京都市立堀川高等学校
(探究学科群)
合格-2016年度
先を見据えて
近年の日本は景気が低迷し、将来的には、発展途上国に経済面で負ける可能性が十分にある。このような状況をふまえ、どの仕事に就けば、他国に負けない日本をつくる手助けができるだろうか。そして、多くの人に希望や幸せを感じてもらえる、土台でもある経済を支えるにはどうすればいいだろうか。
私は、経済関係の読書や社会科の勉強を通じて、金融業に従事することこそが、それらの疑問に対する自分なりの答えなのではないかと気付いた。そこで私は、金融業の一種である銀行員になりたいと思い始めた。
私が成基学園に通い出したのは、中学一年生のときであった。成基学園を選んだ理由は、成基学園の多くのメンターが受験の面だけでなく、生活や将来の面についても、手厚く指導してくださることがわかったからである。当時の私には、京都のトップクラスの高校に進学したいという気持ちがあった。しかし、それは抽象的であり、どうしてそういう気持ちになったのか明確な理由もなかった。当時の気持ちは漠然とした、ただの夢であって、目標とはかけ離れているものだった。一年生のときは、部活と勉強との両立で精一杯であり、Sクラステストでは、あまり良い順位をとれなかった。学校である程度、内申点がとれれば良いと、自分を甘やかしていた。
中学二年生になり、部活では中心的に動くようになった。最初はまだ、「受験」を意識した勉強をしていなかった。だから、Sクラステストで、良い順位をとれることはあるものの、不安定な状態が続いた。
ただ、中学一年生と二年生のときとでは大きく変わったことがある。それは、第一志望校を決めたことだ。以前から関心があった京都市立
堀川高等学校のオープンキャンパスに行ったとき、「どうしてもこの高校に行きたい」という本当の気持ちが芽生えた。おそらく生徒が中心となって学校生活を作る堀川高校の校風と、自分の高校の理想像が近かったから、その気持ちが芽生えたのであろう。この頃から「受験」に対する意識が生まれてきた。
中学三年生になったとき、受験生であるにもかかわらず、「受験」に対する意気込みがなくなる時期があった。原因は、部活がますます大変になり、勉強が疎かになったことだ。そのため、〈夏期合宿(合宿)〉のクラス分けに使われる最初の二回の〈Vもし〉で、ひどい数字をとってしまった。〈合宿〉では、一番上のレベルの会場に行くことはできたけれども、一組からほど遠い、三組のメンバーとして授業を受けることになった。そのとき初めて、勉強で悔しさを感じた。そして、「このままでは堀川高校に合格することができない」と考えるようになり、部活から勉強へのシフトチェンジをした。どういう順序で受験に取り組むか、英語科のS先生や数学科のK先生と何度も相談した。
やがて、今振り返ってみると、自分にとって一番、第一志望校合格につながったと思う〈日曜進学教室(日進)〉が始まった。一回一回順位が変動し不安が生まれることもあったが、逆に自信も生まれてきた。無論、その感情を抱くことが、合格につながったのではない。では〈日進〉で何を得られるのか。大きく二つに分けられる。
一つは、苦手な単元をほぼ全てつぶせ、また、入試本番で問題に対応する力を身に付けられることである。〈日進〉の点数にこだわりすぎず、できなかった問題を入試本番で間違わないように復習した。また、特に〈日進〉の《ウルトラコース》は、難関校志望者向けであり、入試本番と同じレベルを突破するだけの実力向上につながる。
二つ目は、入試当日に困ることがなくなることである。〈日進〉を受ける経験そのものが、不安や緊張を消していく。なぜなら、〈日進〉は、自分と同じか同レベルの志望校の人と同じ教室で受け、本番に近い雰囲気を味わえるからだ。さらに、その経験を十五回も体験できるので、慣れない環境でも対応できるようになる。
私は、〈日進〉や日々の授業で多くのことを身に付けることができた。そして、S先生やK先生と相談した結果、東大寺学園高等学校、京都成章高等学校、堀川高校の順に受けることになった。無事全て合格することができた。特に、最初に全国レベルの東大寺学園高校に合格したときには、堀川高校に確実に合格できる自信がわいてきた。京都成章高校は、特待生合格でき、堀川高校を自分の普段のリズムで受けられ、合格した。その後、いろいろな方々から祝福の言葉をいただいた。
しかし、高校合格は人生のゴールではない。自分の志を叶えるために、これから高校・大学で勉強し、自信を持って社会へと羽ばたきたい。
2014年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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O・Kさん | 知求館 | |
S・Tさん | コスモ | |
N・Rさん | 四条西院教室 | |
F・Dさん | 京大北教室 | |
M・Mさん | 松井山手教室 | |
M・Sさん | 知求館ギャラクシー |