滋賀県立守山中学校
合格-2013年度
合格までの道のり
一月十二日。生まれて初めての入試がありました。私が受験をしようと決めたのは、将来の夢をかなえるためでした。私の将来の夢は、国と国とを結ぶ外交官になることです。
外交官になりたいと思ったのは、本と学校がきっかけでした。 小学四年生のときに、私は『ハリー・ポッター』というイギリスの本に夢中になり、何度も何度も読みました。『ハリー・ポッター』には、イギリスの人々の生活が、目に見えるように細かく書かれていたので、私は外国の生活に興味をいだくことができたのです。それからというもの、家にある外国の本を読みあさり、外国の伝統行事、歴史、観光スポットなどを調べ、外国の知識をつめこんだ気になっていました。そんなふうにして外国について調べていたときに、外交官という仕事を見つけました。「私ならなれるだろう。」と思いましたが、調べてみると、絶対に英語ができないといけないとのことで、私はこのとき、初めて、「英語」というものの重要性に気づきました。なにがなんでも「英語」をマスターして外交官になるということを、私はそのときに誓いました。
そして、六年生間近の春のころ、母のすすめもありましたが、将来の夢に近づくために六年間英語を集中して勉強したいと自分自身思っていたので、滋賀県立 守山中学校を受験することを決めました。それからは成基学園に入り、「滋賀県立中対策講座」を受けていました。学校や習い事の宿題もあったので、塾と学校と習い事をこなすのが本当に大変でした。特に私は、学校で積極的に組み体操委員や音楽集会の楽器演奏者に立候補していたので、ますますこなすのが難しくなる一方でした。それでも、友だちからの提案で一日の日程を立てて生活してみるようにすると、なんとか上手くいくようになっていきました。
私は、それほど家で勉強していたわけではありません。たくさん勉強すると効果が出ると思われがちですが、勉強した分をしっかり復習しないと意味がないと私は思います。ですから私は、毎日塾の宿題をし、塾の授業の復習をしていました。そうした生活をしていくうえで、つらいことは数えきれないほどありました。思い通りに勉強がはかどらないときや、兄弟がゲームをしたりテレビを見たりしているのを、うらやましく思ったときなど、たくさん怒って、たくさん泣きました。「もう受験したくない!」と思ったときもありました。しかし、毎回自分に、「何のために、受験しようと思ったのか。」を思いださせ、「自分の将来の夢のために、がんばろう。」と、立ち直らせるようにしました。そして、いよいよ入試前日。私は少しも緊張せず、いつも通りの生活をしていました。午後になると成基での出陣式に出席して、「なにがなんでも合格するぞ!」と心を改めました。そして入試当日。県立守山中の前では、成基の先生方が励ましてくださって、もらったカイロを持って入試に挑みました。
一月十九日、発表日。私は、「やれるだけのことはやったんだ。大丈夫。合格している。」と心の中でくり返しながら、母と、合格者の受験番号の中に私の番号がないかどうか探しました。すると私の受験番号があり、これは夢ではないかと頬をつねって、夢ではないことを確かめ、笑顔でその場でジャンプしました。母もそれに気づくとすごく喜び、何度も私にハイタッチをしてきました。笑顔で家に帰ると、家族が緊張した顔で待っていました。合格したことを告げると、みんなとても喜び、何度も、「えらかったねぇ。」とほめてくれ、家族全員でもう一度合格発表を見に行ってくれました。そのあと、受験を応援してくれていた親戚に、合格したことを電話で伝えました。みんな、自分のことのように喜んでくれました。心のなかのモヤモヤした気持ちがなくなり、幸せな日でした。
受験を終えた今から思うと、家族には本当に感謝しています。塾に通わせてくれ、送り迎えもしてくれました。私が勉強に集中できるように、家族ががまんしてくれたこともたくさんありました。家族がいたからこそ、合格できたのだと私は思います。本当にありがとうございました。
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