滋賀県立
守山高等学校（普通科）
合格-2018年度

英語でいろいろな国の人とコミュニケーションをとることです。

塾の帰り道、イギリスから来たという男女に道を聞かれました。そのとき私は一人で、とまどいましたが、せっかくの英語を話す機会だと思い、学校や塾で習った表現を使ってなんとか案内することができました。自分の話した英語が伝わることで外国の方とコミュニケーションがとれて嬉しかったし、自信にもなりました。このことをきっかけに、もっと自分が話す英語で人とつながりたいと思いました。

グローバルな人間になるために

私が小学六年生のとき、祖父から「これ読んでみたら？」と新聞の切り抜きを渡されました。何だろうと思い、手に取り見てみると、そこには簡単な英文が書かれていました。読み方がカタカナで書かれており、そのまま読むだけでまるで私が英語を話しているような気分になりました。

このことをきっかけに、英語を話す楽しさや英語に対する興味が湧きました。そこで英語を話すことはもちろん、書いたり、読んだり英語を総合的に学べるところはないかと探しました。そして見つけたのが英語教室のレプトンでした。中学校は英語に力を入れている学校に進学しました。そこには外国人の先生もおられて、とても恵まれた環境がありました。友だちが気軽に外国人の先生と話している様子を見て、私ももっとたくさん外国人とお話ししたいと思い、週二日あるレプトン教室を楽しみながら真剣に取り組みました。

そして中学二年生のとき、たまたま友だちが成基学園に通っていたので私も〈夏期講習会〉から通い始めました。そこで友だちが一生懸命に勉強している姿を目の当たりにして、今までの自分の勉強方法が間違っていたことに気づき、このままではいけないと思いました。常に目標を設定しながらそれをクリアしていくことで積み重ね、着々と実力を伸ばすことができました。成績が上がると、勉強に対するモチベーションも上がりどんどん楽しくなりました。

中学三年生になり、受験生となったのですが、最初はなかなか実感が湧きませんでした。しかし、八月の〈夏期学習合宿（合宿）〉に参加したことで私の受験に対する意識がガラリと変わりました。受験まではまだ半年もあるという私の中の考えが見事に崩れたのです。〈合宿〉のクラスで自分の周りに座っているのは同じ学力の人たちで、その学習に対する取り組み方や一生懸命な姿勢にプレッシャーで押し潰されそうになりました。

〈合宿〉自体も授業はものすごいスピードで進むし、毎日テストがあるし、心が折れそうになることが何度もありました。その度に思い出すのは、〈合宿〉中にいろいろな先生方から伺ったお話や言葉でした。

中でも一番心に残っているのは、担任の先生の「限界は意外と限界ではない。」という言葉です。確かに、〈合宿〉中にもう無理だと思ったけれど、最後までやり遂げることができたし、終わってみればこれからもっとがんばることができるような気がしました。たくさんの人たちに支えてもらい、お互いに刺激をもらうことができた夏の〈合宿〉は私にとって大変貴重な経験となりました。

その一方で志望校を決めるとき、非常に悩みました。それは、自分の将来の夢がまだ決められていなかったからです。そこで高校でどんなことがしたいのかを考えてみると、頭に思い浮かぶのはやはり英語でした。そこで英語に力を入れているという高校を志望校に決めました。しかしながら、当時の私の学力は決して十分とはいえませんでした。何度も成績のことについて悩みましたが、その度に先生方がアドバイスをくださり、相談にものってくださいました。そのいただいたアドバイスに忠実に行動して、〈日曜特訓講座〉も真剣に取り組み、わからないところはわかるまで追究したりして、講座の復習は必ず行うようにしました。

そしてたくさんの人に応援されながら迎えた受験当日。不安の中にもどこかやりきった感もあり、自分自身にどこか期待を感じました。きっと今までやってきたことに自信があったからだと思います。

緊張すると思った試験も、集中をきらすことなくリラックスして問題を解くことができました。そして、全教科の試験が終わったあと、今までの過程に満足しており、結果はおのずと付いてくると思えるようになりました。しかしながら、全く不安がなかった訳でもありませんでした。

そして、合格発表において、最高の結果を得ることができました。これは、私だけで勝ち取った結果ではないことは明らかです。本当に成基学園の先生方にはお世話になりました。合格を伝えたときも自分のことのように喜んでくださいました。また、家族も私のしたいことに全て賛成してくれて、費用や勉強のできる環境づくりをしてくれたことに感謝しています。本当に全ての人に感謝したいと思います。