京都府立嵯峨野高等学校
(京都こすもす科)
合格-2018年度
世の中で困っている人々の役に立つことです。
世界的な戦争はここ数十年起こっておらず平和ですが、世界中には、今なお治安の悪化や貧困で悩んでいる人がいます。その人たちのために、どんなことでもいいから、何か実質的な助けになってあげたいと思います。そのために、自分がすべきことを見い出し、何ができるかを考えます。苦手な英語を克服して、世界中の人々と話ができるようになりたいです。
感謝の気持ちを伝えたい人
私は、小学五年生の終わりに入塾しました。当時、私は学校の授業内容だけでは物足りなさを感じながらも、基礎問題しか解けないような少年でした。小五の冬に〈冬期講習会〉に参加し、学校とはまるで違う、とてもハイレベルな授業がおもしろくて入塾を決めました。
しかし中学生になると、部活動との両立がとても難しくなり、何度も継続を諦めかけました。また、模試での成績が大きく上下し、不安ばかりが大きく残り続けていました。
入試まで半年を切った中三の九月、いよいよ〈日曜進学教室(日進)〉が始まりました。〈日進〉では、英語や数学、国語を中心として勉強していましたが、思うような点が取れず、苦労ばかりしていました。
私は、数学を得意にしていたものの、少しのミスで大量の失点につながったり、問題へのひらめきが足りずに、時折、自身の予想をはるかに下回ったりする点を取ってしまいました。
私は〈日進〉で出た問題を復習するときに、解答への導き方や手順に重点をおいて、たくさんの問題を通して、「慣れる」ことで実力(問題の要旨を素早く読み取る力)が身に付きました。復習の積み重ねで、この「実力」が身に付いて、合格への決勝点になったことを思うと、あがいてきた日々が無駄ではなかったと感じられ、嬉しく思います。
入試までに、それを体感できたのが〈直前特訓〉でした。難しいはずの問題の解法が、すぐに頭の中に思い浮かんできました。〈日進〉で苦労していたはずの問題を、スムーズに解くことができたことが、「合格できる!」という自信に繋がりました。
いよいよ入試当日。決着の日ということで成功像をイメージしながらも、少し緊張していました。でも、校門の前におられた、いつもお世話になっているU先生の顔を見ると安心することができました。
数学の試験では、他教科での差を取り返す覚悟で、「数学の勘」(実力)を全力で働かせた結果、試験中や終わってからの手応えは良くなかったものの、得点を見ると、数学の点数が合格のための得点源になっていました。
手応えが良くないという思いも払いのけて、一割程度の希望を胸に「不屈」で在り続け、自分の力を信じて残りの試験を受けました。「練習」(受験勉強)では向上心を持ち、「本番」(入試)では平常心を持って自他を比べないということの大切さを、身をもって感じました。
合格発表の日、合格者一覧に自分の受験番号が載っているのを見つけたとき、合格できたことの喜びや達成感と共に、それらを上回る安心感がこみ上げてきました。安心感、つまりは、「~でよかった」という感情です。
特に二つ強く感じたことが、「これまで、お世話になった成基学園の先生方の思いに報いることができて良かった」ということと、「これまで、たくさんの苦労をかけた両親に「合格」という結果をお土産として持ち帰ることができて良かった」ということです。これまでに感じたことのない、この不思議な感情を、心から愉しむことができました。
これから受験に挑むみなさん。「あー、もう駄目だな」「負けてしまった」ではなく、「負けてたまるか」という気持ちで、「次こそは」の「次」に向けて、今よりも高いところを目指すことが、とても大切だと思います。「余裕」は試験当日の楽しみに、「自信」をそれまでの心の糧にしていきましょう。先生方は、受験という跳び箱を越えるためのバネとして、がんばるみなさんを全力でサポートしてくれるはずです。一日一日を大切にしてください。
私も「一日一日を大切に」無駄なくムラなく過ごしたいと思います。高校生活は中学校よりも忙しく、そして、より学習内容が難しくなるため、時間がもっと惜しくなるはずです。だから、今回の高校受験の反省として、無駄になっている時間を有効活用できるようにしていきたいです。
今回の受験を通して、一番感謝したい人は両親です。私の学力向上のために一生懸命働いて、塾代を稼いでくれただけではなく、さまざまなサポートをしてくれた二人の存在があってこそ、成基学園に通うことができ、第一志望校合格を勝ち取ることもできました。感謝の気持ちでいっぱいです。今まで、本当にありがとうございました。これから、次の目標「大学受験」に向けてがんばっていくので、もうしばらくの間、サポートをお願いします。