滋賀県立膳所高等学校(普通科)
合格-2016年度
自分を信じることの大切さ
私は二歳の頃から、英語を習っていました。週一回の英語の授業はとても楽しく、すぐに英語が好きになりました。
入学して、本格的に文法を習い、授業は難しくなっても、その思いが変わることはなく、むしろ、新しい文法を学べる喜びを感じていました。小二になり、私は英検五級に合格しました。それから、受ける級が上がっていき、私の英語力は少しずつ上達しました。
そんなとき、私が通っていた小学校に、アメリカへ留学するプログラムがあることを知りました。私は、そのプログラムに参加し、小六になる前の春休みに、サンフランシスコで十日間を過ごしました。初めてのホームステイ。英語を聞き取ることはできても、自分の考えを上手く伝えられず、自分の英語力はまだまだ足りない、と実感しました。
中学校では、中二のときに英検二級に合格し、少し自分の英語力に自信が持てるようになりました。そして、中三の春休みには、二週間イギリスに留学しました。
イギリスで私は、文化の違いを体験しました。その体験は私に、英語を使う仕事に就いて、世界中を飛び回る、という夢を与えてくれました。英語はきっと私を、物事をさまざまな角度から見ることのできる、広い視野を持った人間に成長させてくれると思います。
中三になり、夢を叶えるために進むべき進路について、真剣に考え始めました。私は、学校や塾の先生の勧めや、オープンキャンパスで感じた自由な校風や、「自主自律」という精神に魅力を感じ、滋賀県立
膳所高等学校を受験することに決めました。
受験勉強をする上で、夏休みには〈夏期合宿〉に参加しました。
勉強漬けの五日間は、思っていたよりも大変でした。私は普段、夜の十二時まで起きていることがあまりなかったので、初日の夜の自習時間では、十一時を過ぎたあたりから、何度か眠気に負けそうになっていました。しかし、周りを見ても眠そうにしている人は一人もおらず、受験勉強に対する意識の差を感じたのを覚えています。
また、〈合宿〉中にある先生が言われた、「受験勉強の本質は団体戦だ。究極的には、受験の本番は個人戦だけれども、その相手は自分だ。」という言葉が、印象に残っています。
その後の〈日曜進学教室(日進)〉の講座は、まさに自分との闘いでした。
私は、数学が苦手で、思うように点数が上がりませんでした。そこで家に帰って、次の〈日進〉までに自分ができなかった問題を復習する習慣をつけました。そして、得意の英語の予習をし、数学の点数をカバーするように心がけました。成功も失敗も、次に生かすためには復習が必要だということ、また、結果に一喜一憂しない強い精神力をもつ大切さを、全十五回の〈日進〉の講座を通して学びました。
そして、迎えた入試。特色選抜は不合格で、なぜ自分だけ、と悔しい思いもしましたが先生に、
「このつらい経験が、いつか必ず君の強みになる。」
と言われ、気持ちを切り替えることができました。それから一般入試まで、対策問題をコピーしてもらい、毎週時間をとって、たくさん解きました。記述の問題は、曖昧なところを厳しく採点し、できなかった問題は何度も書いて覚え、すらすら書けるようになるまで努力しました。試験会場でも直前まで復習しました。いくつか覚えていた記述が出題されたので、私にとってはラッキーでした。
これから入試を控える後輩のみなさんに大切にしてほしいのは、「自分を信じる」ということです。
入試本番では当たり前ですが、わからない問題があっても誰も助けてくれません。そんなときは自分にできないのだから、きっと周りの人もできないはずだと、自分を信じてください。私は、くじけそうになったとき、自分がやってきたことを一つ一つ頭に思い浮かべ、こんなにがんばってきた自分なら大丈夫、と自分を奮い立たせていました。「自分を信じる」ことは、本番で力を出し切るために必要だと思います。
合格発表の日は、自分でも驚くほど落ち着いていました。自分の番号を見つけたときも、嬉しいというよりは、やっと今までの努力が報われたと、ほっとしていました。
最後まで、私を支えてくださった先生方や家族には、本当に感謝しています。高校でも、夢に向かって自分らしく過ごしていきたいと思います。
2022年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
---|---|---|
髙井 佳音さん | 守山教室 |
2013年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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O・Kさん | 南草津教室 | |
K・Nさん | 草津教室 | |
S・Kさん | エスト | |
T・Rさん | 堅田教室 | |
T・Sさん | 大津京教室 | |
H・Rさん | 大津教室 | |
M・Rさん | 守山教室 |