京都府立嵯峨野高等学校(京都こすもす科) | 努力し続けたことの大切さ【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都府立嵯峨野高等学校
(京都こすもす科 共修コース)
合格-2024年度

わたしの志は、

スポーツ学を通じて社会や人の役に立つことです。

僕がこの志を立てたきっかけは、テレビやネットでスポーツを見て、日々勇気や感動をもらっていることです。だから僕はスポーツ選手ではなく、選手を支える立場として感動を創ることに携えるような人になりたいです。今現在僕はどんな仕事があるのか具体的には知識がないので、色々な人と出会って学んでいきたいです。また、日々の生活でも自ら人を助けられるように心がけて行動したいと思います。

努力し続けたことの大切さ

僕は小学校5年生の春にこれまで通っていた学習塾から、成基学園に入塾しました。よりレベルの高い環境で勉強の習慣を身につけることが、5年後の高校受験に必要だと思ったからです。また友達が中学受験コースで必死に勉強に励んでいる姿が刺激になったことも理由の1つです。小学校の2年間では、予習→授業→復習の習慣が身につき、中学生への準備がしっかりできたと思います。また中学受験をした友達が洛南中学校や京都府立洛北高等学校附属中学校に合格している姿を見て、「今度は自分の番だ。」という思いが強くなりました。

中学校に入学してからは、塾で習った内容を完璧にマスターすることを心がけて日々塾に通っていました。その結果、学校で5教科オール5の成績を維持することができ、積み重ねの大切さを実感していました。

しかし僕は3年生になっても受験生だという自覚をもつことがなかなかできませんでした。理由として、志望校を決めかねていたということがあります。2年生の頃から積極的にオープンキャンパスに通ってはいたのですが、その学校のデメリットばかりに目がいってしまい、自分に合う高校を見つけられずにとても迷っていました。また僕は堀川西京嵯峨野講座を受講していたのですが、志望校が決まっていないこともあり、モチベーションを上げることができずにただ講座を受けているだけという時期もありました。

それでも自分を変えるため、夏休みからはゲームすることを止め、日曜進学教室(日進)や普段の授業にも休まず出席し、より一層集中して取り組みました。そして、11月に志望校を京都府立嵯峨野高等学校にすることを決定しました。嵯峨野高校の落ち着いた環境や雰囲気が勉強を頑張ったり、高校生活を楽しみたい自分にとって一番合っていると感じたからです。また塾の先生の「君は嵯峨野が合っている」という言葉にも後押しされました。そしてモチベーションがあがってきた僕は、日進の回をますごとに順位がどんどん上がっていき、自信も実力もついてきたと感じていました。しかし、また大きな悩みが生じてしまいました。それはテストでケアレスミスが続いてしまい、点数が伸びないというスランプに陥ってしまったことです。日進で自分でも信じられないようなミスを連発し、点数が下がってしまった時はどうすればよいのだろうと自問自答を繰り返しました。また堀川西京嵯峨野特訓でつまらないミスをする自分と周りで正解を重ねる他人とを比べてしまい、焦りが大きくなっていました。改めてふり帰るとこの時期が自分にとっては一番辛かったと思います。

年が明け、私立高校入試1ヶ月前となり、このままでは、後悔してしまうと感じた僕は自信を取り戻すため、これまでとは比べものにならないぐらい過去問などを含めた演習量を増やしたり、頭の切り替えが早くできるよう練習しました。特に頭の切り替えをすることによって、難しい問題には見切りをつけ、自分ができる問題から確実に解いていくことによってケアレスミスも減ったのではないかと思います。先生も「捨てる勇気をもつことが大切」だとおっしゃっていたので、その言葉がとてもはげみになりました。

このように徐々に自信をとり戻した僕は、併願の私立高校2校に合格することができました。本命の嵯峨野高校までの間に気持ちが切れてしまう時もありましたが、早く合格して楽になるんだという気持ちを持ち続けて、塾から配布されたプリントや他校の過去問を徹底的にやり込みました。

そして公立高校前期の受験の日。不安はないと言ったら嘘になりますが、やれることはやったと感じ席に着きました。しかし、数学で焦って頭が真っ白になってしまい、テスト中であるにも関わらず、気持ちが深く沈んでしまいました。そこでこれではいけないと思い、日々練習してきた頭の切り替えをすることを心がけました。その結果、次の社会では生まれ変わったかのような気持ちでテストを受けることができ、実際社会で点を稼ぐことに成功しました。全てのテストが終了した時は、合格している自信はなく、中期受験もあり得るのではないかと考えていました。

そして合格発表当日、自分の番号を見た時に合格したという驚きと安堵感で心がいっぱいになりました。得点開示を受けた後、改めて考えると、受験当日切り替えができたことと内申に救われたことが分かりました。そして、日々の努力の積み重ねが大切なのだと実感しました。

最後に、第一志望合格という結果を勝ち取れたのは、たくさんの人が支えて下さったおかげであると思います。高校では、その感謝を忘れず、学べる幸せを感じて生活したいです。また、小さなことを積み重ねて大きなことを成せる人になりたいです。そのために成基学園での5年間の努力を忘れず、常に自分らしい道を進んでいきます。

保護者からのコメント

保護者名 藤原 順二

中学受験はせず、地元の公立中学へ進学し高校受験で頑張ることが本人の希望でした。中学入学後は、3年間の内申点が大切と意識してコツコツと頑張っていたように思います。
本人は普段からあまり感情の浮き沈みを見ませんが、日曜進学教室で成績が良くない時には「今回は結果を聞かないで。」と落ち込むことがあり心配しました。今考えれば本番前に失敗を経験できた事は良かったと思います。
また、3年生の後半には先生を頼りに「塾で質問してくる。」と積極的に自習室に行くようになり、成長を感じる事もできました。
第1志望校の学力検査では、目標点に届かなかったようですが、3年間の内申点のおかげで合格でき、「努力してきた過去の自分が助けてくれた。」と喜び合うことができました。
高校では多くの選択肢の中、自分の意志を持って進んでいって欲しいと思います。
成基学園の先生方には5年間、様々なご指導を賜り、本当にありがとうございました。

担任からのコメント

「学べる幸せを感じて生活をしたい。又、小さなことを積み重ねて大きなことを成せる人になりたいです。」この言葉を受け取った一人として、僕は責任をもとう。君がその希望をかなえることができる器を持つ人間であることを。
「君を信じている。」とか、「君には才能が溢れている。」とかそんなことは言わない。ただ、この1年間の君の取り組み方や君のものを知ろうとする目や態度から、直観的に僕は感じている。きみが自分の人生を大切に歩める人間であることを。だから、君にこの言葉を送ろう。『平常心是道(へいじょうしんこれどう)』。この言葉の意味は、「良いときも悪いときも引きずらない。」というものです。これから何があっても泰然自若(たいぜんじじゃく)の姿勢でいることが、今と変わることない、静かで穏やかな心持ちで時を重ねられることにつながる。この姿勢は将来、君が持つリーダーの品格を決める最も重要な要素の一つになるでしょう。君に幸あれ。

森 誠司

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