滋賀県立膳所高等学校(普通科) | 受験道【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

滋賀県立膳所高等学校(普通科)
合格-2014年度

R・Iさん

受験道

私の将来の夢は、英語を使って国際的な仕事をすることだ。私は英語が好きで、英文法や英会話を学んでいるうちに、英語を活かした仕事に就きたいと思い始めた。また、英語の先生に英語のセンスがあると誉められ、嬉しく思い、もっと英語を 学びたいと思った。だから私は、滋賀県立 膳所高等学校を志望した。なぜなら、膳所高校は授業の中で英語を用いたグループ発表があるなど、生きた英語が学べる環境であるからだ。

私は、小学六年生の頃に成基学園に入塾した。しかし、中学三年生になるまでの四年間、「受験なんか、まだまだ先やし大丈夫」だと思っていた。だから、中学三年生に進級してもなかなか受験に気が向かず、勉強よりも部活に熱中していた。

こんな受験に対する、ぬるい気持ちを沸騰させてくれたのが、〈中3夏期学習合宿(夏期合宿)〉である。一学期の〈滋賀Vもし〉の結果、私は石川会場の五組に入った。能登島に行ける! 同じ目標を持った人と友だちになれる! そんな思いで、五日間で自分がどれだけ変われるのか、わくわくした。

しかし、京都駅に集まった人たちを見て、自分は本当にやっていけるのかと急に不安になった。〈夏期合宿〉は一日のうち、起きている時間のほとんどが勉強という過酷なものだ。しかし、普段の生活にはない、〈夏期合宿〉でしか体験できないことが多くあった。そこでできた仲間の受験に対する心構えや、教えてくださる先生方の熱意、自主学習で集中できる環境など、さまざまなことを得ることができ、自分にとって大変プラスになった。〈夏期合宿〉後、私は〈夏期合宿〉で出会えた友だちとの別れがつらくて、帰りの電車で号泣した。そのとき、この〈夏期合宿〉が、いい仲間とめぐり会えた最高の場であったことを改めて思い知らされた。

秋になると、〈日曜進学教室(日進)〉が始まった。受講生全員が受ける〈ベーシックコース〉の偏差値の結果から、私は〈ウルトラコース〉に進むことになった。〈ウルトラコース〉では、今までにとったことのないひどい点数を何回もとり、落ち込んでいた。しかし、〈夏期合宿〉でできた友だちの名前がランキングに載っていると、自分も負けてはいられないという競争心が湧き、私の励みになった。そして、私がどれだけ成績が悪くても欠かさずやっていたことは、〈日進〉の復習だった。わからなかったところや間違えたところを、納得がいくまで徹底的に先生に解説してもらい、それらの問題をもう一度始めから解くようにしていた。復習をすることで、次に同じような問題が出たときに対応できると考えたからだ。私は間違える量が多かったので、復習には多くの時間を費やしたが、それでもあきらめずに復習した。

その努力の成果が現れだしたのは、三学期になってからだった。三学期の学校の実力テストで、今までは可もなく不可もなく、並であった点数が、第一志望校に手が届くほどの点数にはね上がった。これまで努力したかいがあったと思い、うれしくなった。また、学校の先生に認められた気もした。

あっという間に、特色選抜試験の日が来た。第一志望校の試験だったので少し緊張した。その影響があったわけではないが、総合Ⅰは思いのほか解けなかった。小論文もテーマから外れていた。普段通りの力が発揮できない苦しい闘いとなった。案の定、特色選抜試験の結果は不合格であった。膳所高校の一般選抜試験のための場慣れとして受けたので、落ちたときのショックは少なかったが、特色選抜試験をきっかけに、「絶対に、この高校に受かりたい」という強い意志がますます湧いてきた。

一般選抜試験が近づくにつれて不安も増していったが、成基の通常授業が終了した後も自習室に行き、私と同じようにがんばっている友だちがいて、わからないところを解説してくれる先生がいる成基で勉強し、励ましあいながら最後の三週間を充実したものにした。

結果発表の日、母と話しながらリラックスして高校に行き、自分の番号を見つけたときは、すぐには実感が湧かなかったが、担任のT先生が抱きついて大喜びしてくれて、やっと実感が湧いてくるとともに、「今までのがんばりが実った」という嬉しさもこみ上げてきた。
「努力は必ず報われる」という言葉を、身をもって証明できたような気がする。

受験生としてのこの一年、辛いことはたくさんあったが、それらすべてを覆した「第一志望校の合格」は、今までに体験したことのない達成感に満ちた気持ちであった。今まで私を支え、励ましてくれた先生方、両親、友だち、すべての人々に「感謝」をささげたい。
本当にありがとうございました。

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