洛星中学校
合格-2020年度
日本の良さを発信できる外交官になることです。
僕は二年間住んでいたアメリカで培った英語を活かせる仕事に就きたいと思い、外交官を目指すことにしました。さらに、杉原千畝さんの伝記を読んで、憧れの気持ちが強くなりました。外交官になるために、これまでは、社会科の勉強に励んだり、ニュースを見て世の中の出来事を覚えたりしてきました。またこれからは、さまざまな国についての知識を深めるなど、英語やその他の言語について学んでいきたいと思います。
中学受験のリアル
僕が成基学園に入塾したのは、小学三年生の三月でした。多分、母にすすめられて入塾したのですが、そのときは、まだ中学受験についてよくわからない状態でした。塾は初めてだったので緊張しましたが、楽しそうという期待もありました。
あっという間に四年生が過ぎ、五年生に進級し、だんだんと受験に対する考え方が変わってきました。さらに、〈やる気、本気アップ講座(志共育)〉を受けるうちに、自分の目標が決まり、どうして自分ががんばっているかという理由もわかってきました。
五年生からは授業により集中するようになりました。また自宅では宿題は丁寧に取り組み、積極的に苦手分野の克服に努めました。五年生からは〈最難関志望校別特訓〉を受講するため知求館ギャラクシーにも行き始めました。〈最難関志望校別特訓〉の授業は難しくて、手の出ないような問題もありました。
六年生に入って、〈日曜進学教室(日進)〉や〈成基オープンテスト〉などで良い成績がとれたときはうれしかったです。反対に成績が悪くなったときは、とても悔しくてつらかったです。また、地道に一つ一つのことを続けていくことも苦痛でした。なので、そういうときは気分転換をして気持ちを高めていきました。
六年生の〈夏期学習合宿〉は体調を崩してしまったので、あまりよい思い出がありませんが、〈日進〉や〈最難関志望校別特訓〉は良かったです。〈日進〉はテストが終わった後にすぐに解説を受けられるので、勘違いしていた問題や解き方のわからなかった問題を深く理解することができました。〈最難関志望校別特訓〉では、自分の志望校に合った問題に取り組むことによって、志望校の傾向がよくつかめました。十一月頃からは本格的に過去問を解き始めました。学校によって問題の傾向や量に特徴があるので、それを記録しておきました。これは直前に読み返すことでとても役に立ちました。過去問をたくさんやると少しずつ解ける問題が増えてきたので、自信がつきました。一月の〈正月特訓〉や〈直前特訓〉では、成績が下がっていく一方でした。受験直前だったので、とても悲しく気持ちが焦りました。それでも、諦めずに最後まで勉強できたので良かったです。
前受け校は岡山中学校と愛光中学校を受験しました。岡山中は初めての入試で緊張しましたが、気持ちに余裕がありました。愛光中は、二教科目の理科で失敗しました。てこの大問が計算をしても答えが出なくて、問題文を何度も読み返したけれど、やっぱりわかりませんでした。焦りと不安でいっぱいになり、他の問題も焦りながら解く羽目になりました。そして、その次の算数にも響いてしまいました。ですが、幸いなことに昼休みは母に会えたので、「難しい問題は他の人もきっとできていないよ。」という母の言葉をもらって、自信を取り戻せました。最後の社会は、いつも通りに解くことができました。
洛星中学校の受験日は、朝早かったけれど、すっと起きることができました。激励会に行って周りの塾の雰囲気に圧倒されてしまいましたが、そのときに声をかけてくれたのは、算数科のK先生でした。「前受け校で合格できたから、大失敗しない限り大丈夫。」と。その言葉をもらって本番に挑みました。
けれども、一教科目である理科をまたしても失敗してしまいました。前回以上に落ち込みましたが、二度目だったので、何とか気持ちを持ち直せました。
二日目は、帝塚山中学校と西大和学園中学校の二校を受けたので、相当疲れた日でした。早朝の帝塚山中の試験後、一時間三十分後には、西大和学園中の試験が始まり、試験終了後にはヘトヘトでした。でも、洛星中の合格を聞いたことによって、一気に疲れが吹き飛びました。その夜は、次の日も試験が控えていたので早めに寝ました。
三日目は、本命校の東大寺学園中学校の試験でした。かなり緊張していたものの、苦手な算数も手応えがあったし、何よりも全力で諦めずにできたので、とても良かったです。けれども合格発表には、自分の番号がありませんでした。初めての黒星だったのでかなり落ち込みました。また、結果を見ると、手応えのあった算数が思った以上に低く、かなりの衝撃を受けました。
受験生活を振り返って今の受験生に伝えたいことは、単刀直入にいうと、いくら成績が悪かったとしても志望校を諦めないで欲しいということです。僕も模試で、志望校の判定がEであったことや、過去問の点数が合格点よりも下回ってしまったことが何度もありました。そのときに、落ち込むのはもちろんわかります。けれども、そこで自棄になって諦めてしまうと、余計、合格の確率が低くなるだけです。しなければいけないのは、自分がどこができていないか、どこを復習すれば良いのかを分析すること。そこから、分析したことを元に実行すること。これがすごく大事です。
最後に、三年間受験生活を支えてくださった先生方と家族へ、「ありがとうございました」。
2021年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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間宮 大雅さん | 知求館 |