滋賀県立膳所高等学校(普通科) | あきらめないこと【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

滋賀県立膳所高等学校(普通科)
合格-2021年度

わたしの志は、

関わった全ての人が明るく前向きに生きていけるように思いやりをもって接することです。

僕がこの志を立てたのは、親友との出会いがきっかけでした。僕が小学生のときに、いつも一人でさびしそうにしている子がいました。その子に声をかけると、笑顔で嬉しそうに話してくれました。今では僕の親友のうちの一人です。僕は今でも、その笑顔を忘れることができません。たくさんの笑顔を見られるようにしたいという思いから、この志を決めました。

あきらめないこと

僕は小学生の頃から滋賀県立膳所高等学校に行きたいと考えていました。それはただ膳所高校が県内でトップの高校だからという、軽い気持ちで考えていたことでした。

僕は小学生の頃から塾に通っていて、特に算数の計算の速さや正確さには自信をもっていました。しかし、高学年になってくると勉強内容も難しくなり、自信もなくなっていきました。みんなも勉強をするようになり、上位だった成績も中の上くらいになっていました。そこで模試の試験会場だった成基学園に、六年生のときに入塾しました。遊ぶことを我慢し、週三日休むことなく通いました。今思えば、あの頃に成基学園に通っていたことで、勉強だけでなく、努力することを学び、それが今につながっていると思います。

中学生になると、高校入試というものが現実味を帯びてきました。中学一年生になってすぐ、担任の先生からは内申点が受験のときに重要になるから、がんばりなさいと言われました。しかし、僕が本気でがんばることができたのは一年生の一学期くらいでした。成績は、どんどん下がっていきました。しかし僕は、一年生だからと言い訳をして、特に勉強方法を変えたり、努力したりしなかったので、成績は低いままでした。塾での勉強も与えられた宿題くらいしかせず、予習や復習をほとんどしていませんでした。そのため、塾の模試も判定がよくなることはありませんでした。一年生のときに手を抜かず努力していたら内申点も高く、受験を優位にすすめられていたでしょう。

二年生になると、部活動が忙しくなりもっと勉強する時間が少なくなりました。そして、しっかり家で机に向かうのはテスト前だけになっていました。定期テストですら、思った通りの点数がとれなくなっていました。塾の模試でも上がるどころか、どんどん下がっていきました。夏になり、三年生が部活動を引退して新チームになると、僕は副キャプテンになりました。僕の志は人に寄り添って人々を幸せにすることなので、この副キャプテンという役割を通してみんなのために何ができるかを考え、人の気持ちを大切にすることを実践し、多くのことを学ぶことができました。勉強と部活の両立は大変だったけれど続けてきてよかったと思います。

二年生の終わりに、新型コロナウイルスで学校が休校になりました。塾もリモート授業となり、大事な時期に塾に行けない状況になりました。自粛期間が終わるとすぐに〈夏期講習会〉がはじまり、勉強ができていないあせりから、丸一日塾で勉強するようにしました。塾にいる時間が増え、今まで自分だけで考えてきた問題は、先生に質問することですぐに解決できることを知りました。

そして、九月に〈日曜進学教室(日進)〉が始まりました。〈日進〉は午後からでしたが、僕は〈膳所特色選抜特訓〉も受講していたので午前中から通っていました。その講座は小論文を主な授業としていて、たくさんの問題を解くことができました。文章の書き方やどのような構成で書けばよいなど、小論文だけでなく、国語の記述などにもつながる充実した講座でした。

しかし、〈日進〉でもなかなか成績が安定して上がることがなく、模試の判定も少しずつ上がっていきましたが、志望校の合格圏内にはおよばないものでした。それに加えて、僕の内申点は志望校にはとても足りない状況でした。面談では、学校と塾の担任の先生に厳しい状況だと言われました。それは僕のためを思って言ってくれたことでした。僕自身も内申のこともあり、私立の専願で受験するかどうかで悩みましたが、幼い頃からの目標であった膳所高校をあきらめたくなくて、志望校を変えることをしませんでした。それから志望校に合格するために、毎日塾で勉強するようになりました。決して楽なことではなかったけれど、同じ中学校の友だちや塾で三年間一緒に授業を受けてきた仲間たちのおかげで、途中で挫けることなく最後までがんばることができました。きっと塾の同級生がいなければ、受験を乗り越えることはできなかったでしょう。

僕が膳所高校に合格したことは奇跡かもしれませんが、仲間と励まし合いがんばったことや、最後まで質問に答えてくださった先生方、自分のがんばりで上がっていった成績が僕の自信となり、合格につながったと思います。

終わりに、最後まで僕をサポートしてくれた家族や先生方、仲間に感謝したいです。

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