京都市立堀川高等学校 | 終わりなき挑戦【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都市立堀川高等学校
(探究学科群)
合格-2017年度

堀口 渉さん

わたしの志は、

合格率の高い楽しい授業のできる塾の先生になって多くの生徒を志望校合格に導くことです。

私は、家族からのサポートのお陰で、成基学園で多くの素晴らしい先生方に出会うことができました。私が京都市立 堀川高等学校に合格できたのは、先生方に習ったからです。
私は勉強すること以上に、人に教えることが大好きです。この場所で「こんな先生になりたい!」と思えるたくさんの先生方に出会うことができたので、私も先生方のようになれるよう、より一層勉強に励んでいきたいと思います。

終わりなき挑戦

「冬来りなば、春遠からじ」
「冬」すなわち困難が訪れたならば、「春」すなわち成功は遠くないだろう、という意味です。私はこの精神の大切さを、今回の受験で強く感じました。

私は小学四年生の時、友だちの中学受験をきっかけに、京都市立 西京高等学校附属中学校の合格を目指して入塾し、結果的には六年間、成基学園四条西院教室でお世話になりました。そのため、教室のいたるところに掲示された格言は今でも目に焼きついています。しかし、中学受験までの三年間、他の受験生のように継続して学習することはできず、気が向いた時か、必要に迫られた時にだけ勉強し、その貯金でしばらく遊んですごす、というムラのある勉強法をとっていました。そして、当然結果は不合格でした。しかし、この時に不合格となったからこそ、自分の甘さを知り、真剣に勉強するようになったとも言えます。

怠け者の私が、「勉強しようかな」と思ったきっかけのひとつが、〈日曜進学教室(日進)〉です。毎回正確に成績が出されるので、危機感を覚えます。また、復習という明確な課題を、七日後の次の〈日進〉までにこなさなくてはならないので、「宿題」と「自主勉強」の間のような感覚で、自学自習となりました。〈日進〉では、成績の浮き沈みが大きかったので、「英語でかせぐ」ことを念頭に、総合の成績が一定のラインを下回ることのないようにしていました。「この教科なら自信がある」という教科を一つ作っておくことが大切なのです。

一方で、数学のJ先生や社会のS先生には夜遅くまで質問を聞いてもらいましたし、国語のT先生にもらった桜蔭中学校の問題で、難解な記述問題に対応する力の下地を作ることもできました。この頃から少しずつまじめに勉強をするようになっていきました。しかし、本質的には受験に向けての心構えがまだできないまま、志望校の過去問にもほとんど手をつけずに、二〇一六年を終えてしまいました。

一月になって、ようやく焦りはじめ、「いきなり過去問を進めて、成績を上げて、友だちを驚かそう」と決めました。それからは、誰にも気づかれないようにこっそりと過去問を解き始めたことも思い出の一つです。

〈日進〉や過去問を解いていく中で、今まで足を引っ張っていた数学も、堀川高のレベル程度の点数を取れるようになりました。また、堀川高の理科の問題は、他校とは大幅に形式が違います。大問ごとのテーマにおける高校内容の基礎を、中学レベルの知識を用いて論理的に解いていく問題が多く出題される傾向にあるのです。このような、「暗記」より「思考」を重視した問題が、他の高校の知識問題より私に合っていました。そのため、〈日進〉に比べて過去問は解き易く感じました。逆に〈日進〉では英語が得点源でしたが、過去問は〈日進〉と出題傾向がやや異なっていたので、過去問を解き始めた頃は合格者平均点に届かないこともありました。そのため、入試傾向に対応する学習を、早いうちに集中的に進めることができました。このように、過去問を解くことによって、その高校独自の出題傾向が見えてきます。従って、過去問演習は、志望校に合格するための「正しい努力の方向」を示してくれる、受験生にとっての必須事項です。

過去問も解き終わった二月頃、四条西院教室で出陣式がありました。この出陣式と、その一週間後の面談が、本当の「受験勉強」を始めたターニングポイントでした。「あんた人の質問に答えている場合ちゃうで」「百%の力を出せよ」という一つひとつの言葉で、「あと一週間ぐらい、本気でやろう」と、やっと根本的に意識が変わりました。ここで意識が変わっていなかったら、合格できなかったと思います。受験を通じて、「変わるきっかけ」の重要性を知りました。その後は、英語のR先生や理科のN先生、受付や教務の先生から「大丈夫」という言葉をかけていただき、不安を解消しながら勉強を進めていきました。

私に「変わるきっかけ」を作ってくれたのは、成基学園四条西院教室に他なりません。独自の取り組みなどを通して私たちを支えてくださった四条西院教室の先生方をはじめ、授業後に補習をするなどして、授業以外にもさまざまな場面で丁寧に教えてくださったメンターの方々、多大な刺激を与えてくれた友だち、支えてくれた家族に感謝しています。

通過点である高校受験の結果にあぐらをかくことなく、将来、先生方のような講師になるため、高校でも一生懸命勉強していきます。

「やってやれないことはない やらずにできるわけがない」

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