滋賀県立膳所高等学校(普通科) | すべての人に感謝を【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

滋賀県立膳所高等学校(普通科)
合格-2020年度

わたしの志は、

どんな裁判でも公平に扱われる提供する司法書士になることです。

きっかけは、学校の社会の授業でした。「人を裁く」という重要な役割を担う裁判所では、同じ事件について三度まで審査できることを知りました。と同時に、誤った判決により人生を大きく狂わせてしまうことになりかねないことも学びました。三回の裁判で悲劇を起こさないためには、正しい情報が正確に伝わるべきだと考えました。そこで、いろいろと調べた結果、司法書士という職業に目が止まりました。

すべての人に感謝を

僕は小学四年生のときに、当時中学一年生だった姉と成基学園に入りました。ですが、その頃の僕は予習も復習もせず、自分の間違いを認めない、授業態度が悪い生徒でした。一人で勝手に怒り、T先生の授業から出て行くこともありました。

そんな僕は、中学受験をすることになっても性格が変わらず、ひどく悪い出来で落ちました。そのときの涙は、自分に向けたものではなく、他の人に負けたという悔しさから出たのだと思います。

高校受験を考え、僕は中学部に進学しました。いきなり成績が良かったので有頂天になっていました。しかし、気付いたときには授業内容すらわからないときもあり、絶望感を味わいました。

三年生になると、僕はとても不安になりました。クラス内でも、自分の順位を維持するのが困難になり、どうすればいいかわからなくなりました。

そこで僕は初めて気付きました。

僕は今まで何をしていたんだ、と。

五年間も通わせてくれた家族に迷惑極まりない、と。

残った一年間で僕は本当に第一志望校に届くのか、と。

ろくに勉強しようとせずに迎えた中学受験の二の舞になるのでは、と。

僕は懸命に「勉強」をしようと努力しました。間違えた問題を解き直し、予習・復習をする動作を続けたのです。当たり前の積み重ねですが、これを続けることで成績が徐々に安定してきました。

九月になり、〈日曜進学教室(日進)〉が始まりました。次の〈日進〉までに当たり前の復習を続けました。

高得点でなくても「復習して次こそは」と強く思い、僕は〈日進〉を続けました。しかし、点数が伸びることは少なく、毎回上位にランクインする周りの友だちを見て焦りました。自分がどれだけがんばったつもりでも、友だちに追いつくことはできない。これでは第一志望校どころか、第二志望校にすら届かない。そう思い、心が折れそうになったことが何度もありました。

そんなとき支えてくださっていたのは、担任のY先生や、小学四年生のときのT先生でした。復習しても結果が出ない、友だちとの学力の差をどうにかしたい、と話す僕にいつも時間を取って話を真剣に聞いてくださいました。T先生は、僕がネガティブなことを言うと、僕を元気づけようと気を遣ってくださいました。また、休憩時間や塾帰りに友だちと話をすることも心の支えとなりました。

支えられているうちに、僕はプラスの考え方をするようになりました。復習してすぐに結果は出ない。むしろ、停滞しているときこそ成長している。今は友だちに追いつけなくても、高校に入ってから差を縮めればいい。そんな考え方をしていると、第一志望校を目指すという目標がはっきりとしてモチベーションが上がりました。

そこから僕は、〈日進〉や〈冬期講習会〉、〈正月特訓〉に全力で取り組みました。模試の結果を返却されたときにY先生が良い調子、と言ってくださったことを覚えています。試験当日は、寒い中、T先生が校門の前で待っていて、激励の言葉で勇気づけてくださいました。そのため、僕は緊張することなく受験に臨めました。

結果は、中学校で先生から一人ずつ伝えられました。僕は、クラスの中で最後に呼ばれ、自信はあるか聞かれました。自分でも良いとも悪いとも言えない出来だと思っていたので、あまりないですと答えました。すると、先生はふと笑顔になり、「おめでとう。」と言って僕に合格通知を渡してくださいました。

自分でも合格できると思っていなかったため、僕は驚きのあまり椅子から転げ落ちました。そのときの涙は、自分の努力がようやく実を結んだという喜びから出たのだと思います。

僕が成基学園に通った六年間は、忘れられない時間です。手のかかる僕に向き合ってくださった先生方のおかげで、すこしだけ成長できた気がします。最後まで通わせてくれた家族にも、感謝してもしきれません。

僕という一人のために、関わってくれたみなさんにお礼を言わせてください。

ありがとうございました。

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