洛星中学校
合格-2014年度
夢に向かって
「一二六一」。この受験番号を洛星中学校の合格発表で見たときは、うれし泣きをしそうになったほどうれしかった。
洛星中の合格発表を見る三時間ほど前にあった明星中学校の合格発表は、残念な結果となっていた。そのため、ぼくは洛星中の合格発表の前までは、不合格となり、泣きながら帰り道を歩く自分の姿を想像していた。だが、結果は違った。そのため、ぼくは帰り道はかなりテンションが高かったが、合格通知をなくしていないかどうかだけは、何度も確かめながら帰った。
ぼくは、将来、「病気で苦しんでいる人を救い、さまざまな人を安心させ、感謝をされて信頼のあつい医者」になりたいと思っている。なぜなら、母がよく、看護師をしていたときの話をしてくれたからだ。その話の内容とは、さまざまな人が病気にかかり苦しんでいるということだった。ぼくは、中学受験とは一つの区切りではあるが、ゴールではないと思うようにしている。ぼくにとってのゴールとは、医者になるという夢を叶えて、病気で苦しんでいる人を救ったときだと思うからだ。また、中学受験がゴールだと考えてしまうと、その後の人生では手をぬいてしまうかもしれないからだ。
では、受験を通してつらかったときの話を二つするとしよう。一つ目は、五年生の前半に塾に行くことがいやになり、受験などしたくないと思ったときだ。このときは、担任だった先生に励まされながら何とか乗り切った。二つ目は、六年生となり〈日曜進学教室(日進)〉が始まったと同時に、成績が一気に下がったことだ。テストの点数を見たときは、ショックで泣きそうになったこともあった。だが、どれだけショックが大きかろうと、家に帰ってからは必ず復習をした。テストで出題された問題は、次からは確実に解けるようにしていった。その努力もあってか、後半には成績が安定した。
ここからは、試験の日までに、ぼくがしてきたことについて語ろう。とにかく優先したことは、志望校の過去問題を徹底的にしたことだ。それは、その学校の問題の形式や、よく出される問題について慣れるようにするためだ。過去問題の年度によっては合格最低点に届かなかったときもあったが、〈日進〉のテストと同じように、次に出題されたら確実に解けるように解き直しをした。どれだけ自分一人で考えても解けない問題は、納得できるまで先生に質問をした。次に、ぼくが徹底したことは、授業の復習だ。授業を受けた当日にできるだけするようにした。試験の前日には、新しいことをしてもむだだと思い、国語は漢字やことわざ、四字熟語をして、理科は植物や人体、社会は苦手としていた公民の暗記分野や、苦手な単元などをしていた。試験前日の夜は、次の日にとても早く起きないといけないと聞いていたので、七時ごろに寝ようとしていた。だが、次の日の試験のことを考えるとなかなか寝られなかった。やっと寝られたと思っても、すぐに目が覚めてしまった。結局、寝られたのは夜九時ごろになった。
次は、試験当日のことについてだ。朝早くに集合をしたので、眠たかった。だが、げきれいの迫力によって眠気も吹き飛んだ。げきれいをしてくださった先生方の話は、とてもおもしろくて聞きやすかった。試験を受けている最中には、なぜかあまり緊張していなかった。きっと、げきれいのときに吹き飛んだのだろう。テストとテストの間にある休けい時間には、必ずトイレに行っていた。この行動はけっこう大事だったと思う。別の中学校の試験では、休けいのときにトイレに行かずに、テスト中にもれそうになり、集中できなかった。なので、みなさんは行くようにしてください。
最後に一言。受験勉強をすると、一度ぐらいは心が折れそうになりますが、合格するのを信じて最後までがんばってください。
2021年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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間宮 大雅さん | 知求館 |