京都府立洛北高等学校附属中学校
合格-2021年度
迅速に対応し、正確な手術をすることができる呼吸器外科医になることです。
私がこの志を立てたきっかけは祖母が肺癌で亡くなったとき、このような辛い出来事を少しでも減らしたいと思ったからです。その志を果たすために、これまで毎日努力し、理系科目を中心に楽しんで学んできました。志にむけて、これから京都府立 洛北高等学校附属中学校でもさまざまな研究や実験をして知識の幅を広げ、また相手を思いやれる心の広さを持ちたいと思います。
不撓不屈
私が成基学園に入塾したのは小学四年生の終わりの三月からでした。それまで私はスイミングに週三日通っていたので、スイミングを続けながら通える塾が希望でした。母といくつか塾を見学しましたが、成基学園の先生だけが、「通塾に慣れるまでは様子を見ながら、五年生の間はスイミングとの両立を目指しましょう。」と言ってくださいました。受付の雰囲気もアットホームで、読書が好きな私には入り口にずらっと並ぶ本も魅力的でした。迷わず成基学園に入塾を決めました。
入塾するまでは学校の勉強しかしていなかったので、最初は授業についていけるかどうか不安でしたが、授業がおもしろく通塾するのが楽しみでした。週三日通塾し、残りの三日スイミングに通っていたので、塾から帰宅した後、なるべくその日のうちに授業の復習と宿題をするようにしていました。五年生の後半の〈オープンテスト〉では上位を狙えるようになり、六年生に上がるときには一番上のクラスに入ることができました。
六年生になると塾の授業が週四日となり、新しいクラスで受ける授業はとても刺激がありました。ところが新型コロナウィルスの影響で学校も休校となり、塾もZOOMでオンライン授業の日が続きました。友だちにも会えず、通学通塾できない期間は辛かったけれど、皆同じ状況の中でがんばっていると思い、日々の生活リズムは崩さないよう努力しました。休校期間が明けて間もなく〈日曜練成講座〉と〈日曜進学教室(日進)〉がスタートし、週五日塾に通う生活となりました。〈日進〉の《エントランスコース》の頃は比較的成績も安定していたので、スイミングも残りの週二日続けて通っていました。夏休みが終わり、〈日進〉の《ウルトラコース》が始まると、得意なはずの算数や理科でケアレスミスを繰り返し、四科目、自分が納得のいく点数が取れない日が続きました。どうしたらミスが減らせるのかわからず、悔しくて泣いてしまうこともありましたが、算数のN先生が励ましてくださり、熱心に指導してくださいました。両親も、「今回が本番じゃなくてよかったやん。次、がんばろう!」といつも明るく言ってくれました。
思うような成績がとれない時期は辛かったけれど、必ず復習し自分の苦手な単元を見つけ、一問一問の問題に集中して丁寧に解くことを心がけました。
年が明けてからは早起きをして受験本番と同じ時間帯で過去問を解いたり、社会や理科の暗記で抜けている部分を徹底的に埋める努力をしたりしました。徐々に調子が戻ってミスも減らすことができました。
いよいよ入試当日。受験前日まで自分はやるべきことをやってきたと自信をもって当日を迎えることができたので、会場に着いても全く緊張しませんでした。試験中とても集中できて楽しむことができました。昼休みに弁当袋を開けると母からの手紙が入っていました。笑える内容の手紙に午後からの面接もリラックスして臨むことができました。後悔なく試験を終えることができたので、とても清々しい気分でした。
そして、合格発表の日。掲示板に自分の番号を見つけたとき、喜ぶ両親の姿を見て今までがんばってきて本当によかったと思いました。
ご指導くださった先生方、本当にありがとうございました。社会のK先生の授業はとても緊張感があり、楽しい話に引き込まれました。先生の詳しいプリントは最強の教材でした。理科のA先生は穏やかな口調でおもしろい授業をしてくださり、理科も得意な科目の一つになりました。国語はあまり得意ではなく作文には苦労しましたが、Y先生に添削していただき段々書けるようになりました。そして、算数のN先生なしに私の合格は語ることができません。先生のテンポの良い楽しい授業で算数が大好きになり、成績が良くないときも励ましてくださり、たくさん補講してくださいました。先生から多くのことを学びました。
そして、いつも優しく見守りサポートしてくれた両親にも感謝の気持ちでいっぱいです。
これから受験する皆さんに伝えたいことは、絶対に志望校に合格する! という強い気持ちで自分を信じて最後まであきらめないということです。私は入塾する前から自分の中で志望校を決めていたので、ただひたすら目標に向かって努力をすることができました。そして、受験前の十一月末まで大好きなスイミングを続けることで、リフレッシュしながらメリハリのある時間の使い方ができていたと思います。また、学校の生徒会活動やタブローなどの行事にも積極的に参加し、充実した学校生活を送ることができました。受験のために何かを犠牲にするのではなく、また受験を言い訳にせず、どちらともがんばる気持ちで学校生活も楽しんでほしいです。
最後に、中学受験は長い人生の一通過点にすぎません。中学生活も楽しみながら、志を達成するためにこれからも努力を続けていきたいと思います。
2023年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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岡村 水葵さん | 知求館 |