滋賀県立彦根東高等学校(普通科)
合格-2024年度
これからの社会をつくる人達のために誰にでも寄りそう教師になって、子供達がそれぞれの特技を活かせる進路に導くことです。
私は今回の中学受験でたくさんの先生に勉強のこともそうですが、継続することの大切さや、やるべきことをしっかりやるということの大切さなども教えてもらいました。先生に教えてもらったことで私は変わることができたので、私も、子供達をそれぞれの人にあった進路に導きたいと思ったので、この志を決意しました。
受験は団体戦
私の志は「これからの社会を作る人達のために、誰にでも寄り添う教師になって子供達がそれぞれの特技を活かせる進路に導くこと」です。自分が受験を通して変わることができたので、私も教育に携わり、子供達の進路に関わる仕事がしたいと思いました。
私の受験勉強の始まりは中学1年になる前、初めて成基学園の春期講習会を受けたことでした。講習を受ける前は、塾は恐ろしい先生がたくさんいて、毎日のように怒られる場所だと思っていました。しかし、塾で授業を受けてみると、むしろその反対で先生と生徒の距離が近く、第2の学校のような場所でした。私はその塾の雰囲気が好きで、すぐに入塾することを決意しました。そかし、入塾したのはいいもの、そもそも私は勉強が嫌いで、塾の宿題をほとんどしていませんでした。塾に行く日は毎回新しい言い訳を考えるほどでした。ですが、そんなどうしようもない私に、先生たちは根気よく何度も宿題を出すように指導してくれました。普通なら提出させることをあきらめてもおかしくないでしょう。この先生たちの生徒に対する思いや、先生と生徒の距離が近いことが私を何度も救ってくれました。
しかし、先生たちのそんな思いに気づくことのないまま、中学3年生になりました。しかも、3年生になった途端、担当の先生は全員代わってしまい、新しい方ばかりになりました。しかし、このことが私にとって大きな転機になったのです。先生たちが代わってから私は宿題を提出するようになりました。理由はシンプルなもので「受験生になった」からではなく、新しい先生が恐ろしかったからです。特に、英語のS先生はとても厳しい先生でした。ある日、私がそれまでの先生と同じように宿題をせずに「部活が忙しくてできませんでした」と言い訳をしました。すると、そこは何とか許してもらえる雰囲気だったのに、もう1人の友達が「私も」と言い出し、私の頭の中は「これはマズイ」で埋め尽くされました。そのあとは皆さんの予想通りめちゃくちゃに先生から叱られ、その怒りに触れて私も宿題に対しての在り方を見直しました。そして宿題をするようになると、理解できていることとそうでないことも区別でき、授業での理解度も上がりました。その後もS先生の授業を受けたり、面談で話したりするにつれ、先生が本当に私のことを考えてくれていたのだとわかりました。あの時の怒りは私たち生徒にしっかりとした大人になってほしいという、先生の強い気持ちがこもっていたのだと思えました。他の先生たちも、注意をする時はしっかりと指導されましが、普段はとても話しやすく、私たちのことをよくほめてくださいました。先生からほめられるととてもモチベーションが上がり、とてもうれしく、そうやって先生たちは受験生の私たちを支えてくれました。
模試や日曜進学教室(日進)、過去問などの成績に一喜一憂してしまいがちですが、私は「決められたことをコツコツ繰り返す」という基本的なことを3年になって着実に身につけられたことが受験の大きな武器になりました。
さらに、私の支えになったのは塾のクラスの仲間もです。苦手な科目を教えてくれ、私も自分の得意な科目に関しては友達に教える、そんな風景がいつもありました。日進や模試では互いに競い合い、お互いを高められる。受験は団体戦ということを一番うまく活用できたのはクラスのみんながいてくれたからです。
そして、たくさんの人に支えられて向かった3月の入試当日。頭の中は入試への不安と入試がもうすぐ終わる、という喜びもありました。それだけ最後の数か月は自分を追い込めたと思います。試験が始まると、1教科、1教科に先生の教えてもらったことが頭をよぎりました。これは本当に心強いことでした。中でも苦手だった社会は先生がどのような言葉で説明をしていたかを思い出せ、意味を理解して暗記内容を解答できました。だから入試後は大きな達成感と支えてくれた人への感謝で胸がいっぱいになりました。合格発表の日も、自分の合格の喜び以上に、塾の友達も合格しているかどうかが気になりました。友達を通じてみんなが受かっていることがわかり、塾で切磋琢磨した日々がようやく意味を見出してくれたように思いました。
私は成基学園で勉強以外のことも多く学びました。自分の弱点から目を背けないこと、人と協力する大切さ、人を頼ることへの勇気、自分を支えてくれる人に感謝をすることです。
私はこれから先の高校生活で、成基学園で学んだことを忘れず、新しい友達にも伝えていきたいと思います。今までありがとうございました。
保護者からのコメント
自由奔放な息子は、勉強する環境がないとやらないだろうと思いましたので中学生になるのを機に入塾を決めました。塾では授業を楽しみ新しい友人たちもできて、辞めたいと言ったことは一度もありませんでした。彼にとって塾に通うことは生活のルーティーンとなっていたのでしょう。
3年生になり受験校を決めた頃、モチベーションが下がり気持ちが勉強に向かない時期がありましたが、最終的に息子は結果を出すから勉強しなさいと言わないでくれと宣言したのでした。私達家族も何か言いたくなる気持ちを抑えて息子の力を信じ、陰から応援し見守ることにしました。息子は最後まで塾に通い合格することができました。
息子にとって塾は勉強だけではなく第2の中学校として先生方や仲間と過ごした場所であり、受験は息子と家族を成長させてくれた貴重な経験となりました。本当にお世話になりありがとうございました。
担任からのコメント
唯人,彦根東高校合格おめでとう!仲間達と共に,自習室でのラストスパートで勝ち取りましたね!!
「T先生来るかな,Yっしー来るかな?」卒園式を前にお世話になった先生方との再会を期待する君がいました。1年前,守山教室のメンター陣がほぼ変わり,慣れるのに時間がかかった生徒もいた中で,クラスの仲間達との学習時間を楽しんでいた君の存在は際立っていました。
とはいえ受験勉強へのエンジンはかからず,志望校もあちこちしたね。先生達もそこが心配でした。11月になり「さすがに勉強するわ!」との発言を得てホッとしましたよ。そんな君をずっと温かく見守ってくださっていたのはご両親。この受験を通してマイウェイを保つことができたのは,ひとえにご両親のおかげではないでしょうか。それが入試直前の馬力につながったのだと思います。感謝の気持ちを忘れずにね。
君にはまだまだ伸びしろを期待しています,本当に。さあ,赤鬼魂の伝統校へ,新たな一歩を踏み出す君に心からエールを送ります。
新枦 昌子
2022年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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三﨑 大誠さん | エスト |
2018年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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湯地 恵美梨さん | ギャザ |
2016年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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S・Kさん | ギャザ |