立命館中学校
(アドバンストコース)
合格-2013年度
夢に向かって
私の夢は薬剤師です。なぜ薬剤師になりたいかと言うと、以前入院したときにお世話をしてくれた人たちを見て、私も人の役に立つ仕事がしたい と考え、何千種類もある薬の効果を覚えて、患者さんを助ける薬剤師になりたいと思いました。
三年生のとき、両親に薬剤師になるという夢の話をすると、もっと勉強をがんばらなければいけないことがわかり、そのためにはどうすれば良いかを話し合い、成基学園に入塾することに決めました。塾に入った当初、勉強のペースがつかめず大変でした。四年生になると、ペースはつかめたものの、自分から進んで勉強するというよりも、次の授業までに宿題をやるだけで精一杯でした。五年生になると、学校説明会やオープンキャンパスに参加し、入学したいと思う学校もはっきりとしてきました。そうなるにつれて、薬剤師になりたいという夢も、ますます強くなっていきました。
六年生になり、五年生のときとは先生がほとんど変わっていました。初めて先生を見たとき厳しそうだったけれど、夢を叶えるためにもがんばってやろうと、強く受験を意識するようになりました。
しかし、そんな私に大きな壁が立ちふさがりました。それは理科の「暗記カードテスト」です。元々、そんなに得意な教科ではなかった理科でしたが、自分なりにテストに備えて勉強したつもりでした。しかし、結果は不合格でした。それは私にとって、生まれて初めての挫折でした。あまりにもショックで、塾でも家でもずっと泣いていました。塾にも行きたくなくなり、全てを投げ出したくなりました。そして、六年生になって受験生として、がんばると決めた私の覚悟の甘さにも失望してしまいました。そんな中でも、受験をあきらめなかったのは、私を支えてくれた「夢」と「周りの人」の存在でした。そんな状態になっても、「薬剤師」になりたいという気持ちだけはなくなりませんでした。また、「周りの人」にも、本当に助けられました。「暗記カードテスト」で不合格になった私に、お母さんは、「次ならいける。」と、はげましてくれました。算数のM先生は他教科の先生でありながら、「がんばれ!」と声をかけてくださり、理科のK先生やⅠ先生は再テストを受けるために、たくさんの質問受けをしてくださいました。たくさんの「周りの人」に支えられ、「暗記カードテスト」の再テストにも合格することができ、それ以降、自分の甘さもなくなり、勉強を続けることができました。
受験当日も家族全員で会場まで行き、みんながいろいろな話をしてくれたおかげで、電車の中でも会場でも緊張することなく、いつもの模擬テストのように受けることができました。そして、合格発表当日は、受験日よりも緊張はしたものの、今までやってきたことや支えてくれた家族、いつも楽しい授業でわかりやすく教えてくださった先生方、家の中に積み上げられた、これまでの教材を思い出すと、不思議と落ち着くことができました。
結果は合格。私よりも先に番号を確認したお母さんが喜んでいる横で、私も喜びが胸いっぱいにあふれてきました。その後も受けた他の学校にも合格することができ、私の受験は終わりました。受験が終わり、私はこれからも「薬剤師」という夢に向かって歩いていきたいと思います。
これから受験を迎える人たちは、「夢」を心の支えにしながら、また、「周りの人」に支えられていることを感じながら、がんばってほしいと思います。成基学園は「夢」を持つ人をはげましてくれる人がたくさんいる、素晴らしいところでした。苦しいときには、授業担当の先生を頼ってください。決して、「一人でがんばっている。」と、思わないでください。そして受験が終わったときに、「受験して良かった。」と、心から思えるような日々を送ってください。私にはこの一年が、最高の一年でした。
2023年度 - 合格体験記
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