができたのは良かったです。とは言うものの、やはり当日は緊張しました。特に一教科目は、ぼくが最も苦手とする国語なので、なおさら緊張しました。でも二教科目以降の科目には手ごたえがあったので、もしかしたらいけるかも……という気持ちが強くなりました。
合格発表をウェブで見て、合格しているとわかったときは、何も考えられないくらいうれしかったです。生まれてから今までで一番うれしかったかもしれません。
このうれしさを最初に伝えたかったのは両親です。母は塾の授業のたびにお弁当を作ってくれたり、送り迎えをしてくれたり、プリント類の整理などを手伝ってくれたり、いろいろとサポートしてくれました。また、入院したときにも、身の回りのことやいろいろと助けてくれたことにとても感謝しています。それから、父は精神面でサポートしてくれました。父はアメリカンフットボールをしていたので、スポーツの魅力をよく知っています。ぼくのラグビーに対する気持ちを、一番理解してくれていたのは父だと思います。
この一年、楽しいこともありましたが、もちろんつらいこともありました。新型コロナウイルスで友だちに会えないこと、受験勉強で友だちと遊べないこと、入院したことなど。でも、それらを乗り切ったからこそ、喜びが大きくなったのだと思います。
これから受験をするみなさんも、つらいことがあってもあきらめず、楽しいことを思い起こして、最後までがんばってください。