滋賀県立
守山高等学校(普通科)
合格-2023年度
勉強を通して学ぶことの楽しさを知ってもらうために、教師になって多くの子どもたちの興味関心を引き出し、誰よりもわかりやすく教えることです。
私は、勉強することが嫌いでした。しかし、ある先生との出会いがきっかけで、私にも得意教科ができました。得意教科が見つかると、勉強を楽しめるようになりました。勉強が嫌いかそうでないかは、これからの人生に大きく影響すると思います。私は、生涯を通じて付き合っていく「勉強」というものを、子どものうちから少しでも楽しんでもらえるようにわかりやすく教えることで、学びの魅力を伝えていきたいです。
第一志望へ向けて
私は受験を通して、単に教科の知識を得ただけでなく、他にもたくさんの学びがありました。そのことをお話ししたいと思います。
中3の春期講習が終わった頃、第一志望合格のために、もっとレベルの高い授業が受けたい、より発展的で面白い授業が受けたい、と思うようになり、Hクラスから上位のSクラスに移籍して勉強することに決めました。中学1年生からずっとHクラスだった私にとって、Sクラスの人たちはものすごく勉強ができる、別の世界の人たちだという印象がありました。その中で勉強するなんて不安で仕方がありませんでした。それは、私は背伸びをして無理をするよりもマイペースで勉強をして、褒めてもらった方が伸びる性格だと思っていたからです。いざ、Sクラスでの授業が始まると、思っていた以上に進むスピードが速く、また応用問題も多くて戸惑いました。単元テストでは、周りの人が満点や合格点を取っているにもかかわらず、私は多くのテストで再テストになり、とても悔しい思いをしました。正直、塾に行きたくないと思うことも増えました。しかし私は、あえて塾の自習室を利用することに決めました。授業が1コマしかないとき、塾が開いている時間は、できるだけ自習室に通いました。また、毎日寝る前5分だけ歴史の漫画を読んでみるなどの工夫をしてコツコツと勉強するようにしました。すると模試の成績や教室内順位が少しずつ上がってきました。偏差値や順位のように自分の頑張りが数字で目に見える形で現れてくると、より自信を持って勉強に取り組めるようになりました。クラスが変わって毎日が大変になりましたが、塾の勉強は必ずその日のうちに復習をするように心がけました。そうすることで記憶が新しいうちに、しっかり頭に入れることができるからです。このように受験直前まで根気よく勉強を続けてきました。学校の昼休みはもちろんのこと、授業の合間の短い休憩時間にも、よく出る漢字や四字熟語を解いては間違えた問題のチェックをするようにしてきました。すると実際の入試問題では、漢字の覚え直しをしたところがズバリ出てきました。入試本番という緊張した中にあって、「この漢字全部知ってるやつや、私できるやん。」と思えたことで気持ちがすっと楽になり、それ以降の問題も落ち着いて解くことができました。毎日諦めずに継続して勉強に取り組めたのは、中学1年生の頃から第一志望の高校に入学したいと強く思い続けていたからです。教室の、ちょうど私の座席から見えるところに、憧れの高校のポスターが貼ってありました。勉強で疲れたときには、その楽しそうな文化祭の写真を見るたびに、また頑張ろうと思えることができました。自分はなぜ勉強しているのか、もし目標がはっきりしていなかっとしたら、勉強を「やらされている」と思ったことでしょう。私は、第一志望の高校を早くに決めていたからこそ、成績が上がらない時にでもめげずに諦めずに勉強ができたのだと思います。入試当日は、これまで感じたことがないくらい緊張して、手をぎゅっと握りしめていないと震えが抑えられませんでした。問題を解いていくうちに、わからない問題が出てきました。そこで私は、先生が言っていた「自分が難しいと思う問題は、この場の全員が皆同じように感じているんだ」という言葉を思い出しました。決して私だけが取り残されているのではない、と気持ちを切り替えることで、残りの問題も落ち着いて解くことができました。総合問題Ⅰ、Ⅱはどちらも苦手とする問題形式でしたが、繰り返し復習してきた問題が出題されており、自分が頑張ってきた成果を目いっぱい出せることができました。「知っている!できる!」と次々に問題を解き進められたので、気持ちよかったです。たくさん過去問題を解いてきた中でも、この日の試験問題が1番良く出来たように思えたので、合格発表まで待ちきれない気持ちでした。そして発表の日、学校の先生から合格を告げられた時には、本当に嬉しくて、「ありがとう」という気持ちでいっぱいになりました。これまで、特に中1から中2の間、たとえ結果が数字に現れてこなくても、あきらめずに勉強を続けてきたことで、最後に努力が実りました。今まで頑張ってきて本当に良かったと思います。国語の担当の先生が言っていた、「必ず言ったとおりになる」という言葉がとても身にしみました。勉強しやすい環境を作ってくれたお父さんお母さん、不安になったとき話を聞いてくれた塾の先生や学校の先生、一緒にテストの点数や模試の偏差値を競い合った塾の仲間たち、みんなに心からの感謝の気持ちを伝えたいです。これから受験を迎える皆さんへ。入試が近づいてから、慌てて急に勉強を始めても良い結果を出すことは難しいです。だから今すぐにでも勉強を始めてみてください。そしてコツコツ続けてください。先生を信じてください。必ず結果はついてきます。頑張ってください。
保護者からのコメント
保護者名 石原 香苗
先生になりたいというのが幼稚園の七夕の短冊に書かれた美空の夢でした。今も変わらず同じ夢を持ち続けています。
成基学園では入塾の段階から、志を意識して努力の方向を示していただきました。何のために勉強するのか分かるということは美空にとって勉強を続ける大きな助けになりました。受験時期までに勉強する姿勢が整いました。
それでも、入試直前の緊張感で親の声も届かない時、先生方のアドバイスは心に響き、合格することができました。普段からのコミュニケーションのおかげだと思います。美空の夢への継続力を尊敬しています。
美空にとって学園での経験は将来への糧となり、自信を持ってこれからのステップを歩んでいけると思います。私達、親は、これからも応援し続けます。
最後に、担任の先生、ご指導くださった先生方、成基学園でお世話になった全ての皆様に感謝を申し上げます。
担任からのコメント
かたつむり そろそろ登れ 富士の山
これは先生が高校生のとき、古文の先生が紹介してくれた俳句です。先生が美空さんのことを形容するのであれば、これがぴったりだなと感じます。
決して器用なタイプではなかったけれど、とにかくコツコツと努力でき、なかなか結果が出なくともそれを継続できるのが何よりの強みでしたね。
特に記憶に残っていることは、中学2年生の頃にテスト勉強の相談をしていたとき、英語の教科書本を完全に覚えてくるように、と言うと本当に完璧に覚えてきてくれたこと。なかなかできることではないけれど、よくやり切ってくれました。
特色入試の合格発表日。美空さんがいの一番に合格の電話をくれたとき、その笑顔が目に浮かぶようでした。そのときの気持ちを忘れずにこれからも邁進して下さい。
吉野 和人
2019年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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郷原 陽向さん | 草津 |
2018年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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越後 由羽さん | エスト |
2017年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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塩田 雅大さん | エスト |
2016年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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H・Bさん | 守山 |