京都市立西京高等学校附属中学校
合格-2018年度
世界で活躍し、何事にも努力できる水泳選手になることです。
私は四歳の頃から水泳を習っていました。水泳を続ける中で、もっと速く泳げるようになりたいと思うようになりました。また、スポーツ選手の本を読んだとき、何事にも努力する姿勢にあこがれました。このことから、何事にも努力できる水泳選手になることを志しました。この志を達成するために、中学校では自分から挑戦していくことをがんばりたいと思います。
未来へのスタート
私は、四年生の終わり頃、受験をしようと考えました。志望した中学は、京都市立 西京高等学校附属中学校です。
西京高附中を選んだ理由は主に二つです。一つ目は、勉強も部活もがんばることができるからです。二つ目は、積極的に物事に取り組む姿勢が身につけられると思ったからです。この頃の私は、自ら取り組むということができていないと感じていたため、西京高附中の校訓「進取・敢為・独創」という言葉が魅力的でした。
初めは、受験に向けて通信教育で勉強していました。しかし、いろいろな塾などの模試を受ける中で、他の受験生の成績や、どれだけの努力をしているのかがわかる環境の方が、自分も努力できると思いました。そして、五年生の夏に成基学園に入塾しました。私が入ったのは洛北西京コースでした。入ってすぐに友だちもでき、楽しく勉強できました。でも、五年生の間は、塾に行って授業を受け、家に帰って宿題をするというだけで、満足してしまっていました。
六年生になると、今まで二教科だった授業が四教科になり、宿題も増えました。初めは宿題をこなすことしかできませんでしたが、慣れてくるとわからない問題について質問をしたり、自分の苦手な問題などのプリントをもらったりすることで、勉強する量を増やすことができました。すると、解ける問題が増えてテストの点数が上がりました。このようなことがくり返されて、勉強を楽しいと感じられるようになりました。
日曜日の講座もありました。私が受けていてよかったと感じたのは、〈日曜進学教室(日進)〉です。〈日進〉は、受験コースの人たちと同じテストを受けられ、自分の順位がわかります。今まで洛北西京コースでしか競ったことがなかった私は、受験コースの人たちの実力がどれだけ高いのかということを実感しました。このままで自分は合格できるのか不安になり、〈日進〉の復習はたくさんしました。
それでも、私の成績は伸びませんでした。十月に受けた〈西京高等学校附属中学模試〉で、私はB判定をとりました。今までの模試では、A判定をとれていたので、とてもショックでした。原因は適性Ⅱ算数にありました。点数は五十点以下で解けなかった問題が多くありました。今まで課題をがんばって、解けるようになった問題が一番多いのは算数だと思っていたので、悔しかったです。だから、今まで以上に算数の復習をたくさんしました。そして、何とか次の模試ではA判定をとれました。
その後、〈冬期講習会〉や〈正月特訓〉、〈直前特訓〉などを受けました。一日一日があっという間に過ぎていきました。受験日まであと少し、体調をくずさないように気をつけながら勉強をしました。
そして、いよいよ入試当日。八日前に香川誠陵中学校を受けていたので、あまり緊張はしませんでした。両親や先生の応援のおかげで、落ち着いて会場に入ることができました。私が一番心配だったのは面接です。西京高附中の面接では、約五分前に問題が出され、それについて答えるということと、自分が西京高附中を志望した理由を「簡潔に」答えることの二つがポイントです。ここでは、短い時間で自分の考えを持つことと、自分の考えをわかりやすく、簡単にすることが大切になります。だから、塾で練習をしてきて、よかったと思いました。
合格発表の日。自分の番号を見つけたときはうれしかったけれど、実感がわきませんでした。いろいろな書類を書いて、家に帰ったときに初めて合格したんだと思い、これから始まる中学校生活が楽しみになりました。
うれしかったことは、受験した全ての学校に合格できたことです。京都女子中学校のⅢ類も、周りから難しいと言われていた立命館中学校後期のアドバンストコースも、そして第一志望校の西京高附中も合格できました。自信のない問題もあったため、とてもうれしかったです。
中学受験が終わっても、まだ中学校生活のスタートラインに立てたばかりです。今までの努力やつけてきた知識を生かし、私を支えてくれたたくさんの人に感謝して、中学校生活をスタートします。
そして、中学校でたくさんのことに挑戦していきたいと思います。