同志社中学校
合格-2022年度
医りょうに役立つ「モノ」を開発し、世界の人々を救うことです。
今、新型コロナウイルスが猛威をふるうなか、日本国内でさえも医りょう機関がひっ迫しています。そのようなときに役に立つモノを開発することで、医りょうのひっ迫を少しでもかん和できるのではないかと考え、この志を立てました。この志を実現させるためには世界の人々と交流する必要があると考えていて、これから多くの言語を学習し、会話できるように努力していきたいと思います。
苦しい時期を乗り越えて
私が成基学園に入塾したのは、小学四年生の十二月でした。それまで他塾の高校受験コースで学習をしていましたが、もっと難しい勉強をしたいと思い入塾しました。最初は学校でやった内容しかわからなかったため、授業についていけるかどうか不安でした。実際、しばらくは学習のペースについていくのに精一杯な状態でした。
四年生から五年生になるときに新型コロナウイルスの影響で学校が休校、塾がオンライン授業という形になりました。家にいる時間が増えたこともあり、この機会に成績を上げようと思いました。そこで、『ふりかえり力向上手帳』を使って計画をしっかり立て、宿題などを管理するようにしました。宿題が終わると社会の資料集をながめたり、四年生の前期の理科のテキストを取り寄せて習っていなかった単元を自分で学習したりしていました。
そして、五年生一回目の成基オープンテスト。テストの出題範囲をノートに復習していたため、少し自信がありました。結果は社会が満点だった一方で理科が六一点でした。結果を見て、それまでの勉強法は正しかったという自信がもてた一方で、理科のテキストをもっと復習しなくてはいけないと強く思いました。
それからは順調に成績が伸びていき、五年生の七月にはクラスが一組から二組に変わることになりました。二組に変わったことで、もっと上を目指してみようと思うようになりました。また、二組になってからT先生に国語を教えてもらうことになりました。T先生に変わってから文章題の意味調べ、音読、予習が宿題に追加されました。少し苦しかったですが、もっと上を目指せると思いワクワクしていました。
成績が五十位以内に安定してきた秋、〈最難関特訓〉に呼ばれ本部で学習することになりました。内容はとても難しかったですが、周りの人はとても勉強しているように見え、自分ももっと勉強しなくてはいけないという意識が芽生えました。このときはなるべく高い偏差値の学校を目指していたため、志望理由を深く考えずに洛南高等学校附属中学校が志望校でした。
いよいよ六年生になり、第一回成基オープンテスト。五年生のときと比べて宿題の量が多くなり、あまりテストに向けての勉強ができなかったため、自信がありませんでした。結果は総合七十二位で洛南高附中はE判定。このとき初めて自分が本当に行きたい学校はどこだろうと思うようになりました。そして、いろいろな学校のパンフレットを見ていると、同志社中学校の自由な校風が素敵だと思いました。また同志社中では自分の志に合う学習ができると考えました。そして、同志社中に絶対合格するぞという気持ちが強まりました。
〈日曜進学教室(日進)〉の第一回が実施される六月初め。計画的に学習ができていたこともあり、良い成績を取れる自信はありました。結果は総合二十二位。以前に比べてずいぶん成績が上がったので安心していました。
夏休みに入り、〈夏期講習会〉、〈お盆特訓〉が実施され、この時期まではやる気を保って学習できていました。しかし、八月後半に塾が再びオンライン授業になったことであまりやる気が出なくなりました。このころが、勉強に対してモチベーションが一番下がった時期だと思います。それを解消するために勉強時間と休憩時間のメリハリをつけて、やる気を出そうとしました。しかし、思うように学習ができず苦戦していました。
十月に〈志望校別特訓〉があり、同志社コースで同志社に合った勉強内容、勉強法を教えてもらい、本番に向けて現実味がわいてきました。しかし、思うように勉強ができずまだ苦戦していました。
そして、〈日進〉の第十六回に成績が急降下しました。それまで同志社中の判定がA判定ばかりだったのに、初めてD判定になりました。こんなに成績が悪いのは、それまであまりやる気が出なかったからだとわかっていても、自分ではどうすることもできませんでした。そんなときに、T先生に教室に来て自習をするようにすすめられ、授業がない日も自習に行きました。その効果もあり、その後の〈日進〉では良い成績をとることができました。また入試直前には算数のテキストの問題をたくさん解きました。
そして入試当日。やれることはやったので、あまりきん張しませんでした。落ち着いて試験に挑めました。そのため試験後に合格する自信がありました。
合格発表の日。「合格」という文字を見てとても安心しました。でも実は、今も合格したという確かな実感はありません。おそらく中学校に通うようになれば、少しずつ実感がわいてくると思います。なので、これからの中学校生活が楽しみです。
これから受験するみなさんも、うまくいかない時期があっても、試行錯誤して最後まであきらめずに合格をつかみとってほしいと思います。