同志社女子中学校
(LAコース)
合格-2013年度
あきらめない
私が成基学園に入ったのは、小学四年生の夏。まだ、受験をするという自覚のないまま母にすすめられ、入塾した。そのころは、中学受験とはどういうものなのか、また、それがどんなに大変なものか、何も知らなかった。
五年生になり、塾には慣れてきたが、それと同時に、勉強に対してはやる気がなくなり、宿題もあまり出さなくなった。成績は急激に落ち、クラスも二組から一組に下がってしまった。母からは毎日のように、「やる気あんの?」の一言。私はいつも、「あるよ。」と返していた。今思えばその一言は、母にウソを言っていたのと同じことだった。
そのことに気づかされたのは、六年生の夏に参加した、「合格達成セミナー合宿」だった。それは、これから始まる受験の厳しさを気づかされたものでもあった。充実した四時間のセミナー。「私は、◯◯な人間です。」という言葉を、グループリーダーや、メンバー、佐々木代表らに承認してもらわなければいけない。言う言葉は、いくつもある中から自分自身で選ぶ。私は、その中から、「私は、決してあきらめない人間です。」という言葉を選んだ。そして、承認の時間、私は決してあきらめなかった。あきらめたくなかった。あきらめなかったからこそ、自分の中で、「十」のうちの「十」の力を出せたのだと思う。「合格達成セミナー合宿」が終わってから、私は「決してあきらめない」という言葉を胸に、自分の志望校合格に向かっていった。授業のない日も自習に行き、友だちと時間を決めて集中して勉強した。しばらくすると、「日曜進学教室」の成績が少しずつ上がりはじめた。でも、決していい気になったり、他人に自慢したりはしなかった。それは自分の中で、まだ成績が上がる気がしたからだ。そして私は、自分に約束した通り、第一志望校の学校に合格するまで、絶対にあきらめなかった。期待通りに、成績はそれからもじわじわと上がり続け、特に国語は、全園の順位で百番以内に入ることができた。一月に入ると、勉強だけではなく、体調管理にも気をつけていた。当日は、絶対に体調を崩したくはなかった。
そして迎えた入試当日。体調管理のおかげもあってか、前日は早く寝て、翌朝早く起き、朝ご飯をしっかり食べて、同志社女子中学校へ向かった。電車の中で、好きな音楽を聴いてリラックスした。試験会場の教室に入り、椅子に座って、試験が始まる前に、成基学園でもらったハチマキをかばんから出して、先生や友だち、家族に書いてもらった文字を読み返した。「大丈夫、私は一人じゃない。」と改めて自信を持ち、試験に臨むことができた。
合格発表の日。火曜日で平日だったので、私は小学校に行っていた。そして帰宅すると、自分の携帯電話に一通のメールが入っていて、見てみると母からのメールだった。題 「結果発表」内容 「おめでとう。同志社女子中学校、合格です。」短いその文章を、信じられない思いで何度も、何度も読み返した。嬉しくて、嬉しくて涙が止まらなくなった。まず、合格したことが、夢ではなく現実だということを確かめ、私のテンションは最高潮になった。そして、母が帰ってきてから同志社女子中学校のホームページを見た。自分の番号を見つけたとたん、「ああ、本当に合格したんだな。」という実感がこみあげてきた。
本当に、あきらめなくてよかった。これも、「合格達成セミナー合宿」で、あきらめない人間になれたからだと思う。「合格達成セミナー合宿」に、ありがとうございましたとお礼を言いたい。これから受験するみなさん、本当に志望校に合格したいのであれば、何事もあきらめないでください。苦手なことから逃げずに自分を信じて、全力で突き進んでください。
私は将来、デザインした服を着てもらい、その人を笑顔にできるようなデザイナーになりたい。理由は、自分の考えや思いが形になり、それが人の役に立つ、ということに強く興味を持ったからだ。そして私は、その夢を実現させるために、日々、好奇心を持ち、いろいろなことに努力していきたい。また、これまで支えてくれた先生方、辛いときも、嬉しいときもいつもそばにいてくれた家族や友人たちに、とても感謝しています。本当に、ありがとうございました。
2022年度 - 合格体験記
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笹岡 みこさん | 京大北教室 |
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髙岡 優月さん | 学研教室 |