滋賀県立守山中学校 | 今までの努力が実を結ぶ【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

滋賀県立守山中学校
合格-2024年度

浅井 直翔さん

わたしの志は、

みんながアッと驚くようなものを作り出せるエンジニアになって、世界中の人々に笑顔と喜びを与えることです

僕は、小さいころからずっと“知りたがり”で、人を喜ばせることが好きだった。だから、将来は優れたエンジニアになって、今までだれも作ったことがないものを作り出し、この世の中を不自由がなく、かつ面白いものに変えていきたいと思っている。そのために、これからも日々努力を怠らず知識を増やし、自由な発想ができるようにしていきたい。

今までの努力が実を結ぶ

僕が滋賀県立守山中学校を志望した理由は、中高一貫校だからという単純なものだった。だから、はじめは「入れたらいいや」程度の軽い気持ちでしかなかった。いざオープンキャンパスに参加してみると、国語ディベートや英語ディベートなど、特色ある授業にとても興味をひかれ、「絶対に県守に入りたい!」という強い気持ちに変わっていった。

僕が成基学園に入園したのは、5年生の春だった。それまで塾というものに行ったことがなく、「うまくやっていけるのかな?」という大きな不安があった。実際、授業が始まってみると、学校では習っていないことばかりで、僕には続けていくのが無理なのではないだろうかと、自信を失くしてしまった。しかし、すぐに友達とも仲良くなり、やがて授業にもなんとかついていけるようになった頃、県立中の対策授業を初めて受けることになった。そこでは、普段の授業よりも、ずっと難しい問題に取り組んでいることに驚かされた。それでも授業には食らいついていくようにした。

6年生になり、僕の心が折れそうになったことが2つある。1つ目は、О先生の宿題量だ。今までとは比べ物にならないほどたくさんの宿題が課された。毎日塾だけに専念できるのなら、大変ながらもきっちりこなしていけただろう。だが僕は、水泳のトレーニングを週6日行っていた。だから、宿題の提出が期限ギリギリになることが多かった。しかし、それでも出された宿題は必ず毎回やっていた。なぜなら、先生が「今まで合格してきた人はみな、やるべきことを完璧にこなしていた」と言っていたからだ。ときには、もう無理とすべてを投げ出したくなることもあったが「絶対に合格したい」という気持ちのほうが強く、その思いを胸に粘り強く頑張った。

2つ目は、K先生の作文の添削である。作文の授業では何枚もの作文を書き、提出した。それだけでもしんどかったのだが、提出するとすべてダメ出しで返ってきた。自分の中で「結構いい感じに書けたな」と手ごたえを感じた作文であっても、びっしりと赤字できびしい添削が添えられて返ってきた。僕は「何がダメなんだ」と、不満を募らせることが多かった。でも、そのダメ出しのおかげで、確実に実感できるほど作文を書く能力が鍛えられた。K先生の毎回の指摘に気をつけて作文を書くと、文の構成がうまくなり、次第に読みやすい文章が書けるようになっていった。

僕がいつも大切にしてきたことは、わからない問題や間違えた問題をそのままにしないということだ。ごく当たり前のことに思えるかもしれないが、これは本当に重要だ。間違えた問題の答えだけを見て、わかった気になってはいけない。僕はそのような中途半端な勉強方法で、同じ問題に何回もつまずいてしまったことがある。答えをながめるだけでなく、解答の解説をしっかりと読み解くことが大切だ。解説を見ても理解できないときは、先生を頼ればいい。僕はしょっちゅうО先生に「ここはどうするんですか?」と聞きに行っていた。О先生は時間がなくても、いつも丁寧に教えてくれた。こういう時こそ遠慮せずに先生をうまく利用することが大切だ。

入試前日の夜、S先生から励ましの電話があった。それだけでだいぶ気持ちが楽になった。そして入試当日、僕は緊張していたが不思議と不安はなかった。なぜなら、「もうこれ以上やることはない」というところまで突き詰めていたからだ。県立守山中の校門の前にО先生が立っていた。そこでО先生は、「珍しく緊張しているみたいだね」と笑いかけるように言ってくれた。その時、肩の力がふっと抜けるような感じがした。そして試験が始まった。僕は「いつも通り」を心がけ試験に臨んだ。

合格発表日、今までにないくらい緊張していた。そして自分の番号を見つけると、嬉しい気持ちと開放感でいっぱいになった。ここでようやく、僕は「志」達成への第一歩を踏み出すことができたのである。

これから受験をする皆さんに、大切にして欲しいことがある。それは、塾の先生がおっしゃったことは、「しっかりと守る」ということだ。塾の先生は受験のプロなので、言うことをしっかりと聞いて、それを守って実行すれば必ず合格へ近づくことができる。また、仮に受験に失敗してしまったとしても、「あのときもっと頑張っておけばよかった」とならないようにして欲しい。それはとても悔しいことだ。みんなには受験で後悔はして欲しくない。

僕はたくさんの人のおかげで合格することができた。成基学園のS先生、О先生、K先生、5年生のときお世話になったY先生、そしてお父さん、お母さん、皆さんには、感謝の気持ちで溢れている。今までありがとう。そしてこれからもよろしく。僕は期待に応えられるよう、これからも精一杯頑張るので応援よろしく。

保護者からのコメント

保護者名 浅井 美香

「なんとなく」で目指し始めた県立守山中学校。いくつかの塾を体験し、「この塾に通いたい!」と息子が選んだのが成基学園でした。子ども扱いせず、一人の人間として対等に接してくれる環境が息子に合っていたのだと思います。入塾して2年。息子は大きく成長しました。特に「志講座」において、自分のなりたい姿が明確になり「なんとなく」目指していた県中合格が、「絶対に」叶えたいものへと変わりました。勉強する意義を見出し、漠然とこなしていた宿題にも真剣に取り組むようになりました。受験後、「やるだけのことはやった。」と、晴れやかに話す息子を見て、受験して良かった、と感じました。この2年間必死に努力し、やり切った経験は何事にも代えることはできないでしょう。無事に合格をいただけ、感謝の気持ちでいっぱいです。2年間、息子を指導してくださった先生方、本当にありがとうございました。

担任からのコメント

直翔くん、県立守山中学校合格おめでとう!
今年は、大活躍の一年になりましたね。世界青少年志プレゼンテーション大会では、受験生にも関わらず、時間を惜しまず一生懸命プレゼンの練習に励み、見事「最優秀賞・文部科学大臣賞」に輝いてくれました。指導メンターとして、とても誇らしく思います。学校でもたくさん表彰されましたね。そんな直翔くんの良いところは、素直でひたむきに頑張れるところ。授業で先生たちが話したことをきちんと受け取って地道に実践していく、一見簡単そうでなかなかできないことを最後までやり通してくれました。決めたことをやり抜くこの信念こそが、県立守山合格を始めとする数々の素晴らしい結果を生み出したのだと思います。これからも、直翔くんらしさ全開で、より一層「志」に磨きをかけて、世界をより良きものへと変えていける、カッコイイ大人になってくれることを期待しています。

岡島 正和

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