京都市立西京高等学校附属中学校
合格-2014年度
自分の人生は自分で決める
私の将来の夢は、子どもからお年寄りまで、たくさんの人をお花で喜ばせるお花屋さんになることです。
そして、私の理想のお花屋さんは、お客さんにお花を売るだけでなく、お客さんが言わなくても欲しがっているお花が分かる、お客さんの気持ちを考えられるお花屋さんです。私はどんな辛いことがあってもお花屋さんを目指します。この気持ちを大切にしたいと思います。しかし、これまでの自分の姿では、理想のお花屋さんにはなれないと思います。というのも、自分のことは自分で決めなければならないのに、父や母にまかせていたからです。受験校も父や母まかせで、私自身はあまり考えていませんでした。また、私の理想である、「お客さんの気持ちを考えられるお花屋さん」というのも、自分のことも自分で決めることができないのに、お客さんのことまで決めるということは、とても難しいことだと思います。
SSSで受験勉強をする中で、自分のことは自分で決めて実行する、ということを学びました。受験勉強中は、「今、自分がしなければならないことは何か」をすばやく考えるということを、いろんな先生に言われました。休憩時間や少しの時間を暗記することに使うのか、一問でも多く問題を解く時間に使うのか、ということをよく考えました。いつも、私はちょっとした時間があっても、先生の指示を待っているばかりでした。あるとき、先生に注意されて、やっと自分で直すようにしました。受験が終わってからY先生に、「自分の人生は、自分で決めないといけない。」ということを言われ、私は今までの自分自身がやってきたことを思い出し、とても反省しました。そして、私はいろいろな先生が教えてくださったことを、これからもずっと心がけていこうと思います。
ところで、私が受験で困ったことは、京都市立 西京高等学校附属中学校を受験するときに、国語の記述や作文が一番必要なのに、私は全然書けなかったことでした。国語のO先生に、授業や宿題で分からなかった問題を何度も見てもらいました。私の作文を見てくださったO先生は、いつも同じ失敗をおかしている私を、毎回注意してくださいました。問題文で問われていることとちがうことを私は何回も書いてしまい、そのたび先生に教えてもらいました。
入試当日、私はO先生から、作文を書くときのポイントと、一言コメントが書かれた手紙をいただきました。また、国語のO先生には入試の直前にコメントも書いていただきました。そのおかげで、記述の問題で字数制限をこえて字数を減らさなければならないとき、そして、作文で聞かれていることと少しずれたことを書いたときも、あせりましたが先生の言葉を思い出して落ち着いて、テスト時間が終わるまでに、記述の問題も作文も書き上げることができました。そして、第一志望校に合格することができました。
将来の夢が、よりはっきりしたものとなりました。そして、そのために、中学では自分のやるべきことは何かをいつも考えて、実行しようと思います。それは、勉強のことだけでなく、友だちのことでも気をつけていきたいです。いつも自分のことばかり考えるのではなく、クラスや友だちのことまで考えられるような人になろうと思います。そうすれば、私の理想の、「お客さんの気持ちを考えられる」という夢の練習になるかもしれません。また、お花屋さんという仕事は力仕事の方が多いので、力を付けるために、部活は運動部に入ってがんばりたいと思います。西京高附中で私は、勉強だけ・運動だけの中学生になるのではなく、勉強も運動もできる中学生になりたいと思っています。そして、自分の進むべき道は自分で考えて進んでいくような人間になりたいと思います。
私はこのような中学生になりたいと思い、西京高附中を選びました。西京高附中の教育方針、 「未来社会を創造する力を大事にする」という考えのもと、六年間がんばっていこうと思います。西京高附中に本当に合格できて良かったと、今実感しています。