京都市立堀川高等学校
(探究学科群)
合格-2014年度
合格へのカギ
僕の夢は、「社会科の先生」だ。学校や成基学園で出会った社会科の先生にあこがれ、志すようになった。その先生方の授業は、長時間聞いていても退屈することなく、社会科の世界に引き込まれていくようだった。教科書やテキストに載ってい
ない豆知識がたくさん盛りこまれた授業は、とてもおもしろく、僕は社会科が大好きになった。そして、僕もこんなふうに社会科の魅力を伝えられる先生になりたい、と思うようになった。
夢を実現するために、僕は志望校として漠然と京都市立
堀川高等学校を考えていた。八回もの学校説明会や体験学習会に参加する中で、生徒が主役となって運営する姿を目にし、主体的に行動する校風にあこがれた。そして、僕も人から言われてではなく、自分から行動できる人になりたいと強く思った。次第に、「堀川高校に絶対合格する」という思いが強固なものになっていった。
中学一年生から二年生にかけての勉強については、楽しい先生との出会いもあり、予習や復習を毎日コツコツすることができていた。
しかし、勉強を進めるにつれて、苦手教科がはっきりとしてきた。それは、国語だった。五教科の中で、国語の成績が思うように伸びなかった。小さい頃から本を読んでいなかったためか、どんなテストでも国語が足を引っ張るようになっていた。
そんな僕を助けてくださったのは、国語科のE先生だった。二年生の夏に、僕はE先生に、国語の成績を上げるにはどうすれば良いのか相談した。僕には、テストになると焦って、深く考えられないという課題があった。それを克服するためには、できるだけ多くの問題を解くのが良いとアドバイスをいただき、それ以来、毎日一題ずつ読解問題に取り組むようにした。そして、解き方が分からない問題は、すぐにE先生に質問をして、分かるようになるまで教えていただいた。その勉強は入試直前まで続けた。国語の成績は、少しずつだが上がっていった。
三年生の秋からは、〈日曜進学教室(日進)〉が始まった。初めのうちは、どの教科もケアレスミスばかりしてしまい、思うように成績が上がらず、悔しい思いをした。僕は、〈日進〉の問題を苦手単元の克服に使おうと、答えを覚えるまで何回もくり返し解いた。国語や理科、社会では、間違ったところをノートに書き上げて「間違いノート」を作った。特に苦手教科の国語では、E先生が〈日進〉終了後や授業後に、僕のテストの答案を見ながら、どこを直せばもっと点数が上がるのかを一緒に考えてくださった。
そして、〈日進〉もあっという間に過ぎ、〈正月特訓〉があった。それまでの〈日進〉や、過去問演習で力がついていると思っていた自分は甘かった。レベルの高い授業で、分からないことがとても多くあった。自分の周りはみんなできているのに、自分だけできていない、ということもたくさんあった。「あと一ヵ月半しかないのに、本当に合格できるのだろうか。」という焦りや不安から、正月の三日間は毎日、家で悔しい思いをしていた。
しかし、〈正月特訓〉の後、どの先生方からも、「大丈夫、今までどおりにガンバレ!!」と声をかけていただき、気持ちを立て直すことができた。その言葉が、入試当日までずっと僕の心の支えとなった。
そして二月二十四日、自分の受検番号を合格者掲示の中で見つけた。そのときは、とてもうれしく、母や友だちと手を取り合って喜んだ。
僕は、今回合格をつかみとれた要因は二つあると考える。一つ目は、良いサイクルで日々生活できたことだ。何をすべきなのかを書き出し、効率よく勉強できるように予定表を書いた。また、十一月からは、朝型の生活に切り替え、体調管理をしながら受験勉強を続けた。そして、できるだけ多くの時間、自習室で勉強するようにした。自習室は、集中して勉強ができ、周りには先生や友だちがいて励みとなった。二つ目は、少しでも分からないと思ったことがあったら、積極的に時間を見つけて、自分から先生方に質問をしたことだ。受け身ではなく、自分から積極的に行動し、分からないことを一つひとつなくしていくことが自分の自信となる。とにかく、自分から進んで勉強に取り組む姿勢が大切だと思う。
僕は、たくさんの人に支えられて受験を乗りこえることができた。授業内ではもちろんのこと、夜遅くまで僕の質問に答えてくださった先生方。熱心に教えてくださるその思いに応えようと、もっともっと勉強し、絶対に合格したいという思いが強くなり、最後までがんばることができた。ずっと応援してくださって、ありがとうございました。
そして、コスモまで迎えに来てくれたお父さん、コスモまで温かい夕食を届けてくれたお母さん、ありがとう。
また、一緒に勉強し、一緒に模試や特訓に行ったみんな、ありがとう。
良い生活のサイクル、第一志望校合格への強い気持ち、積極的な勉強への姿勢、感謝の気持ち、そして努力。これが合格へのカギだ。
2016年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
---|---|---|
K・Uさん | 桂教室 | |
M・Oさん | 知求館 | |
Y・Kさん | 松井山手教室 | |
T・Sさん | 知求館ギャラクシー | |
S・Mさん | 御所南教室 | |
Y・Mさん | 宇治教室 |