京都府立洛北高等学校附属中学校
合格-2013年度
夢に向かって
ぼくの将来の夢は、わかりやすく、楽しい授業ができる小学校の先生になることです。
この夢を決めたのは小学六年生の頃でした。なぜこの仕事を選んだのかというと、ぼくは教えるのが好きなので、知らないことが多い小学生にいろいろなことを教えたいからです。また、そのためには、だれにでもわかりやすく、楽しい授業をできることが必要だなと考えているからです。この夢を叶えるために、これまで友だちに問題をわかりやすく教える練習をしたり、苦手な教科を克服しようとがんばって勉強したりしてきました。
ぼくが初めて、京都府立 洛北高等学校附属中学校と出会ったのは小学五年生の夏。きっかけは成基学園でした。ぼくが成基学園に入塾したのは小学四年生の頃。親に勧められて行くことになったのですが、最初は正直、行くのが嫌でした。しかし、楽しいクラスメイトと優しくておもしろい先生のおかげで、しだいに行くのが楽しくなっていきました。
そして五年生になり、前年に引き続き、「トップ高ジュニアコース」に入りました。その教室には、「洛北・西京・園部コース」に入っている人が多かったので、ぼくも西京高附中・洛北高附中のどちらかに入りたいと思うようになりました。それから、その年の夏、洛北高附中のオープンキャンパスに行くことになりました。洛北高附中は校舎がきれいで、「洛北サイエンス」という授業があることから、「ぼくもこの学校に行きたい。」と思うようになりました。
それから六年生になったときに、「洛北・西京・園部コース」に入り、本格的に洛北高附中に向けての勉強を始めました。ぼくが勉強で一番苦戦したのは記述問題、特に「作文」でした。もともと、ぼくは算数と理科は得意だったのですが、国語は苦手教科でした。特に作文が苦手で、原稿用紙一枚を書くのに二時間以上かかったこともありました。だから、ぼくは、「作文が時間内に書けるようになるのかな。」と心配に思っていました。しかし、塾で練習を重ねるうちに、だんだんと書くスピードが上がり、書く内容も良くなっていきました。それでも、国語の成績はなかなか上がりませんでした。後期から始めた「日曜進学教室(日進)」では、国語の成績が思うように上がらず、いつも平均点以下でした。だから、得意な算数で高得点をとっても、国語のせいで、総合では志望校ランク以下ということもよくありました。そんなときは、「本当に合格できるのだろうか。」と心配になりました。それでもぼくはあきらめず、一生懸命苦手な国語に取り組み続けました。
そして、待ちに待った一月十九日。洛北高附中の試験日がやってきました。当日は緊張するだろうなと思っていましたが、試験場に着いてもあまり緊張しませんでした。それよりも、「絶対に合格してやるぞ!」という気持ちで頭がいっぱいでした。平常心を保ちつつ、先生に言われた通り、時間配分に気をつけながら、試験に取り組みました。
そして四日後の合格発表日。待ちきれない思いで掲示板に向かいました。そこには、ぼくの受験番号である「四〇一」の番号がありました。ぼくはものすごくうれしくて、今までがんばってきて良かったと思いました。みんなに感謝したいという気持ちでいっぱいでした。
最後に、合格するために大切なことを三つ挙げます。これはあたりまえのことだと思いますが、合格には欠かせないことだと思います。一つ目は「あきらめないこと」。ぼくは一度もあきらめずにがんばってきたからこそ、洛北高附中に合格できたのだと思います。もし、途中であきらめていたら合格はできなかったでしょう。二つ目は「入試直前の体調管理」。ぼくは、いつもは十一時半まで起きていましたが、入試直前は十時までに寝るようにして、風邪などをひかないようにしていました。三つ目は「感謝」。これは、先生からもよく言われました。自分のために体調管理をしてくれるお母さん。働いているお父さん。応援してくれるみんな。このような人たちに感謝をするのはとても大切なことです。ぼくは、これからも「小学校の先生になる」という夢に向かって、日々努力をしていきたいと思います。
2023年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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岡村 水葵さん | 知求館 |