洛南高等学校附属中学校 | ミスとの闘いとスランプからの脱出【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

洛南高等学校附属中学校
合格-2017年度

わたしの志は、

心臓外科医になり治すことが困難な心臓病をわずらっている方々を救うことです。

私がこの志をたてた動機は、重い心臓病をわずらって、希望を失っているかん者さんに、少しでも希望を持ってもらいたいと思ったからです。心臓外科医は大変な仕事だとは思いますが、人々の役に立つためにがんばりたいと思います。志にむけてこれからも、何事もあきらめずに根気よく物事を行えるようにしていきたいです。

ミスとの闘いとスランプからの脱出

私は志があります。それは医者になるという志です。その志を達成するためには、たくさんの勉強が必要です。そのため、私は一年生から、成基学園に通い始めました。しかし、勉強が嫌いな私は宿題も真面目にやらず、一日で終わらせたりさぼったりしていました。

そんな私が本気で勉強をやろうと決意したのは、四年生の頃、算数科のY先生に出会った時でした。

「こんな怖い先生いるんだ。」

そう思ったのは四年生になってから、たった数週間目の算数の授業でした。Y先生のどなり声でクラスは一しゅんにして凍りつきました。休けい時間にうるさかった私たちに雷を落としたのです。その時から、「今までのゆるい気持ちではいけないんだ」と思い、しっかり勉強するようになりました。

私は四年生から六年生にいたるまで、どの先生にも口すっぱく注意されたことがあります。それは、私の人一倍多いミスの量です。四年生の時からY先生やその他の先生にこのことで何度叱られたことであろうか…。六年生になっても、三回に一回は〈日曜進学教室(日進)〉でミスをし、その度に先生に叱られ、涙がかれるまで泣きわめきました。自分ではミスを直そう、注意をしようと思っても思い通りにいかず、何度もくじけそうになりました。けれども、先生や親の言葉に救われ、立ち直ることができました。

私が一番成長するきっかけとなったのは〈日進〉です。〈エントランスコース〉ではいいスタートをきり、調子が良かったものの、どんどん難易度が上がっていくにつれ、国語の成績が落ちていってしまいました。記述は思い通りに書けず、バツばかりで、一時期は本当に自信をなくしてしまった時もありました。私は、国語がどちらかというとずっと得意な科目だったため、〈日進〉で五十点台になった時は、「私は、本当は国語が苦手なんだ。」と思い込んでしまいました。そんな時、私を救ってくださったのは、国語科のI先生でした。I先生は〈日進〉の次の日、「栞奈は夏休みにもいっぱい茶本も解いてきたし、宿題も授業もがんばってきたやろ。そこで栞奈が自信なくしてどうする!」と、元気づけてくださいました。私はこのI先生の言葉が、再び国語の自信を取り戻すきっかけとなり、I先生の教えてくださったことを忠実に守って解くことができました。〈日進〉の〈ウルトラコース〉からは、国語の成績が以前よりもぐんと伸びていきました。

そうして安心したのもつかの間、十二月にもなり、理科と社会の成績が落ちてきてしまいました。「せっかく国語の成績があがったのに!」と思い、くやしかったです。理科も社会も、ベーシックまでは八十点以上は取れていたのに、〈ウルトラコース〉になったとたん、五十点にまで下がってしまいました。このままではやばい!!と。理科は苦手単元を質問しながら克服し、社会は先生にいただいた教材をかたっぱしから解いて、苦手な歴史を克服しました。その努力もあってか、〈日進〉の〈ウルトラコース〉の後半では理科も社会も良い順位が出て、自信が出ました。〈日進〉は自分の苦手単元を理解し、克服することに大きく役立ったものであり、自分の成長の大きなきっかけになったものでもあると思います。

〈日進〉も終わり、〈正月特訓〉も終わり、ついに、前受験である愛光中学校の入試本番がやってきました。思っていたよりあまり緊張はしませんでした。いつも通りリラックスして試験を受けることができ、結果も良かったため、良いスタートをきることができました。

その後何校か受験をし、本命の洛南高等学校附属中学校の入試本番の日になりました。当日は少し緊張していて、大丈夫かなと不安でしたが、先生や友だちの顔を見たとたん、一気に緊張がほぐれていきました。よく先生方は、「入試本番は二十一回目の日進だと思え」とおっしゃっていましたが、本当に周りは成基学園の人たちばかりで、久しぶりの〈日進〉を受けているかのような安心感がありました。いつも通り平常心で受けられたこともあり、自分なりに手ごたえも大きかったです。

ドキドキしながら迎えた洛南高附中の結果発表。掲示板に一六八番があった時は、あまり合格したという実感がわきませんでした。でも先生方がおめでとうと言ってくださるのを聞いて、少しずつ実感がわいてきました。今までの努力が一気に報われたような気がしました

私はこの三年間先生にたくさん叱られ、泣きわめき、精神的にも強くなり、成長することができました。様々な先生の指導や言葉は一生に残る大切な物になると思います。 最後に、今まで私を支えてくださった先生方、そしてお父さん、お母さん、本当にありがとうございました。

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