洛南高等学校附属中学校 | 努力の先にあるもの【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

洛南高等学校附属中学校
合格-2018年度

わたしの志は、

教え子たちを第一志望校に全員合格させられるようなSSSの算数の先生になることです。

五年生のときからうけもってもらったY先生に、自分が苦手なところを教えてもらいました。さらに、それをこくふくできるように、たくさんの対策をほどこしてくれました。だから、ぼくは一生懸命苦手な部分をこくふくし、得意な部分はさらにのばしていきました。中学生になってからは、算数の分野に関しては誰にも負けないぐらいの実力をつけ、誰にでもわかりやすい説明ができるように、算数をさらに進化させていきたいと思います。

努力の先にあるもの

成基学園に入塾したのは、小学一年生のときでした。そして、三年生のときにSSSに通い始めました。SSSに入塾したのは、生徒に厳しく指導してくれるこの塾なら自分の力を高めることができると思ったからです。しかし、本気で受験のことを考え始めたのは五年生からでした。

五年生の初めの頃、オープンテストで成績がかなり良かったので、受験をあまくみてしまいました。しかし、成績もどんどん落ちこんでいき、十一月の〈洛南オープンテスト〉では、国・算どちらも百五十点満点中六十点を下回る結果でした。そのとき、算数科のY先生に、

「お前、この調子やったら六年生の算数の点数が五点になる! 早く『暗記型算数』から脱却して『考える算数』に持ち込め!」

と、厳しく叱られました。そのとき、「もう、どうしようもないのかな。志望校の洛南には受からないのかな。」と落ち込んでしまいました。でも、この言葉のおかげで、宿題の問題を一問一問「~だから~。」という論理を使ってあたっていけるようになりました。

また、志望校について考え出したのもこの頃です。なぜ、洛南高等学校附属中学校を志望したのかというと、学校見学に行ったときに、「この学習環境なら自分の力をさらに高められる。」と思ったからです。

でも、論理を使って勉強しても、国・算どちらの成績も全然のびません。志望校の洛南高附中では国・算が特に大事なのにどうしよう、という不安やあせりがつのっていくばかりです。それを解消できず、六年生になりました。

六年生になって初めての国語の授業のとき、Ⅰ先生に、

「国語はカンじゃなくて、論理で解くんや。根拠のないカンを使っても、問題は解けない。だから、論理で解くよう意識せなあかん。」

と言われました。そして、解法も一から教わり、考え方ががらりと変わったと思います。

しかし、ここでも思ったようにうまくいきません。それは、時間配分にありました。このときのぼくは、例えば国語なら大問が二つあると、どうしても解かねば、と大問一に時間をかけすぎている状態でした。それで、何度かY先生に注意されていましたが、なかなか直せず、ついに大声で、

「直す気ないなら、受験なんかさっさとやめろ!」

と、どなられました。このとき、すごくショックでしたが、「時間を常に意識しよう。」と思い、立ち直ることができました。

七月に入り、茶本演習が始まり、ますます自信を失くしました。なぜなら、できるところをまちがえ、点数をとりこぼしていたからです。そこで、夏休みに茶本の過去問をどんどん解き進め、復習もたくさんしました。それが功を奏し、九月頃には授業で入試問題をやるときも、点数をとりきれました。

また、K先生が作成してくださった暗記カードテストをやって良かったと思います。夏休み前は、理科の基本的な知識でもぬけていたところがあったのですが、抜けていた部分を夏休み中に暗記してテストに臨みました。だから、その後に行った理科のテストの基そ知識を間違うことはなくなりました。

十一月から志望校である洛南高附中の算数の過去問を解き進めました。そのとき、一回解いてわからなかったところも考え直すと、簡単だと思えたところも多く、自信につながっていきました。

しかし、〈日曜進学教室〉の《ウルトラコース》第二十回、国語の問題で、Ⅰ先生の合格点八十点を大きく割り、六十六点という結果でした。自分でその原因を考え、Ⅰ先生に、

「とれるところを落としたから。」

と話すと、

「そうやね。それと、最近、解き方が少し雑になってきてる。だから、今から調整すれば受験にはまにあうよ。」

と言われ、再び自信を取り戻しました。

一月に入ってからは、最後の調整で、洛南高附中の過去問を解いたり、苦手なところを直したり、わからないところも質問したり、の毎日でした。

そして、むかえた本番、洛南高附中の入試当日、多くの受験生に囲まれ、少し不安になりましたが、今までしてきた努力を思い出すと、その気持ちは消えてしまいました。普段と同じ状態で臨めたな、と思います。合格発表のとき、少し不安でしたが、一五七の番号を見て、うれしさがこみあげてきました。そして、学校から合格通知書をもらったときに、もっとうれしくなって思わずとびはねそうになりました。

これから受験するみなさん、合格するには問題を解いて、やり直して、また解いて……のくり返しが必要です。だから、自分のすべきことを考えた上で勉強し、合格してください。

最後になりましたが、成基学園の先生方、そして、家族全員に感謝の気持ちを贈りたいと思います。ありがとうございました!

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