洛南高等学校附属中学校 | 夢に近づくために全力で闘った二年間【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

洛南高等学校附属中学校
合格-2016年度

Y・Yさん

夢に近づくために全力で闘った二年間

僕の将来の夢・志は、将棋の名人になり、少しでも多くの人に将棋のおもしろさを知ってもらうことです。

その仕事を選んだ動機は、小学二年生ぐらいのときに祖父から将棋を教えてもらい、何回もやっているうちに楽しくなってきて、テレビでやっていたプロ棋士の指し手がすばらしいと思ったからです。

そして、プロ将棋士になるためには、将棋の棋譜を覚えることも大切ですが、何よりも戦局を読み切るための分析力も必要だということがわかりました。そのためには、基礎学力を身につけることも重要だということもわかりました。

僕が成基学園に入塾したのは、五年生の五月でした。同じ小学校に通っている友人に、成基学園のことを紹介してもらったのがきっかけでした。入塾して教室へ行くと、周りの人が賢い人ばっかりだったので、これから成基の授業についていけるかなと思うと、少しあせりました。

僕は、将棋クラブがあり、将棋大会などで入賞実績があり、また、大学進学の実績が高い学校へ行きたいと思っていました。同じ小学校に通っている友人に、「洛南を一緒に目指そうや。」と言われたので、両親に頼んで、勉強をがんばることを決意しました。そして、洛南高等学校附属中学校のホームページを見たり、学校見学に行ったりしてみると、確かにいい学校だなと実感できるようになりました。入塾した後の二年間、僕は合格するために、小学校ではできるだけ受験のことを考えずに外で遊ぶようにし、成基では洛南高附中合格に必要な知識や解法スキル、特に、算数の勉強を中心にやり続けました。

家庭では、『自主計画学習ワークブック』で週ごとの計画を立てて勉強しようと思いましたが、なかなか計画通りに進めることができず、結果として、算数、理科は順調に成績が伸びましたが、国語でなかなか成績が伸びずに最後まで苦労しました。

受験勉強というと、暗い、辛いイメージのようですが、受験勉強をしていてうれしかったことは、一人ではなかなか解けず、途中で嫌気がさして投げ出してしまうようなことでも、先生や友だちと一緒に取り組むと、知らないうちにやりとげることができて、大きな達成感を得ることができるとわかったことです。

また、受験勉強をしていてつらかったことは、普段、自信を持っている算数や理科の成績が、〈日曜進学教室(日進)〉などの模試でガクッと下がってしまうと、どうしていいかわからなくなり、ひとりで悔しい思いをしたことです。

第一志望校に合格した今、僕が一番感謝したい人は、僕の両親です。なぜなら、僕を洛南高附中に行かせるために、朝から晩まで働いてくれました。何回も心配や迷惑をかけたうえに、受験勉強についても夜遅くまで手伝ってもらったからです。

これから中学受験を目指すみなさん。みなさんのなかで、もし、受験をやめたいと思うようなことがあったときは、すぐに投げ出さずに、少しでもいいから、なぜ勉強する必要があるのか考えてほしいのです。なぜなら、結果を手に入れる前に投げ出せば、何も得るものはありませんが、最後まで続ければ、必ず何かを得ることができるからです。

僕は、〈日進〉などの模試で成績が下がり、成基をやめたいと思うことが何度かありました。その一瞬は本当にやめたいと思いましたが、一日、二日たってみると、その気持ちはうすれ、少し勉強をする気になりました。あと少し勉強すれば受験日で、いつまでも夜は続かない、必ず朝は来るものだと思ってがんばろうと思いました。結果、第一志望校に合格した満足感は一生忘れることはないでしょう。

これからも、数学や英語などの勉強もいっぱいやりますが、プロ棋士を目指して、将棋をする時間を増やしていき、将棋の参考書を何冊か読みこなそうと思います。もちろん、将棋で上達するためには、局面を読み切る深い洞察力、分析力、そして想像力も必要になるでしょう。また、これから国際大会などで活躍するためには、英語の力も必要となるでしょう。したがって中学校では、国語、英語などの文系教科にもっと力を入れていこうと思います。

僕を必死で支えてきてくれたお父さんとお母さん。今まで、仕事、家事、僕の勉強のつきそいをしてくれてありがとうございました。僕を何とか合格させたいという熱い思いが伝わってきて、やる気が出てきました。成基の各教科の先生方、夏休み、冬休み、それ以外でも、僕たちのために一日中、特に受験直前では、夜遅くまで勉強を教えていただき、ありがとうございました。そして、成基の友だちがいてくれたから、ライバルをつくって競い合うことができて、勉強もどんどん進めることができました。僕を支えてくれたすべての人々に、改めてお礼を言いたいと思います。

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