立命館中学校
合格-2021年度

わたしの志は、

動物園の飼育員になり、動物にも、お客さんにも、幸せに過ごしてもらうことです。

私は小さい頃から動物が好きで、将来は動物園で働きたいと思っています。動物が苦しそうなときなどは、元気になるまで寄りそって助けられ、最後までしっかり世話ができる飼育員になりたいです。そして、動物園に訪れるお客さんにも楽しんでもらい、動物にもお客さんにも幸せになってもらいたいです。

志望校への強い思い

私が立命館中学校に入学しようと思ったきっかけは、姉が通っており、文化祭などの行事に行く機会が多かったので、楽しそうなふん囲気が感じられたことです。また、私は小さい頃から動物園などの動物に関わる仕事をしたいと思っているので、そのためにたくさんの経験や勉強ができると思ったことです。

成基学園に入ったのは、五年生の三月でした。通園バスがあり通いやすく、アストロ教室は立命館中の合格者数が一番多いと聞いていたので、ここしかないと思いました。入塾すると四年生の初めから通っている人が多かったのですが、先生もクラスの人たちも優しく声をかけてくれたので、緊張せずに勉強を始めることができました。けれど、〈オープンテスト〉が始まると合格判定で低い判定が続き、これで合格することができるのか不安に思いながらも、宿題をすることで精一杯でテストの復習もできていませんでした。

そして、受験学年の六年生が始まるというときに学校が全国一斉休校になり、塾も自宅での学習という事態になりました。Ｓ‐ｗｅｂの学習では自分がちゃんと勉強できているのかどうか不安でしたが、先生が電話をしてくださって、授業が始まったら、またもう一度するから大丈夫と言ってくださったので、安心して取り組むことができました。

四月になって対面授業が始まりましたが、学校はまだ休校が続いていて、勉強に集中して取り組むことができず、遊んでいることも多く、その結果〈オープンテスト〉でＥ判定が出ていたので、立命館中に合格できるのかどうか心配だったけれど、私はどうしても立命館中に行きたいという思いがあったのでがんばろうと決心しました。

そこからは、時間を気にせずテレビを見ていたのを大きく減らし、一つの番組だけを録画して、それを気分転換に見るように決めました。

六月になると〈日曜進学教室（日進）〉がはじまりました。桂教室で行われたので、電車で友だちと通うのが楽しみでした。〈日進〉では、テストの後に解説をしてくれるので、自分の弱点がわかり復習するときにとても役立ちました。

九月になって、いよいよ後期の授業が始まり、過去問を中心とした内容が多くなり、受験が近づいていることを感じました。家での勉強もテストや授業の復習をするようになり、その結果、〈日進〉の成績も少しずつ上がってきていました。このままいけば合格できるかも、という調子でした。

ところが十月に〈立命館オープンテスト〉があり、手ごたえを感じていたにもかかわらず、結果は最悪で得意の国語だけがかろうじて偏差値五〇を超え、他の科目は偏差値四〇以下という悲惨なものでした。この結果に私はとてもショックを受け、どうしたらいいのかわかりませんでした。でも、担任のＴ先生から立命館中の出題傾向に慣れれば大丈夫と言っていただいたので、普段の宿題を着実にやり、そのうえで赤本にも少しずつ取り組み始めました。

〈正月特訓〉が終わるとすぐに香川誠陵中学校の試験でした。遅刻してはいけないと思い会場入りしたのが一時間前で、待ち時間に緊張が高まり、いざ試験が始まると国語の問題文が頭に入ってこず、最後まで問題を解ききれずに終わりました。

学校の三学期が始まり本番まであと十日、立命館中の過去問をひたすら解きました。

受験当日、いつもなかなか朝食が食べられない私に、母が好物のぜんざいを作ってくれたのでそれを食べて出かけました。何度も訪れたことのある校舎でしたが、いざ本番と思うと緊張が高まりました。なので、心を落ちつかせるために先生からいただいたお手紙や寄せ書きを読みました。

そして、ついに試験が始まりました。問題を解いているときには緊張せずに落ち着いて解くことができました。どの教科も少しは手ごたえを感じていたので、発表がとても待ち遠しかったです。

合格発表の日は学校で、発表の十五時になるとソワソワしてきました。下校時間になると急いで家に帰りました。すると母が私と一緒に結果を確認しようと待ってくれていたので、まず私が一人で確認しました。受験票と照らし合わせ、自分の番号を見つけたときはうれしくて思わず涙が出てきました。

この受験を通して、絶対に志望校に合格したいという思いをずっと持っていることが、合格につながったんだと思いました。なので、これから受験をするみなさんには、この気持ちを持ち続けてほしいです。

これまで支えてくださった先生方、本当にありがとうございました。これから志に向けてがんばっていきます。