滋賀県立守山中学校 | 努力すること【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

滋賀県立守山中学校
合格-2019年度

佐藤 圭汰くん

わたしの志は、

だれもが元気にスポーツや勉強ができる世界にするために、世界一のサッカー選手になって、いろんな子どもたちに挑戦できる道をつくることです。

僕はサッカーをしていて、あこがれている選手がいます。彼は、貧しくてポリ袋で作った彼のユニフォームを着ていた少年に、本物のユニフォームをプレゼントしていました。僕はこのことを知り、サッカー選手としても人としてもすばらしい選手になりたいと思い、この志を持ちました。この志を達成するために、中学校ではサッカーを一生懸命取り組み、そして人としての振る舞い方などにも磨きをかけていきたいです。

努力すること

僕が成基学園に入塾したのは、小学五年生の四月でした。その頃は、受験をするという自覚は殆どなく、ただ授業を受けて宿題をする毎日でした。

しかし、初めて受けた五年生の〈滋賀県立中対策模試〉では、志望校の滋賀県立 守山中学校が、D判定と悪い結果でした。このことにより、僕は受験の厳しさを目の当たりにし、受験をするという自覚が芽生え始めました。そして、毎日少しですが自主学習を始めました。

一週間、一ヵ月と過ぎていき、成績も徐々に上がっていきました。同時に、勉強量も増していきました。

五年生の終わり頃になり、六年生に向けて大きく勉強量が増しました。しかし、勉強量が増していくと、宿題と自主学習を両立することが難しくなってきて、嫌になって投げ出そうとしたことや、ゲームをして勉強をしないという日が多くありました。そんな僕を母は、それまでにないくらいに叱ってくれました。そして、それまでの自分の行動に、怒りと悔しさがわいてきました。その次の日から僕は、それまでの遅れを取り戻すくらいに勉強をしました。

六年生になり、僕は大きく変わりました。

六年生の初めも五年生の終わり頃と変わらないくらいの勉強量でした。しかし、成績は伸びなくなり、下がっていく一方でした。K先生と母との三者面談で、先生がすごくおどろいたことがありました。それは、僕の自由時間の長さについてです。僕は、自由時間の約八割をしめるゲームの時間を言いました。「三時間くらいです。」先生は、僕の言葉を聞いておどろきをかくせずにいました。

そこで先生と僕は、ゲームの三時間を一時間にし、勉強の時間を二時間から五時間にする約束をしました。今ではこの約束に感謝しています。めんどくさがりで、嫌なことはあまりしてこなかった僕が、この約束をして勉強に本気で取り組むことができたからです。

そこから毎日、何時間もの勉強が始まりました。

一月十二日、ついに県立守山中の入試の日がやってきました。家を出るとき、僕はとても緊張していましたが、父と母が、「今まで努力してきたことを、全部出しきってね。」と言ってくれました。また、県立守山中の前まで行くと先生方が立ってくださっていて、K先生が、「落ち着いて。解けない問題があったら、深呼吸をしてまた取り組んだらいいから。」と言ってくださいました。

僕は、言われたことを入試会場でも思い出し、できるかぎりのことはしようと、全力で取り組みました。

面接では、〈滋賀県立中高一貫校対策土曜特訓(土曜特訓)〉で教わった所作や、最初に大きな声で、「はい」と言って、手を挙げ発言することを意識しました。

そして、一月一九日の合格発表、父と母と一緒に県立守山中まで行きました。向かっている途中、父と母から、「不合格でも、また高校受験で行きたい学校に行ったら良いから。」と言ってもらいました。少し気が楽になりました。

守山駅を出て歩いていくと、K先生と出会い、一瞬にして緊張しました。なぜなら、先生は結果を知っていて、表情も固かったので、落ちてしまったのかもと思ったからです。先生は結果は言わずに去って行きました。 門の前まで来て、掲示板までは一人で行きました。そして目を向けたとたん、自分の受験番号が目に飛び込んできました。僕は興奮を抑えきれずにいて、母が父と共に喜び合いました。

今思うと、全て周りにいてくれた家族や先生方のおかげで合格できたので、感謝しています。また、これからは、勉強量やサッカーの練習量が大きく増し、大変になります。だからこそ、両立できるように努めていきたいです。

僕は、めんどくさがりであまり勉強をしていなかったため、最後にそれまでの遅れを取り戻すくらいに必死で勉強をすることになったけれど、六年生の初めやそれよりも前からコツコツと勉強をしていれば、あせらずにする必要もないので、後回しにせずにコツコツと受験の準備をしていってください。

さらに、中学校が最終学歴になるわけではありません。これからも努力を惜しむことなく、元気に楽しく歩んでいきたいと思います。

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