京都市立堀川高等学校
(探究学科群)
合格-2015年度
失敗は成功のもと
僕の夢は、宇宙飛行士になることです。小さいころから星が大好きで、宇宙への憧れをずっと持っていました。はっきりと将来の夢として意識したのは、小学六年生のときです。若田光一さんの著書の『宇宙飛行』という本を読んだの がきっかけです。そこには、宇宙から見た地球の写真がありました。僕は宇宙の美しさに魅了され、のめりこみました。
しかし、宇宙飛行士になるためには、非常に厳しい試験を突破しなければなりません。夢を叶えるためにも勉強は必要です。それを理解したうえで、僕は中学受験に臨みました。自分なりにがんばったつもりでしたが、結果は不合格。立ち直るのに時間がかかりました。ですが、いつまでも落ち込んでいては高校受験にも影響します。「あの気持ちは二度と味わいたくない。」そして、次への決意を固めました。志望校は早めに決めておいたほうがいいと言われていたので、中学に入学して間もないころに、まわりからの評判がよかった京都市立 堀川高等学校の説明会に参加しました。おどろいたのは、説明会では高校の生徒が中心となって進めていたことです。僕は、迷いもなく堀川高校を第一志望校に決めました。
小学校のころの貯金もあってか、中学一、二年生の時は、とりあえず宿題をやっておけば、模試では高成績をとることができたので、あまり必死になれていませんでした。僕は陸上部に入っていて、その陸上部は練習がかなり厳しく、生活もどうしても部活の方に傾きがちでした。
何とか成績をキープしながら迎えた三年生の授業は、これまでとは比べものにならないほどスピードがはやく、ついていくのが大変になりました。とくに英語のM先生は独特の授業スタイルで、自分の課題もすぐに浮き彫りになりました。まわりとの英語の差がどんどんひらいていく中でも、何とか〈夏期合宿(合宿)〉では一番上のクラスに入ることができましたが、会場にいたのは自分よりも頭が良い人ばかりでした。「この人たちになんとしてでも勝ちたい!」という気持ちがわき上がるのを感じました。それからは特に英語に力を入れ、九月からの〈日曜進学教室〉では、苦手だった英語も点数がとれるようになりました。しかし、英語に力を入れすぎたせいか、数学の成績はみるみるうちに下がってしまい、平均点ギリギリになることも多くありました。総合が十位台と、微妙なところをさまよっているときに、〈夏期講習会〉で言われた、M先生の言葉が頭をよぎりました。「おためしで、東大寺受けるんやろ? 受けるんやったら、受かってこいよ。」そんな、なにげない言葉に僕は何度も救われ、成績が悪くても必死に復習を続けました。十月まで部活が続く中で、多忙な生活を支えてくれた家族には、本当に感謝しています。〈冬期講習会〉では、一日中塾にこもり、ひたすら赤本に取り組んだり、今までのプリントをくり返し復習したりして、受験勉強に没頭しました。年が明けてからも、〈正月特訓〉や〈直前特訓〉などのさまざまな講座で周囲から刺激を受け、「絶対に合格してやる!」という気持ちで勉強を続けました。
そして迎えた受験。最初の受験校は東大寺学園高等学校でした。全国トップレベルの学校なので、問題は非常に難しかったのですが、全く緊張せずに解くことができました。しかし、合格した手ごたえはなく、半なかばあきらめの気持ちでインターネットの合格発表を見ました。番号を見つけたときの感動は、今でも忘れられません。その次の洛南高等学校も、空パラダイムの併願は狭き門だと聞いていたので、合格したときは驚きました。けれど、もう怖いものはありませんでした。落ち着いて本命の堀川高校を受験することができ、緊張の中で迎えた合格発表で笑うことができて、本当によかったです。「冬来たりなば、春遠からじ」国語の授業でT先生から教えていただいた、「つらくてしんどいことの先には、必ず幸せがある」という意味の言葉です。これから先、将来の夢を叶えるためにも努力し続けていきたいです。最後に、お世話になった小学部、中学部の先生方、友だち、そして両親へ。本当に、ありがとうございました。
2016年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
---|---|---|
K・Uさん | 桂教室 | |
M・Oさん | 知求館 | |
Y・Kさん | 松井山手教室 | |
T・Sさん | 知求館ギャラクシー | |
S・Mさん | 御所南教室 | |
Y・Mさん | 宇治教室 |
2014年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
---|---|---|
O・Kさん | 知求館 | |
S・Tさん | コスモ | |
N・Rさん | 四条西院教室 | |
F・Dさん | 京大北教室 | |
M・Mさん | 松井山手教室 | |
M・Sさん | 知求館ギャラクシー |