滋賀県立守山中学校
合格-2024年度
大好きな爬虫類も診られる獣医師になり、世界中の苦しんでいる動物たちを助けることです。
私は小さいころから動物が大好きでした。中でも特に爬虫類に興味を持ち、大好きになりました。しかし、深く知れば知るほど、病気や痛々しいけがのことも知りました。私は「人間以外の動物にも、人間のように、元気に楽しく過ごしてほしい。そのために、病気の動物はぼくが治してあげよう。」と思い、この志を立てました。この志を達成するために、勉学に励み、獣医科のある大学に進学したいです。
支え合うことの大切さ
ぼくが成基学園に入塾したのは、小学4年生の初めごろでした。兄が通っていたこともあり、「ぼくもここで学びたい。」と思い、入塾しました。中学受験をすることも考えていましたが、初めはまだ深く考えられておらず、塾に行っては帰る、という生活を続けていました。模試のやり直しは欠かさず続けていたので、入塾してから5年生の終わりまでは成績が伸び続け、「このままいけば、そんなに苦労しなくても合格できるのではないか。」と思っていました。
6年生の授業が始まると、同じ小学校のО君が入塾してきました。学校でも勉強を頑張っているО君が入塾してきたことは、ぼくの中でも大きな刺激になりました。しかし、6年生になって1回目の統一試験で、国語の偏差値が70から59へ大きく下がってしまいました。「このままではダメだ。」と強く感じ、それまで持っていた「合格できるだろう。」といった甘い考えが消えました。それからは、今までしてきた模試のやり直しに加えて、基礎を徹底的にやり直すことにしました。そのような生活を続け、夏期講習会に突入しました。夏期講習会では、今までの復習をしながら、自身の知識に抜けがないかを確認しました。また、滋賀県立中対策では、様々なお題の作文を書いたり、複数の資料を読み取る記述問題に挑戦したりしました。多くの問題を解くことで、夏休み前にはなかった自信がつきました。
夏期講習会が終わると、ぼくはО君と一緒に自習室を使っての勉強を始めました。ぼくもО君も合格するためには、より多くの勉強時間を確保しなければならないと思ったからです。自習室ではS先生からもらった作文課題を書いて、添削してもらうことを繰り返しました。また、6年分の過去問を解いたり、全国の公立中学校の過去問から、滋賀県立中学校に似ている問題をK先生に選んでもらい、それを解いたりしていました。ただ、これだけのことをしても、成績は思うように上がらず、「自分のやっていることに意味はあるのだろうか。」と考えることもありました。そんな時、いつも自習室で頑張っているTさんや、明るく接してくれるМさん、なにより、いつも友だちとして支えてくれたО君の頑張っている姿が思い浮かびました。一緒に頑張ってくれる友達がいる。そう思うと、それまでのネガティブな考えはふっとび、「自分がしていることを信じて頑張ろう。」と思えるようになりました。受験まで残り3ヶ月の期間は、思っていたよりも早く過ぎていきました。
入試の前日、ぼくはそれまでと変わらず、自習室に行きました。帰るときには、エスト教室のみんなと「明日、頑張ろうね!」と言い合い、S先生、K先生、T先生に、「力を出し切っておいで!」と言ってもらいました。不自然な言葉ではなかったけど、この2つの言葉は、ぼくの中でとても特別な言葉に聞こえました。その日の夜は、緊張してなかなか寝付くことができませんでした。
迎えた当日、1月13日、入試本番。いつもは早起きせず、何も言ってくれない兄が、この日は早起きをしてぼくに、「頑張ってこいよ」と言ってくれました。ぼくはこの言葉をとても嬉しく感じ、「絶対に合格しよう」という気持ちが強くなりました。電車に乗っているときはあまり緊張しませんでしたが、学校に着き、校門の前にいるたくさんの受験生を見ると、とても緊張しました。でも、校門の前にはK先生がいて、画面越しにS先生とT先生がいました。先生たちに励ましの言葉をもらい、緊張が和らいだぼくは、О君と共に会場へ足を踏み入れました。会場に入る直前に母がかけてくれた「頑張ってね!」という言葉に大きな力をもらえました。試験の開始直後は、緊張から字がうまく書けなかったけど、兄からもらった鉛筆を使うことで安心して試験を受けることができました。面接を終え、家に帰宅してから発表までの1週間は、長くも短くも感じ、そわそわする気持ちを抑えられませんでした。合格発表の日、自分の番号を見たときは、言葉で表せないほど嬉しかったです。
今、この受験録を読んでいる人へ。みんなもきっと、本番では緊張すると思います。でも、あせらないでください。本番で不安になったり、緊張したりするのは、自分が本気で頑張ってきた証です。友達とは、互いにいい距離感で、切磋琢磨できる関係を築いてください。
受験を終えて、いつもは少し冷たかったけれど、当日に優しい言葉をかけてくれた兄。ずっとぼくのことを応援してくれていた父。なにより、いつも送り迎えをしてくれたり、ぼくのことを考えてご飯を作ってくれたりしてくれた母に感謝しています。ぼくの受験を支えてくれた家族のみんな、本当にありがとう。これからもよろしくね!
保護者からのコメント
保護者名 福永 里絵
転機はО君の入塾でした。「努力をしないと抜かれる」ということを、身をもって知ったものの、すぐには本気になれず、6年生の秋からやっと毎日自習室に通うようになりました。同じく自習室に通っていたお友達のいつでも素直に前向きに取り組む姿や、コツコツと計画的に取り組む姿から学ぶことも多かったようです。お互いの苦手な分野を教え合ったり、お友達の朗らかさに元気をもらったりと、お友達の存在なしに息子の受験は「成功」しなかったと思います。
息子はこの短期間で見違えるほどしっかりとした顔つきになり、内面も逞しく成長しました。これから先、辛いこと、踏ん張らないといけない時もあるでしょう。でも、あなたなら大丈夫だと私は信じています。
成基学園の先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。特にS先生、3年間しっかりと私達親子に向き合ってくださり、大変心強かったです。本当にありがとうございました。
担任からのコメント
一希!守山中学校、合格おめでとう!
4年生から塾に来てくれた一希。「県立守山中学校に行きたい!」という思いを持ち続けて通った3年間、決して楽な道のりではなく、時には落ち込んだ日もあったよね。それでも、「中学受験」という大きな壁に挑んだ君を、私は誇りに思います。お家の方や、共に挑戦した友だちも、君の支えになったのではないかな。周りの人へも感謝だね。さて、この合格は、間違いなく君の頑張りで掴み取ったものです。ただ、ゴールを迎えたわけではありません。新しいスタートラインにたどり着いたのです。周りへの感謝を忘れることなく、これからも努力を重ねてください。新たなスタートをきる君を、仲間と共に挑み続ける一希を、いつまでも応援していますよ。本当におめでとう。
芝 優介
2024年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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浅井 直翔さん | 守山教室 |
2023年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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横田 菜那子さん | 守山教室 |
2021年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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石原 聡太さん | 守山教室 |
2020年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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福永 遥斗さん | エスト |