京都市立西京高等学校附属中学校
合格-2016年度
努力が合格へ
私の将来の夢は、おいしいパンを作って、みんなを笑顔にできるパン屋になることです。
なぜなら、自分がパン屋にパンを買いに行ったとき、店員さんの接客がていねいだったからです。また、家族みんなが笑顔になれる、おいしいパンだったからです。私も、このパン屋の店員さんたちのようになり、お客さんに笑顔を届けられたら良いと思いました。
私は、立派なパン屋になるため、友だちが困っていたらていねいに教えてあげたり、助けてあげたりすることを大切にしています。これからもまわりの人たちを思う気持ちを大切にしていきたいです。
そして、たまに料理をつくるときもパン作りのときのように、心をこめて作りたいです。
私が成基学園に入塾したのは、四年生の三月です。受験のために、と母に勧められました。そのときの私は、受験をするなら必要な力を付けないといけないと思ったので、入塾することを決めました。
しかし、塾の勉強は学校の勉強よりも内容が難しく、量もかなり多いので、みんなに追いつくことができるかどうか少し心配でした。はじめての授業は、先生がおもしろくて、思っていたよりも楽しく終わりました。しばらくすると、友だちもできて、来週もがんばろうと思えました。その友だちとは、テストの成績を競っていたので、負けたくないという気持ちが強く、テストのときには必死になっていました。でも、このときはまだ志望校も決まっておらず、受験がそれほど厳しいものだとは思ってもいませんでした。
六年生になり、志望校を考えはじめ、行きたいと思う中学校の説明会に行きました。京都市立 西京高等学校附属中学校の説明を聞くと、この学校に入りたいという気持ちが少し強くなりました。授業時間が増え、いろいろな講座にも参加するようになりました。
六年生の授業が始まって数ヵ月は、「絶対に合格を勝ち取る!」と強い気持ちを持っていました。しかし、しばらくすると、勉強するのがイヤになってしまったり、やめたいと思ってしまったり、イライラしてしまったりすることが多くなっていきました。そして、テレビを見たり、遊んだりする時間が増えていきました。
そんなときに、西京高附中のオープンキャンパスがありました。オープンキャンパスでは、中学生による学校説明がありました。その説明は、くわしくて、わかりやすかったです。だから、今、自分の弱い、「思っていることを上手に言葉にできないところ」を直せるかもしれないと思いました。
また、学校見学をしたとき、自分の行っている小学校にはない教室があったり、校舎が広くてきれいだったりしたので、とても気に入りました。このオープンキャンパスに行って、「自分は絶対に、この西京高附中の合格を勝ち取って、入学する!」と思い、志望校を西京高附中に決めました。
志望校が決まったと同時に、宿題以外の課題の量を増やし、やる気が高まっていきました。授業で習った内容の復習に取り組んだり、過去問などの宿題以外の課題に取り組んだりしました。授業内でわからないところがあったときには、先生に質問をしました。疑問をそのままにせず理解して、応用問題にも利用できるようにすることを、心がけていました。
私は、テストで思うような点数が取れなかったり、勉強した内容が多くてなかなか覚えられなかったりしたとき、とてもつらい思いをしました。でも、もし、そこであきらめてしまうと、勝ち取ることのできる合格が勝ち取れなくなってしまいます。だから、私は途中であきらめず、最後まで努力をして、できるかぎりのことをやりとげる、と心にちかいました。このときに、受験とは、しんどくてあきらめそうになるときもある、とても厳しいことだと知りました。そして、何度もあきらめそうになる高い壁に立ち向かい、必死に努力して乗り越えようとする人こそが、受験生だとわかりました。
受験は、つらいことがたくさんあります。でも、つらい思いをし、それでもがんばってきたからこそ、合格したときに達成感が感じられます。最後まであきらめずに努力して、本当に良かったです。
今までお世話になった先生方、本当にありがとうございました。私が合格できたのは、先生方のおかげです。
これから受験する塾生のみなさん、受験というものは大変でつらいものです。でも、自分の努力やがんばりが、結果となって返ってきます。努力が合格へ導いてくれます。だから、最後まであきらめずに一生懸命がんばってください。