京都府立嵯峨野高等学校
(京都こすもす科)
合格-2018年度
英語の教師となり未来を創っていく生徒を育てることです。
この志を持ったきっかけは、これからの時代に必要となる英語を三年間学んできてその楽しさというものに気づいたからです。その楽しさをこれから世界に飛びたつ生徒たちにも気づいてもらいたいと感じたからです。そして「この先生に教えてもらうことができてよかった。」と全ての生徒に感じてもらいたいです。
努力し続けること
僕の志は、英語の教師となり、英語の楽しさをこれからの世界を創っていく生徒たちに知ってもらうことです。
小学校卒業のときには自分の夢は持っていませんでした。そんな状態のまま小学生から中学生となり、成基学園に入りました。そのため一年生の頃は熱心に勉強をすることはできませんでした。その頃は「受験はまだまだ先のことだ」と考えていたため、勉強に対する態度を変えようとすることすらできませんでした。
そして二年生となったある日、そのころ担任だったⅠ先生に「ちょっとずつでもいいからテスト期間の間は塾の自習室にこうへんか」と言われ、ためしにテスト期間に行ってみることにしました。そのおかげで、テスト期間は塾の自習室に行くという習慣がつきました。また定期テストでも点数が少しずつ伸びていき、勉強が少しずつ楽しくなってきました。
一年生の頃は、英語は苦手でしたが、二年生となったときS先生と出会い、英語の力が伸びていったことを自分でも感じられたことも、勉強が楽しくなってきた理由だと思います。
その頃から、「どの高校に行きたいか?」を考えるようになりました。そうしてパンフレットなどを読み、自分の実力より少し上だった京都府立 嵯峨野高等学校に行きたいと思いました。
三年生となり「嵯峨野高校に合格するためには何をすれば良いか?」をまず第一に考えました。その答えは、とにかく本番で人よりも多く点数をとるために本気で勉強をするということです。実は、一、二年生の内申点がよくなかったのです。そのハンデを埋めるため、とにかく毎日、塾で自習を続けました。部活が終わったら勉強により一層時間をかけることができました。
そして初めて他の人との実力の差を感じさせられたのは〈夏期学習合宿(合宿)〉でした。僕は上位の会場に行くことができましたが、上のクラスの人たちの足下にも及ばず悔しく感じました。それでも自分の課題や理解していないことがわかりました。また、メンターの方々の熱心な指導や新しい仲間と勉強することは、自分のモチベーションをあげてくれました。このようなことから、僕は〈合宿〉に参加できてよかったと感じています。
〈合宿〉が終わると、すぐに〈日曜進学教室(日進)〉が始まりました。〈日進〉の《ベーシックコース》では、自分よりも賢い友だちより上位になることを目標とし各回に臨みました。結果としては、一度も上位になることはできませんでした。しかしその目標は、勉強をしたいという意欲を僕に与えてくれました。《ベーシックコース》が終わり《チャレンジコース》が始まりました。《チャレンジコース》は基本となる問題から応用問題まであり、自分の苦手な場所を改めて教えてくれました。そしてその復習を丁寧にしました。社会科が苦手なのを改めて教えてくれ、危機感を与えてくれたのも〈日進〉でした。社会科を克服するために、たくさんの問題に取り組み、丁寧に復習しました。
〈日進〉が終わってあと受験まで一ヵ月となったときに、弟が中学受験で第一志望校に合格できませんでした。内申点が低いから自分もあぶないと感じ「もういやだ」と思うことが何度もありました。でも勉強を続けるしかありませんでした。絶対に嵯峨野高校に行くと決めましたし、なにより両親に志望校合格を知らせ喜ばせたかったからです。
そうしてとうとう受験日がきました。とても緊張しましたが、自分のやってきたことを信じることしかできませんでした。
発表までの一週間はとても緊張しました。
そして訪れた発表の日。自分の番号がかいてあるのを見た瞬間は忘れることができません。母も喜んでくれて、改めて勉強を続けて良かったと思いました。
この受験は、僕のこれからの人生において、とても大切なことを教えてくれました。
一つ目は、目標を持ちその事に向かって進み続けることの大切さです。僕は嵯峨野高校合格という大きな目標を持ち、〈日進〉では友だちを抜かすという目標を持ちました。また社会科を克服するという目標ももちました。どんなことでもいいと思います。何か自分の成し遂げたいという目標を持ち、それに向かって進むことが大切なのです。
二つ目は、自分の決めたことから目をそらさないことです。毎日自習に行くと決めてからは、僕は逃げることはしませんでした。
三つ目は感謝することです。この受験はたくさんの人に支えられました。また志を持つきっかけともなりました。
塾のメンターの方々、一緒に勉強をしてきた友だち、弟、僕が塾に通うために働いてくれた父、毎日お弁当を作ってくれた母、みんなに支えられてきたのだと思います。本当にありがとうございました。