洛星中学校
合格-2018年度
教えてもらえて良かったとみんなから思われるような、算数の先生になることです。
僕は最初、医者を目指していました。しかし、算数のK先生の授業を受けて、「僕もこんなわかりやすい授業がしたい」と思いました。もともと算数が好きで、小学校でもみんながわからない問題を解説したこともありました。そのような体験から、「算数は難しい」と思っている人に、「算数の楽しさ」を伝えられるような先生になりたいと思うようになりました。その志に向けて、これからも努力を続けていきたいと思います。
夢を目標にして
僕は五年生になるまで、医者になることが夢でした。しかし、医者になることには特に思い入れもなく、周りに医者になりたいという人が多かったので、何となく書いただけでした。今考えると、そのように決めたままだったら、志望校に合格できなかったと思います。
ところが、六年生の算数のK先生の授業がとても楽しくて、もともと好きな算数がより好きになりました。さらに、一人ひとりに合った指導で、合格に導いてくれる姿を見て、算数の先生になりたいと思うようになりました。成基学園のおかげで、本気でなりたいと思える夢を見つけることができました。
成基学園に入ったのは、一年生のときでした。何となく通いながら、気がつけば四年生になっていました。そのころ、オープンテストの算数で満点をとったことがありました。ところが、それがいけなかったのか調子に乗ってしまい、算数で他の教科をカバーできると勝手に思ってしまいました。
その一方で、洛星中学校を知ったのも四年生のときで、母に、志望校は早めに見つけた方が良いと言われて、学校見学会に行ったことがきっかけでした。学校の雰囲気や大学の進学実績が良かったし、自分の力でも届きそうだったので、行きたいと思いました。
そうして、算数でカバーできると思い続けて五年生になり、成績によってクラスが分けられました。上位クラスだったので、また調子に乗ってしまいました。成績はそこそこ良かったので、このまま洛星中に一直線で進めると思いました。
そして、受験学年の六年生になりました。五年生までとは違い、宿題の量が増えました。しかし、〈最難関志望校別特訓〉に入ることができたこともあり、がんばって宿題をやりきりました。ところが六月に入り、今までの調子では通用しないことを思い知りました。〈日曜進学教室(日進)〉の成績が、洛星中とかけはなれていたのです。そこで、初めてどこがいけなかったのかを考えました。すると、〈日進〉の復習をすると、宿題をする時間が足りなくなって、どちらも十分に理解できていなかったのです。つまり、今までの時間効率の悪い勉強法に原因があるという結論がでました。そのとき、すでに夏休みが目前にせまっていたので、
「この夏休みで変わってやる!!」
と決意しました。まず、理科のN先生からもらった暗記プリントを徹底してやりました。そして、算数は〈夏期学習合宿〉でもらったテキストの復習をやりこみました。苦手だった国語は、簡単なものから丁寧に復習していきました。あっという間に夏休みが終わりました。九月からの〈日進〉の成績は、良くなりました。洛星中にも大きく近づいたと思いました。
このころから本格的に、洛星中の過去問をやり始めました。夏休みにがんばったおかげで、苦手な国語以外は高得点でした。国語の長文記述は、国語のN先生に質問して復習をすると、だんだんコツがつかめてきました。
ところが、〈日進〉の《ウルトラコース》に苦しめられました。自分の得意な算数でもあまり点数がとれずに、ひどい成績が続きました。そのとき、〈日進〉の復習をすると、絶対に正解できた問題をミスしているのを見つけました。やはり、まだまだ自分に課題があることを痛感しました。ひどい点数の中でも復習をすると、じわじわ成績は伸びました。
そして、受験の重圧がピークに達した一月に、〈正月特訓〉と〈直前特訓〉がありました。体力的にもきつかったですが、これをのりこえると気が楽になり、不思議と入試が待ち遠しくなりました。
そして入試当日。全く緊張せずに、いつも通りの状態で入試を受けることができました。次の日の高槻中学校の入試が終わって、いよいよ父から洛星中学校の合否を聞くときがきました。
「受かってたよ。」
初めて味わった合格は、とても言葉では言い表せない程うれしかったです。
これから受験をひかえている人に向けて、三つアドバイスをします。一つ目は、「なまけずにやるべきことをやること」です。当たり前のことですが、難しいです。宿題を先生の指示通りにする習慣をつけておきましょう。二つ目は、九月までに各教科の暗記分野をマスターすることです。後にためると時間が足りなくなって、とてもしんどくなります。三つ目は、調子に乗らないことです。自信を持つことは良いことですが、自分はできるという思い込みは危険です。これらのことをしていれば大丈夫です。がんばってください。
今まで自分を支えてくれた父や母、そして先生方、本当にありがとうございました。これからも洛星中で、志に向けて努力を続けていきます。
2021年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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間宮 大雅さん | 知求館 |