同志社中学校
合格-2017年度
デザイナーになって、使う人が不自由なく使える物を作って、利用する人を喜ばせることです。
私は小さいころから物を作ることが好きで、将来は、物を作る仕事につきたいと思っていました。小学一年生になったころ、私は世界中のデザイナーが作った家具が置いてある店に行きました。そこで、「使い方がたくさんある椅子」を見て、自分もこのような物を作るデザイナーになりたいと思いました。
努力を最後までやり通す
私が受験をしようと思った理由は、物作りがしたかったからです。私の将来の夢はデザイナーになることで、その動機は、おもしろい形の椅子を見たことです。その椅子を見て、私もこのような物を作ってみたいと思い、その夢に近づくために受験することにしました。
初めは、受験というものがどんなものかあまり理解せず入塾し、入った時期も小学四年生のおわりごろで、みんなよりおくれていました。それでも勉強して、当時の第一志望校のA判定をとりました。その後もオープンテストでは高い判定がもらえました。しかし、それが原因だったのか、逆に私は勉強をしなくなってしまいました。算数のT先生にもしかられ入ったときよりも、勉強する量が少なくなっていることに気づきましたが、それでも、オープンテストの成績を上げるような努力には結びつきませんでした。成績が下がったときはとてもショックを受けましたが、もっと、今までの自分と比べて何がいけないのか考え直してみると、集中力がたりないとわかり、集中できるようにして、また、ある程度の成績がとれるようになりました。
私が志望校を変えたのは、小学五年生の秋でした。母が教えてくれた同志社中学校のホームページを見たことから始まって、同志社中について調べました。私は、同志社中に制服がないというところや、はく製が置いてあるというところにひかれました。しかし、それが私にとっての「難点」だったのです。同志社中は高い判定がとれず、ひどく落ちこみました。そして、自分にどれほど学力がないかがわかりました。それでも、ここであきらめたら志望校を変えた意味がない、はじめは成績が悪いのはあたりまえだと教えてもらい、なんとかのりきることができました。
そのうち、六月になり、〈日曜進学教室(日進)〉が始まりました。〈日進〉のクラスは二組でトップでした。しかし、そのことに私はまた安心してしまい、範囲があるにも関わらず予習をしていきませんでした。そのせいで、次のクラスがえでは一組に落ちてしまいました。自業自得なのに落ちこみ、もうこんなことは二度としない、と口では言ったものの、まだ勉強時間は増えませんでした。
そんな私が自分の本気を知り、変わることができたのは、〈合格達成セミナー合宿〉に行ったときでした。合格達成セミナー合宿〉は、勉強に関することは全くしないで、自分の生活をふりかえる合宿です。そこで私は、自分がどれだけ気をぬいて受験と向きあってきたかを知りました。そして、〈合格達成セミナー合宿〉が終わった次の日から、自分はどの科目のどこが苦手かテストを見て考えました。
もう一つの「難点」が出てきたのは小学六年生の秋でした。夏休みの後、たくさん勉強して、〈日進〉のクラスは二組にもどりました。でも、〈日進〉では、同志社中に受かる偏差値には届かず、「あれだけ勉強したのに」と泣きたくなるほどでした。ある程度できると思っていた算数は、一番苦手だと思っていた社会の偏差値を下回り、絶望的な点数でした。正直、そのとき同志社中に受かる自信はなく、受験をやめたいという気持ちが強まりました。でも、そのときに、先生やお母さんが励ましてくれました。そこで遊ぶ日を決めストレスを解消することで、なんとかのりきることができました。
一月に入り、入試に近づいたころ、一番あって嬉しかった講座は、〈直前特訓〉です。学校別で授業をするので、最後の確認として、とても自信になりました。特訓が終わり、当日まであと数日というところでも、私は『ラプラス』をずっとやっていました。少しでも勉強していると不安がなくなるからです。また、自分の志を思い出し、自信を持ったり、志望校の楽しそうな生活を考えてモチベーションを上げたりしていました。入試当日は会場に入っても、先生からもらったメッセージカードを、ずっとながめていました。
入試の数日前に、先生に言われたことが一つあります。「自信は努力から。」この言葉を頭において、私は入試を受けました。合格したときは、とても嬉しかったです。学校でも、友だちや先生がいっしょに喜んでくれました。入試当日、あまり緊張はしませんでしたが、緊張は決してほぐれません。その緊張に打ち勝つのは、努力から生まれた自信です。そして、やると決めたらやり通すことが大切です。最後まであきらめずにがんばっていれば、必ず自分にかえってきます。
今まで教えてくださった先生方、今まで支えてきてくれたお父さん、お母さん、今までいっしょに勉強してきた仲間に、本当に感謝しています。
これからも志に向けて、努力を続けていきたいと思います。