京都市立西京高等学校附属中学校
合格-2019年度
人権派の弁護士になって、障がい者や外国人などのたくさんの人を笑顔にすることです。
私はテレビ番組で、嫌がらせなどの被害に苦しむ人々を弁護士が救うのを見て、困っている人をあんなふうに救うことができる弁護士になりたいと思いました。志に少しでも近づくために、社会の問題に興味を持つだけでなく、それにどう対処すべきか自分の意見をしっかり持とうと思います。
未来へつなぐ
私は小学三年生のときに中学受験をしようと思い、京都市立西京高等学校附属中学校を志望しました。
西京高附中を選んだ理由は、二つあります。一つ目は、英語をしっかり学ぶことができるからです。これからの社会の中で英語ができれば外国人と直接話すことができ、便利だと感じました。二つ目は、コミュニケーション能力や、多様な価値観を身につけられると思ったからです。弁護士に必要なコミュニケーション能力と、いろいろな人の立場で考えるための多様な価値観を、西京高附中の学習の中で身につけていけると感じました。
私は、成基学園に四年生の春から通いました。はじめ私は、中学受験コースに入りました。四年生のうちは友だちと楽しく勉強していたのですが、五年生になって宿題がどんどん追いつかず、しんどくなりました。受験をやめようとも思いましたが、洛北・西京・園部クラスに変わることで、引き続きがんばることにしました。このとき受験をやめなかったのは、西京高附中に行きたいという気持ちがまだ残っていたからだと思います。洛北・西京・園部クラスは、宿題の量や授業のペース、クラスの雰囲気が自分に合っていて、気持ちを持ち直すことができました。また、西京高附中に特化した授業内容で、時間配分や記述問題など、細かく丁寧に指導してくださいました。
私が受けて良かったと感じるのは、〈志望校別特訓〉です。同じ西京高附中を目指す人たちの中で、自分がどのくらいの位置にいるのか、また中学受験コースの人たちとの実力の差を実感できました。また、志望校に合わせた指導をしてくれるので、とても役に立ったと思います。
私は、六年生の半ばくらいのときに成績が沈み、停滞しました。模試では一回目のA判定から一気にC判定に落ち、次もC判定だったので、自信を失っていきました。でも、そこで立ち止まらず、自分の苦手な算数の点数を上げようと思いました。それまでのテストから苦手な単元を見つけ、その単元の問題を何度もくり返し解きました。自分の欠点と向き合うのは、苦しかったですが、次の模試では、算数が七〇点台でA判定をとることができました。この最後の模試でのA判定は、大きな自信につながったと思います。
入試前日に、私は暗記単元や、面接の想定問答をまとめたノートをつくりました。ノートをつくりながら復習できるので、とても良かったです。
そして、いよいよ入試当日。西京高附中の入試会場に入るまで実感がわかず、あまり緊張しませんでした。会場に入った後は、前日につくったノートを見ながら、本番ギリギリまで復習しました。一番、面接が緊張しました。でも、塾で練習したときのアドバイスを思い出し、無事に終わることができました。
ついに、合格発表の日。私は、適性をみる検査Ⅱの問題が全然できなくて、不合格だと思っていたので、自分の番号を見つけたときは喜びより、おどろきが勝っていて、とまどいました。その後も実感がわかず、家に帰ってやっとうれしさがこみ上げてきました。
これから受験をする人に伝えたいことが二つあります。
一つ目は、自分の苦手な教科や単元から目をそらさないことです。自分の短所と向き合うのはとても辛いですが、その苦手意識をなくすことが合格につながると思います。
二つ目は、最後まで絶対にあきらめないことです。成績の浮き沈みで自信をなくすよりも、どの問題でどのように間違えたのかを見直し、質問、解き直しをして、次につなげるようにしてください。
人生は、中学受験で終わりではありません。中学校で、他の人に差をつけられないように復習を徹底し、積極的に質問して学ぶ機会を活かしていきたいです。また、これからの学ぶ姿勢が自分の力、自分の未来につながっていくということを頭に入れて、主体的に取り組んでいこうと思います。
最後に、今まで支えてくれた家族、成基学園の先生のみなさん、ありがとうございました。みなさんの支えをむだにしないように、努力し続けていきます。
2019年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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鹿野 美月さん | 知求館ギャラクシー |