洛星中学校
合格-2014年度
最後まであきらめないこと
ぼくの将来の夢は、中国の歴史について調べる歴史学者です。中国の歴史の本を毎日読んでいるうちに楽しくなり、特に三国志について興味を持つようになりました。三国志検定を受けるためにいろんな知識を学んでいると、三国志についてだけ ではなく、中国の歴史についても知りたいと思うようになりました。
歴史学者になるためには、中国の歴史についてだけでなく、いろんなことを学ばなければいけないと思いました。そこで、ぼくは将来の夢を叶えるために、もっと勉強をしたくて成基学園に入りました。ぼくが成基学園に入ったのは、四年生のときです。授業はおもしろくて、よくわかり、楽しく受けることができました。しかし、〈オープンテスト〉は、毎回とても悪い結果でした。その原因は、宿題の丸付けが雑だったことです。まちがえたところをそのままにしていたので、結局わからないままになっていました。
五年生になって、これではいけないと思い、丸付けを丁寧にするように心がけました。すると効果が現れ、一組から二組にクラスが上がり、〈オープンテスト〉でも総合五位以内に入るようになりました。そうすると、もっとできるようになりたい、もっと点数が取れるようにしたいと思うようになりました。
そして、六年生になり、〈日曜進学教室(日進)〉が始まりました。〈日進〉では、いい点数が取れるようにがんばりました。〈エントランスコース〉のときは、範囲のところをしっかり復習して臨んだこともあって、とても良い成績でした。しかし、〈ベーシックコース〉になり、全範囲から出題されるようになると成績が下がってしまい、〈エントランスコース〉のときのような良い成績は、まったく取れなくなってしまいました。そして、さらに〈ウルトラコース〉になると、今までとは桁違いの難しさになり、四年生のときの成績すら下回り、見たくもないくらい、ひどい点数しか取れませんでした。それが毎回のように続きました。〈ウルトラコース〉だけでなく、共通回でも第一志望校の洛星中学校の偏差値をはるかに下回る偏差値を連発してしまい、「もうだめかな。」とあきらめかけたときもありました。それでも、絶対にやめなかったのは、〈日進〉の復習です。〈日進〉二十回で一度も復習をしなかったときはありません。できる限り丁寧に時間をかけてやりました。もうひとつ、しっかりやったことは、洛星中の入試の過去問です。赤本を繰り返しやりました。特に、算数は問題を覚えるくらい繰り返してやりました。
そして、〈正月特訓〉、〈直前特訓〉を受け、やれることはやりきったと思って、洛星中の入試日をむかえました。しかしながら、洛星中の入試を終えた後は、まったく自信がありませんでした。得意教科のひとつである国語は、結構できていたと自分なりに手ごたえを感じていましたが、もうひとつの得意教科である社会がわからず、できたと思った問題が少なかったのです。さらに、算数や苦手教科である理科では、相当苦戦をしいられました。算数は、赤本を繰り返しやっている中で、一問の配点が大きく問題数が少ないことも知っていたので、一問一問を確実に合わせようと思い、がんばりました。しかし、わかる問題があまりなく、問題の意味が取れないものもあり、あせってしまいました。しかも、算数の試験が終わったころに、頭痛がして、気分が悪くなってしまいました。その後の教科になかなか集中して取り組めませんでした。そのため、もう落ちてしまったと思いました。
結果発表の日は、まったく自信がなく受かるとは思っていませんでした。合格と母から聞いたときは、信じられない気持ちになりました。本当に驚き、そして、とてもうれしかったです。入試を通して、最後まであきらめない気持ちが大事だと学びました。〈日進〉の結果がどれだけ悪くても、復習を丁寧にし、さらに、志望校の過去問を何回も何回もやりなおして、対策をしたことが今回の合格につながったと思います。最後まで自分を信じて、あきらめなければ志望校には間違いなく受かります。これからも、自分の将来の夢である歴史学者になれるように、どんなことがあってもあきらめず、夢を実現したいと思います。
2021年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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間宮 大雅さん | 知求館 |