滋賀県立膳所高等学校(普通科)
合格-2015年度
苦手教科克服への挑戦
私が、滋賀県立 膳所高等学校に行きたいと思ったのは、中学二年生の終わり頃だった。しかし、その当時の私は、部活のキャプテンの仕事が忙しく、まともに勉強をしていなかった。そのため、胸を張って自分の志望校を人に言うことができなかった。このままでは合格できないという危機感を持ってはいたものの、三年生になってからも真剣に勉強に取り組むことはなかった。
夏休みになり、膳所高校の説明会に参加した。施設が整っていて、学校生活を楽しんでいる先輩が大勢いる。そして、中学校生活では体験できないことがたくさんある。このことを知ったとき、私は膳所高校に入学したいと強く思った。
しかし、なかなか本気を出すことができなかった。担任の先生に、
「今のうちに、苦手教科を潰しなさいよ。」
と何度も言われた。そのときは、受験までまだまだ時間はあるのだから大丈夫だろう、と私は思っていた。だから、その当時の私は、宿題などの目先の勉強ばかりにとらわれていた。
そんな私を変えてくれたのが、〈日曜進学教室(日進)〉である。毎回の順位で、自分が今、どれくらいの位置にいるのかがわかり、このままではいけないと、ようやく気付くことができた。苦手教科だった社会と理科は特に成績が伸び悩み、本気で自分から社会と理科を勉強するようになった。
そこからは、時間との闘いだった。
授業のない日も塾に通い、社会と理科を克服するために、ひたすら勉強した。何度も同じ問題を解いたり、先生にプリントをもらったりしてがんばった。しかし、簡単に成績が上がることは決してなかった。
〈日進〉の順位がなかなか上がらず、膳所高校を諦めかけたことは何度もあった。友だちに志望校を聞かれたときに、「多分、無理やと思うけど」という言葉が先に出てくることが、とても悔しかった。もっと自信が持てるようになりたい、自分は本当に合格することができるのか、何度も悩んだ。
それからも、不安になることはたくさんあった。そんなとき、自分を支えてくれたものがある。がんばっている友だちの姿だ。友だちを見て、自分も負けてはいられないと、勉強に集中することができた。
本気で勉強を始めてからは、時間があっという間に過ぎていった。時間が足りないと感じることは何度もあった。そして、〈冬期講習会〉や〈正月特訓〉が始まる。この頃から、赤本を解き始めたものの、苦手教科の復習が追いつかず苦労した。
〈正月特訓〉の三日間は、私にとって今までで一番努力した三日間である。授業が終わった後の自宅学習は本当に辛かった。家に帰ると、家族と一緒に寛ぎたい気持ちを抑えて、その日の復習と社会の克服に精一杯取り組んだ。正月の努力の甲斐があり、年明けの最後の〈日進〉では、満足のいく結果を出すことができた。
気が付くと、家には自分が今まで解いてきたプリントが数え切れないほどあった。社会のテキスト四冊、理科のテキスト三冊を丸々解いたことは、大きな自信になった。「ここまでやってきたから大丈夫」と自分に言い聞かせて、入試を迎えた。
入試当日、私は緊張していたが、激励に駆けつけてくださった先生方が着ていた成基のオレンジジャンパーを見ると、不思議と気持ちが落ち着いた。試験が始まった。「解答用紙の空白をなくす。問題が難しくても、必ず自分なりの答を出そう」これが入試での目標だった。試験の終了後、自信は全くなかったが、なぜか気持ちが良かった。それは試験をやり切れたからなのだと思う。
その後の同志社高等学校の入試が難しく、気持ちが落ち込んでいたため、合否発表を聞きたくはなかった。
担任の先生から合格を告げられたとき、涙が止まらなかった。今までお世話になった先生、友だち、そして家族が一番喜んでくれる結果になったことが、とても嬉しかった。
今思うことは、早めにスタートを切るべきだったということ。そうすれば、苦手教科だけでなく、得意教科にも時間を使うことができたと思う。だから、高校では誰よりも早くスタートを切りたい。後で自分が後悔しないようにするために。
そして、これから受験をする人は、苦手教科は特に今から勉強するべきだ。時間は誰にも平等だ。コツコツ勉強し、自分の志望校に合格してください。
私の夢は、「留学をして語学を学び、国際的な接客業につくこと」です。
使える外国語を身に着けるには、一時的ではない、地道な長い努力が必要です。今回の受験で得た「コツコツ努力」を活かし、夢に向かって進みたいと思います。
2022年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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髙井 佳音さん | 守山教室 |
2013年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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K・Nさん | 草津教室 | |
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