洛星中学校
合格-2018年度
みんなが相手にやさしく接することができる世界を創るために博物館の学芸員になり、博物館に来られたお客さんに昆虫のことをわかりやすく教え、自分がお客さんの手本を示すことです。
幼い頃から昆虫好きの僕はあるとき、今まで見たことのない昆虫に出会い、どうしても名前が知りたくて、博物館まで行きました。そのとき、博物館の学芸員の方が名前やその昆虫について詳しく教えてくれました。このことがきっかけで、僕は将来、自分の得意なことを活かして人の役にもたつことができる学芸員への道を歩みたいと思うようになりました。僕はこの志に向けて、これから生物についての勉強に力をいれていきたいと思います。
最後の最後まであきらめない
僕が成基学園京大北教室に通うようになったのは三年生の三月の頃でした。その頃は、まだ入試を意識していなかったので、何となく通っていました。そのため、成績もあまり伸びずに、第一志望校も洛星中学校よりも偏差値の低い学校にしていました。
しかし、四年生の頃に洛星中のことを知り、第一志望校にすることを決めました。なぜ、第一志望校にしたのかというと、教育のレベルが高く、勉強とスポーツの両立ができ、しかも自由な校風だったからです。
毎月のオープンテストで五年生の頃は、教室の中でも成績が良かったのですが、途中から教室のみんなにどんどん追い抜かれていきました。みんなは伸びているのに自分だけ取り残されたようで、とても悔しかったのを覚えています。でも、これでは洛星中には行けないと思い、面談のときにも言われたように演習量が少ないため、演習量を増やすことにしました。
六年生になると、勉強の量が多くなり、内容も難しくなり、授業についていくのも大変でしたが、塾のない日は毎日、自習室で集中して勉強するようにしました。
六月からは〈日曜進学教室(日進)〉が始まりました。《エントランスコース》では基本的な問題が数多く出題されました。〈日進〉第三回では苦手な算数がよくできたため、良い成績を残すことができましたが、つい浮かれてしまい〈日進〉第四回では、洛星中学校に合格する確率が二十パーセント以下になってしまいました。このような成績の浮き沈みが《ウルトラコース》まで何回もありましたが、成績が下がっても次に絶対上げてやる、という気持ちで復習に取り組みました。
夏休みには、いろいろなオプション講座がありましたが、中でも〈合格達成セミナー合宿(達セミ合宿)〉がとても印象に残っています。なぜ、印象に残っているのかというと、〈達セミ合宿〉で、自分の本気を知ることができ、自分はこんなにできるんだ!!と自信を持てるようになったからです。この「自信」を持てたことで、自分はもっとできるはずだと、常に前向きな気持ちで最後まで進んでいけたのだと思います。
夏休みが終わると、すぐ、〈日進〉の《ベーシックコース》が再開されました。それと並行して学校では、運動会や修学旅行などの行事が続きました。運動会の練習と受験勉強の両立、体力的には大変な時期でした。僕は団長を務めていたので、運動会を成功させるために、精一杯がんばりました。
十一月になって学校の行事も落ち着いて受験勉強に専念することができるようになりましたが、成績はまだ伸び悩んでいました。残り二ヵ月で成績を上げるためには、これまで通りのやり方ではダメだと思い、苦手な単元を克服するために、もう一度〈日進〉第一回から、できなかった問題を抜き出して、やり直しをしました。その努力のかいあって、〈最難関志望校別特訓〉で問題を解いていても、手応えを感じるようになってきました。そして、最後の最後、〈日進〉第二十回でやっと合格ラインに達することができ、気が付けば、算数の苦手意識はなくなっていました。
赤本は冬休みから始め、洛星中の本番の試験開始時間から始めて四教科同じ時間割で取り組みました。〈冬期講習会〉や〈正月特訓〉もあり、朝のまとまった時間はそれほど取れなかったので、できる日にやっただけでしたが、合格平均点を取れるようになっていました。
洛星中入試当日は、それほど緊張せず、〈日進〉を受けるときと同じ気持ちで挑むことができました。その日の午後は東山中学校の前期試験二教科を受けました。しかし、洛星中の試験が終わって気が抜けてしまったことで、時間配分を見誤り、焦ってしまいました。
次の日は朝から東山中の前期試験四教科を受けました。昨日の失敗をくり返さないために、気を引きしめて挑んだので、良い感触で終えることができました。
そして夕方、洛星中の合格発表を見に行きました。試験本番より合格発表のときの方が緊張しました。合格者受験番号の中に自分の受験番号を見つけたときは、合格した実感が沸きませんでしたが、後からジワジワと喜びがこみ上げてきました。東山中も二つとも合格していて嬉しかったです。
第一志望校に合格できたのは自分の力だけではなく、家族や成基学園の先生方の支えがあったからだと思います。それと、京大北教室で一緒にがんばった友だちの存在も大きかったです。三年間、本当にありがとうございました。
最後にこれから受験する人へのメッセージを送りたいと思います。最後の最後まであきらめずに、自分を信じて努力を惜しまないようにしてください。その努力はきっと良い結果につながると思います。
2021年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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間宮 大雅さん | 知求館 |