立命館中学校
(アドバンストコース)
合格-2014年度
私の受験生活
私の将来の夢は、動物も周りの人々も笑顔にできる獣医になることです。
私の家には二匹の犬がいます。病気やけがをしたとき、ワクチンの注射や健康診断などの診察に行ったとき、いつもやさし く、子どもの私にも分かるようにていねいに説明をしてくださる先生にあこがれ、私もいつか、動物にも飼い主にもやさしく、みんなを幸せにできる獣医になりたいと思うようになりました。その夢を叶えるために、私は中学受験をすることに決めました。
四年生になり、私は何の迷いもなく、兄が通っていた成基学園に通うことにしました。その頃はばくぜんと、志望校も特に迷うことなく、兄の通う立命館中学校のアドバンストコースに決め、当然私も兄と同じように進学できるものだと軽く考えていました。四年生、五年生の頃は、塾での新しい友だちとの生活や、先生方の楽しい授業のおかげで、勉強を、というより塾ライフを楽しんでいました。
六年生になり、周囲の友だちから次々と志望校の名前が聞かれるようになり、私はようやく自分の進路について真剣に考えるようになってきました。いろいろな学校のオープンキャンパスや学校説明会にも参加し、実際に自分の目で見ることで、少しずつ受験に対しての実感もわいてきました。最初はあこがれであった立命館中学校が、はっきりと目標となったのもこの頃でした。勉強にも部活にも力を入れていて、国際交流やいろいろな経験をする機会の多いこの学校で、他ではできないチャレンジをしたいと思うようになってきました。
そして六月、〈日曜進学教室(日進)〉が始まりました。思うように成績が伸びず、気持ちばかりがあせる中、勉強のやり方すら分からず、ただ宿題に追われる日々を送っていました。その頃には、苦手な社会は宿題ですら苦痛に感じるようになっていました。そんなとき、兄からもらったアドバイスは、「とにかくテストで自分の欠点を見つけて、必ず解き直しをすることと、時間もないのに無理に家で勉強しようと思わずに、授業に集中すること。」ということでした。今まで点数ばかりを気にしていたテストを、自分の欠点探しと思うことで、少し気持ちが楽になってきたように思えました。
そうこうしているうちに〈夏期講習会〉、〈夏期合宿〉と、あっという間に時間が過ぎていってしまいました。〈日進〉も〈ベーシックコース〉が始まった頃になると、徐々に成績が上がりはじめてきました。特に勉強方法を変えたわけでもありませんでしたが、自分のペースでコツコツと努力してきた成果が出せるようになりました。自信を持つことで気持ちが落ち着き、テストで力が出し切れるようになってきたようでした。
〈正月特訓〉〈直前特訓〉はあっという間に終わり、ついにその日がやって来ました。入試当日の朝、意外と緊張感もなく、持ち物をチェックし、寒さ対策をして試験に出かけました。試験会場には桂教室のO先生が待っていてくださいました。先生からカイロとパワーをもらい教室に入ると、周囲は教室の友だちや、〈直前特訓〉で一緒だった成基の仲間ばかりでした。みんなと一緒ということで、リラックスして試験にのぞむことができました。
そして、ついに合格発表の日。私は両親と発表を見に行きました。これまでの人生で感じたことのないほどの緊張感の中、発表の時間が近づいてきました。今まで何度も行った立命館中学校までが、とても遠く長い道のりのように感じました。校門に近づく頃には、心臓が飛び出しそうなくらいドキドキしていました。おそるおそる、掲示板に近づいた私の目に飛び込んできたのは、何度も何度もくり返しつぶやいていた私の二つの受験番号でした。前期、後期ともにアドバンストコースでの合格でした。ふり向くと、N先生、O先生、T先生、そして、満面の笑みの両親の顔がありました。一気に緊張感から喜びへと変わり、体中の力がぬけていくようでした。頭の中が真っ白になり、うまく先生に報告ができたのか?どうやって家まで帰ったのか?本当にこれまでの人生で、一番長い一日だったように思います。
私はこの三年間、成基学園で学び、すてきな先生や友だちに出会えたこと、家族や多くの人たちに支えてもらったことに感謝し、四月からの中学生活を私らしく充実させていきたいと思います。 本当にありがとうございました。
2023年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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名前 | タイトル | 所属の教室 |
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