京都市立西京高等学校附属中学校
合格-2020年度
ゲームクリエイターになり、世界中の人々を元気づけることです。
私は将来、ゲームの製作に関わる人になりたいと思っています。なぜなら、ゲームには大勢の人を笑顔にし、何かを教えることができるというすばらしい力があり、そんなすばらしい力を生み出す人になりたいと思ったからです。私は志を果たすための努力をまだ何もしていません。だからこそ人一倍努力し、志を果たしたいと思います。
大事なのは走り続けること
私が成基学園に入塾したのは、小学四年生の三月です。中学受験をしたいと思っていたので成基学園に入塾しました。
入塾したばかりの頃は、それまで通っていたゴールフリーで、私の担当をしてくださっていたTコーチの期待に応えるぞ、という気持ちと、受験に向けて本格的に勉強できることをうれしく思う気持ちのおかげで勉強がとても楽しく感じられ、習ったことを身につけていくことができました。しかし、しばらくするとその気持ちは失われ、勉強が楽しいと思わなくなり、授業を受けるといっても、ただ聞いて書いているだけという状態になってしまいました。
その影響は、小学五年生の夏にあらわれました。それまで着実にのび続けていた成績が、逆に少しずつ下がり始めました。そのことに気がついたのは約二ヵ月後の十月でした。それまで、「いつもと同じくらい勉強していたから、これはたまたまだろう。だから次はいつもと同じくらいの成績がとれるだろう」という甘すぎる考えを持っていました。しかし、この経験のおかげで、このような考えを捨てることができました。それからは、ひたすらそれまでに解いた問題や社会科担当のS先生がくださったプリントを解くなどして、ショートテストや〈成基オープンテスト〉で良い成績を収められるように努力しました。
その成果は、早くも約二ヵ月後の講習会のテストの結果にあらわれました。私は見事、最上位クラスの人とともに教室内のトップテンのうちの一人となることができました。このことがあったおかげで、入塾した頃以上のやる気がわき上がってきました。そして、その後努力が報われて、小学六年生の五月に最上位クラスへ行くことができました。
小学六年生の秋から、私はいよいよ第一志望校である京都市立 西京高等学校附属中学校の過去問を解き始めました。しかし、その成績はとても悪く、算数の平成二十五年度から二十九年度までの記述の正答率が低く、だんだんと自信が失われていきました。
そんなときに算数科担当のK先生に、「しっかり直しをしてから、平成三十年度と三十一年度の問題を解け。」と言われました。そのとき、私はろくに直しもせずに、次から次へと問題を解いていたことに気がつきました。そして、私は直しをしてから問題を解きました。すると、いつもより問題文の意味を理解することができました。このこともあり、入試本番までの私はひたすら直しをし続けて、できなかった問題をできるようにしていきました。
そして、入試当日の一月十八日がやってきました。その場にいた国語科担当のM先生や、それまでわたしに授業をしてくださった先生方が、それまでにかけてくださった言葉のおかげで落ち着いて解くことができました。
一月二十二日、ついに合格発表の日がやってきました。合格者百二十名の中に自分の受付番号があることを知ったとき、「合格した」という喜びや、「努力が報われた」という喜び、「二年間の長い闘いが終わった」という喜びが、笑いとなってあらわれました。
これから受験をするみなさんへ、私からメッセージが四つあります。
一つ目は、努力は必ず報われるということです。努力をすれば、その努力量に値する成果があらわれます。二つ目は、あきらめてはいけないということです。あきらめてしまうと、解けるはずの問題が解けなくなってしまうことがあります。入試であれば、あきらめたせいで落ちてしまうことがあります。だから絶対にあきらめないでください。三つ目は、落ち込みすぎてはいけないということです。模試などの結果が悪くて落ち込みすぎていては勉強に集中できず、時間がむだになってしまいます。だから、すぐに気持ちを切りかえてください。四つ目は、常に時間を意識するということです。前の方の問題で時間をかけすぎると、後の方にある解けるはずの問題が解けなくなり、空白ができてしまいます。そうすると合格する可能性が低くなるので気をつけてください。
最後になりましたが私を支え続けてくれた先生方、友だち、そして家族、本当にありがとうございました。
これからも努力をし続けて、志を果たしたいと思います。
2020年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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美濃部 葵さん | 四条西院教室 |