洛星中学校
合格-2016年度
あきらめない
● ぼくの「夢」
ぼくの夢は、外科医になって、世界中で苦しんでいる患者さんを助けることです。洛星中学校進学はその夢への第一歩です。夢に向かって前に進み続けます。
● 感動の瞬間
洛星後期の結果通知を渡されるまでの時間、何回も何回も心の中で、「自分は全力でやり切った、もう思い残すことはない」「大丈夫、絶対に合格してる」と言い続けました。受験票を手渡して結果通知をもらうときには、無意識のうちに手がふるえていました。結果を知るのがこわかったのです。あれほど心に言い聞かせていたのに、自分を信じられませんでした。でも、結果通知を広げて内容を見ると、「合格通知をお渡し……」という言葉が書いてありました。何度も何度も見直しました。合格通知を先生方の手元に届けると、すごい歓声が響き、それとともに、今までにない喜びとうれしさがこみ上げて、それを先生方とわかちあいました。その瞬間は、今でも忘れられずに心に深く刻まれています。
● ぼくの「闘い」
ぼくはサッカーが大好きで、リベルタサッカーチームというところに所属していました。でも六年生になる前に、勉強に専念するために、サッカーをやめることにしました。サッカーチームの友だちと離れるのはつらいことでしたが、SSSで一緒に勉強する友だちと夢を目指すことを、ぼくは選びました。
成基学園での授業はおもしろくて、楽しくて、学校では習わないことがたくさん出てきたので、とても新鮮で、どんどんと頭に入っていくような気がしました。学年が進むにつれてその内容が高度になり、ついていくのは大変でしたが、先生の熱意に支えられ、なんとかくらいついていきました。夏休みが明け、自分の最大の苦手科目、社会を覚え直すことがとても大変でした。毎日毎日、約四ヵ月かけて全部の範囲を復習しました。いつも夜おそくに帰ってきてから一時間ぐらいするので、寝る時間もけずられましたが、それでもあきらめませんでした。すると、やっていくうちにだんだんと授業の内容もわかりやすくなり、得意科目に変わっていくような気がしました。さらに、自分の中途半端なところを攻めていき、時間がある限り、苦手なところを完璧につぶしていきました。
● メンターとの出会い
六年生になる前の〈スタートダッシュ講座〉で、受験勉強を通して一番お世話になったY先生に出会いました。Y先生は、すごく熱心に教えてくださり、どんなときでもやる気や根気、継続する力などを引き出してくださる先生でした。Y先生は、担当の科目だけではなく、全教科を見てくださいました。「おまえは国語と社会をしろ。」と、自分のやらなければいけないところを的確に指導してくださいました。Y先生はときには厳しく、勉強をさぼっていると怒られることもありました。でも、ぼくのことを思いやる優しさだと感じたので、涙はあふれていましたが、本当は感謝の気持ちでいっぱいでした。また、SSSに入ったときから、自分のことのように、ぼくのことを心配してくださっていたのは教室長のO先生です。成績が落ちたときには、なんとかぼくをはげまそうとアドバイスをくださり、少しでも成績が上がると一緒になって喜んでくださいました。O先生の喜ぶ顔を見ると、うれしくなりました。
● 最後まで……
ぼくは絶対、洛星中に入りたいと思っていました。でも、洛星前期試験では空らんのままの解答もあり、あまり思うようにいきませんでした。そして、合格発表の掲示板に、ぼくの番号はありませんでした。合格した人たちの大きな歓声だけが、痛いほどぼくの胸に突き刺さりました。喜んでいる人たちが別の世界の人に見えました。こんなに悲しいことは生まれて初めてです。でも涙は出ませんでした。受験はまだ終わってはいません。後期試験がある。ぼくは合格して泣きたいと思いました。SSSでは、洛星後期試験に向けた特別授業をやってくださいました。ぼくは、最後まで全力をふりしぼって総復習をするのみでした。
● 「志」
そうして、ぼくが一番行きたかった学校、洛星中に行けることになりました。 洛星には、優秀な人や志の高い人がたくさんいると思います。あこがれていた学校に行けるのですから、ぼくも負けないように勉強と運動の両立を目指し、世の中の役に立てるような外科医になれるように、がんばりたいと思います。
ぼくが、受験勉強を入試まであきらめずに続けてこられたのは、両親や周りの先生方に支えられたからだと思います。心から感謝しています。洛星中に入ってもなまけずに、自分の目標、夢に向かって前に突き進もうと思います。
2021年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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間宮 大雅さん | 知求館 |