京都府立嵯峨野高等学校
(京都こすもす科)
合格-2022年度
誰もが楽しく過ごせるように、困っている人を公認会計士になって助けることです。
僕の考える「誰もが楽しく過ごせる」とは、自分を含めた人全員が毎日笑って、自分の夢を叶えるために一生懸命努力をすることができるということです。僕はこの志を達成するために自分から行動でき、困っている人を助けられるような、すてきな人になります。
嬉しい楽しい受験
僕にとっては次の二つのことが大きな課題でした。
一つ目は、英語の成績が伸び悩んだことです。
中学三年生になって入塾し、いろいろなテストの結果を分析するうちに、英語を伸ばさなければ全体の成績を上げることは難しいことがわかりました。〈日曜進学教室(日進)〉が始まり、順位や偏差値が発表されるようになると、数学と理科は納得できる結果を出すことができました。しかし、英語は平均以下になることもありました。さらに入試当日の点数も数学の点数が良く、英語の点数は物足りない結果でした。
その原因として考えられることは、僕は小学一年生の頃から近所の学習塾に通っていて、数学は当初から好きな科目で積極的に取り組んでいましたが、小学四年生から始めた英語はおもしろいと感じられなかったので、いい加減に取り組んでいたことだと思います。つまり、数学と英語ではかけた時間と質が違っていたのです。
二つ目に、僕は学校の学習・部活と塾の学習の両立に苦労しました。
入塾当初は、生活リズムが今までと大きく変わり、とても疲れました。部活後に家に帰ってから、すぐにご飯を食べます。電車に乗り登園して、授業を受けて、電車に乗って帰ります。家に帰るとお風呂に入り、課題を終えるとやっと寝ることができました。さらに部活の朝練に行くとなると、本当につらかったです。そのため授業をよく寝てしまいました。しかし、通塾を重ねるにつれて不思議と慣れていきました。
また、学校の定期テスト前にあった一回目の〈堀川・西京・嵯峨野模試〉では、勉強時間を確保できず追いつめられ、判定はすべてEになってしまいました。そこで優先順位を考えて勉強することが重要であることに気がつきました。最初は、考えた時間配分の通りにできませんでしたが、自然と上手く順位をつけられるようになりました。
この二つのことから、僕はどんな新しいことをするにも時間が必要だと思いました。
この二つの課題と闘う原動力は、目標が明確にできたことだと思います。僕には具体的な目標となるものが三つありました。
一つ目は、講習会や特訓で上位のクラスになることです。〈お盆特訓〉のときには、五クラス中、四番目のクラスだったのが、〈正月特訓〉では六クラス中、二番目のクラスとなっていたときは嬉しかったです。
二つ目は、〈日進〉で上位の順位をとることです。得意な教科で一桁の順位になったときや、苦手な教科で少しでも高くなっていると嬉しかったです。
三つ目は、同じクラスの人に追いつくことです。〈日進〉で同じクラスの同じ志望校の人に追いつくことができたときは、嬉しかったです。
この三つの目標があり、達成し、やる気が出て、勉強をして、また達成するという良いサイクルができたことで受験を楽しめました。思い通りにいかないこともありましたが、各教科の先生の話を信じて、落ち着いて学習することで、目標を達成することができるようになりました。
僕は中学二年生のときに、〈夏期講習会〉を体験的に受けました。僕はそのとき部活が楽しく、あまり乗り気になれませんでした。授業を受けるといつもしていた勉強とは異なる学習で、わからないことがたくさんありました。予習課題を何時間考えてもわからないこともありました。そのため、解説をいつも楽しみにしていました。さらに同じクラスの人は話しやすく、部活の話もできました。また、〈冬期講習会〉に参加し、中学三年生から通常授業に参加しました。中学二年生のときに講習会を受けていたため、塾の雰囲気がわかっていたため、すぐに馴染めました。
特訓や〈日進〉は長時間で移動もあります。最初はいつ終わるのかと、時計ばかりみていましたが、回を重ねるうちにもう終わってしまったのかと思えるようになりました。いつのまにか、長時間授業を受けていても、集中力が続くようになり、楽しくなっていました。〈お盆特訓〉や〈正月特訓〉などの授業では、担当の先生が通常の授業とは異なっておもしろいです。また、電車に乗って、一人でいろいろな会場に行くのはとても楽しかったです。
僕はこの高校受験を通して、目標を設定し、時間をかけて真剣に、そして楽しみながら取り組むことが良い結果を生み出し、「嬉しい」につながることを学びました。