京都市立西京高等学校(エンタープライジング科) | 七転八起【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都市立西京高等学校
(エンタープライジング科)
合格-2020年度

わたしの志は、

みんなが安心して暮らせる社会にするために、国家公務員になって国内の問題を解決することです。

僕は中学一年生のとき、電子辞書を買ってもらいました。これには日本国憲法が載っていて、見ていくうちに法に興味を持ち、将来、僕も法に関する職に就きたいと思いました。そのために最近はニュースに出てきた問題を、インターネット等で徹底的に調べています。そしてこれからは、専門的な分野にも目を向けつつ、たくさんのことを経験し、物事をあらゆる角度から捉えられるようにしていきたいです。

七転八起

僕は、小学生のときからSキッズやトップ高ジュニアに通っていました。このときの僕には、高校受験に対する思いは特にありませんでしたが、すぐ横には中学受験で合格を目指す友だちがいて、すごく大変そうだなと思っていました。中学生になると、部活と勉強の両立が求められ、試合後の疲れている状態で授業を受けることもよくありました。そのため、学校の定期テストは対策できたものの、塾のテストまでは手が回らない状況が続いていました。

そんな僕が勉強に必死に取り組む契機となったのは、三年生の〈堀川西京嵯峨野特訓 前期〉の第一回目です。このとき、僕は英語の先生の問いに全く答えられませんでした。また数学でも、今までに聞いたことのない公式がたくさん出てきたため、大きな焦りを感じました。そしてこのままではダメだと思い、今まで手をつけていなかった〈HSS模試〉や、講習会のテキストの授業で扱わなかった問題に取り組み始めました。しかし、それまでにしっかりと復習してこなかった付けが回ってきて、数え切れないほどつまずきました。同時に三年生の範囲についても、しっかりと予習・復習をする必要があったため、入試対策はどんどん後回しになってしまいました。

そんなときにとても役に立ったのが、『フォーサイト』でした。『フォーサイト』を使って予定を立てることで、一日の中に含まれていた無駄な時間を見つけることができました。そして少しずつ、自分の理想のスケジュールにすることができました。

その結果、第二回の〈Vもし〉では大きく躍進し、〈夏期学習合宿(合宿)〉では二組に滑り込むことができました。この〈合宿〉は今まで僕が経験したことのない宿泊数だったこともあり、最後までやり遂げることができるかどうか、とても不安でした。ところがいざ行くと、小学生のときに面倒を見てくださったS先生や、エスウェブでよく見かける先生方、そして隣には同じ気持ちで必死にがんばるクラスメイトがいたので、直ぐに馴染み、勉強に集中して取り組むことができました。全ての過程が終了したとき、達成感と共に今まで自分がしていた勉強は甘すぎたと痛感しました。

僕が京都市立 西京高等学校を第一志望校に決めたのは、三年のときに参加した文化祭でした。前から学校説明会には参加していて、難関大学への進学者が多いところや、フォローが手厚いという点に興味がありました。その際に招待された文化祭で、生徒主体で行事をつくっていくところに大きな魅力を感じ、決定に至りました。自分に明確な目標ができてからは、より勉強へのやる気が湧き出てきました。

それからまもなく始まった〈日曜進学教室(日進)〉第一回目では、西京高校の安全圏に入れず、また他メンバーとの差にとても悔しい思いをしました。そこで直塾(放課後、直接塾に行く)を友だちと一緒に始めました。それ以外のときにも、時間を見つけては勉強という生活を続けました。一日の中で、睡眠時間と食事時間以外ずっとメモ帳を見ていることもありましたが、それができたのは何としても西京高校へ行くんだという強い思いがあったからだと思っています。以前なら、そこまでできなかったかもしれませんが、目標ができたことで勉強に楽しんで取り組むことができました。

〈日進〉の第五回が終わったとき、仮クラス分けで僕は《チャレンジコース》の一番でした。僕は担任のY先生の助言から《ウルトラコース》に進むことを決め、推薦状を出してもらい、強い気持ちで臨みました。ところが、その《ウルトラコース》一回目では英数で最下位を取り、その後も何度か最低点を取りました。その度に、「やはりチャレンジの方が、意味があるのでは」と考えました。でもY先生は何度も相談に応じて、改善点やその方法を提示し、最後の最後まで応援してくださいました。そのおかげであきらめることなく《ウルトラコース》でやりきり、常に上下していた成績も最後の数回は右肩上がりで締めくくることができました。

そして迎えた入試当日。本命の前に私学を二校受けていたこともあり、落ち着いて受けることができました。しかし、初っ端のリスニングで思うように解けず、「落ちたな」という思いで二十五日の合格発表を迎えました。自分の番号を見つけたときは暗闇がパッと晴れたように感じ、安心感で満たされました。帰りに塾によって報告すると先生も一緒に喜んでくれて嬉しかったです。

最後に、僕は両親やクラスメイト、そして成基の先生方にたくさんのサポートを受けたおかげで、無事に合格することができました。夜遅くまで質問に答えてくださった社会のK先生、数学のT先生、W先生。とても楽しい授業をしてくださった理科のU先生、国語のI先生。僕のためにプリントを大量に用意してくださった英語のO先生。最後まで相談に乗ってくださったY先生。本当にありがとうございました。そして六年もの間、成基に通わせてくれたお父さん、お母さん、本当にありがとう。

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